flight2005

航空機関連の情報をアップしています。今日もナイスなフライトをお願いします。

[スカイマーク]操縦中に「はい、ピース!」

2010-03-12 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
スカイマークを糾弾するつもりはないが、このところ同社の記事が後を絶たない。機長の決定を会社が変更したり、カゼ?により機長の代替きかず欠航。そして今回は禁止されている飛行中のコクピット内で写真撮影。

何を考えているのか?
プロとしての自覚がまったく感じられない残念なニュースでした。


飛行中の操縦室で機長ら「ピース!」…写真公表 3月12日12時13分配信 読売新聞

 スカイマークの男性副操縦士(諭旨解雇処分)が飛行中の操縦室内で客室乗務員らと記念撮影していた問題で、前原国土交通相は12日の閣議後記者会見で「極めてゆゆしき問題」と述べ、同社から提出された写真を公表した。
 国土交通省は東京・大田区のスカイマーク本社の立ち入り検査を行い、副操縦士らのライセンス停止など、行政処分を検討している。
 前原国交相は会見で写真を指さして、「機長、副操縦士、客室乗務員の全員が運航中にこっち(後方)を向いている。乗客がいる機内でこういう状況が起きるのは、言語道断で許されざる行為」と非難した。
 前原国交相は、スカイマークが先月、体調を崩していた客室乗務員の乗務をやめさせようとした機長を交代させた問題についても「安全輸送がないがしろにされ、利益至上主義と言わざるを得ない。安全より利益が上では、航空会社の使命を全うできない」と批判した。

[スカイマーク]安全より利益を優先か!?

2010-03-10 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
航空機を運航する最高責任者である機長の決断を会社が否定。そして会社の指示に従わなかった機長を事実上解雇に。

事件は2月5日のスカイマーク羽田発福岡行き17便。乗務予定のCA責任者が何らかの原因(カゼか)で十分な声が出ず、機長は緊急時の対応が出来ないと判断。乗務員の交代を要請。しかしスカイマーク会社側はこれを拒否しそのままの運航を指示。機長は命令を拒否し、スカイマーク会社側は別の機長で運航した。

今まで会社側とこの機長との間に何があったのか解らないが、基本的な安全について、会社側がないがしろにしたと理解されても仕方ない結果となってしまった。非常事態はそうそうあるものではないが、だからこそ万全を期して臨む必要がある。安全上の問題で機長を交代したと発表しているが、会社都合で機長を交代したと訂正した方が解りやすい。
お客様にとって、何が一番望まれているのか、もっと真剣に受けとめて頂きたい。不安なスカイマークから安心のスカイマークへ改善される事を望む。


国土交通省発表
スカイマーク社における安全管理上の不適切な対応について平成22年3月9日

スカイマーク社において、以下のとおり、安全管理上の不適切な対応があったことから、本日付けで航空局から同社に対して、文書により厳重注意を行いましたので、お知らせいたします。

1.事案の概要
 本年2月5日、スカイマーク017便(羽田-福岡)の機長は、運航開始前に先任客室乗務員が十分に声が出せない状態にあることに気づき、緊急時の乗客の誘導等に支障をきたすと判断し、当該乗務員の交替を求めた。これに対し、社長及び安全統括管理者である会長は、機長に対して客室乗務員の交替を行わないまま運航するよう求めたが、同機長がこれを拒否したことから、機長を交替させ当該便を運航させた。

2.航空局の措置
 機長は、飛行前に乗務員の職務分担等を確認し、航行の安全に支障がないことを確認した後に航空機を出発させることとなっており、また、運航に関する安全のための判断及びその措置の最終決定権を有している。一方、最高経営責任者及び安全統括管理者は、全社員に対して安全最優先の基本方針を徹底させるとともに、関係法令等の遵守を指導し、率先して輸送の安全性の向上に努めるべき立場にある。
 今回、社長及び安全統括管理者は、このような立場にありながら、機長の安全上の判断を否定し、運航を命ずることは安全運航体制を脅かしかねない行為であり、安全管理上の不適切な対応であった。
 このため、本日付で航空局からスカイマーク社に対して文書で厳重注意を行った。




国交省、スカイマークに厳重注意 機長判断否定 安全脅かす 3月10日8時15分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 国土交通省は9日、客室乗務員の交代をめぐり、スカイマークが、最終決定権がある機長の判断を否定し、運航を命じたとして、同社の西久保慎一社長らを呼んで厳重注意し、安全管理体制の見直しと報告を求めた。
 国交省によると、2月5日の羽田発福岡行き17便ボーイング737(乗客乗員183人)で、出発前に外国人機長が、責任者の客室乗務員について「十分な声が出ず、緊急時の乗客の誘導に支障をきたす」と判断、交代を要請した。
 しかし、事情を聴いた西久保社長や井手隆司会長は「乗務には問題はない」として、交代しないまま運航するよう命令、機長は命令を拒否し、同社は別の機長にかえ、運航。同社は「機長にふさわしくない」として、2月5日付で契約解除した。17便は、約1時間遅れで出発した。
 国交省は「機長の判断を否定し、運航を命じることは、安全を脅かしかねない」と指摘。同社は「安全上の問題で機長を交代したが、結果として機長の権限の扱いに疑義を抱かれた。厳重注意は真摯(しんし)に受け止め、利用者に迷惑を掛けないよう努力したい」としている。

[松本空港]気圧データ違いで着陸やり直す

2010-03-08 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
2月12日、松本空港に着陸侵入中の旅客機が実際より高い高度を飛行している事に気付き、着陸をやり直していた事がわかりました。このトラブルによるけが人はでておりません。

ダイハードという映画を覚えておられますか?
空港の着陸システムを占拠し、実際より低高度を指示し旅客機を落としてしまう内容でした。
今回はたまたま実高度より高いデータを飛行機に伝えていますが、逆だった場合、しかも視界が悪く、計器飛行で高度を下げていたら・・・(実際はあり得ませんが)
高度660メートルで既に着地ですから、大惨事になっていた可能性もあります。
手動でデータを入力したから誤った!
たまたま大惨事にならなかっただけで、危機意識があまりにも低すぎるように伝わります。手動時のダブルチェックマニュアルの整備と実施を徹底し、絶対の再発防止に努めて頂きたい。


松本空港、データ誤入力で着陸やり直す 3月8日12時39分配信 TBS

 気象庁によりますと先月12日、松本空港に着陸しようとした日本エアコミューターの旅客機が、滑走路の数キロ手前で適正な高度より高い位置にいることに気付き着陸をやり直しました。乗客乗員にけがはありませんでした。
 高度を計算するために必要な気圧データが間違っていたことが原因で、空港内にある気象台が本来送るべきだった地上付近のデータではなく、標高660メートル付近のデータを送信していたということです。
 気象庁では「滑走路の凍結により手動でデータ入力を行ったことから誤ったデータを送信してしまった。再発防止を徹底したい」としています。(08日11:18)

[JFK]管制官の子供が離陸指示

2010-03-04 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
アメリカ有数の巨大空港、J.F.ケネディー国際空港で、管制官の子供が旅客機に離陸許可を指示していた事が明らかになりました。
ネット上に、交信記録が流れ表にでたものです。という事は管制塔で働く他のメンバーは、子供の指示を笑って見ていたのでしょう。
子供の親である管制官とその上司は停職処分を受けたようですが、安全の意識ってどうなっているんでしょうかね?
大きなトラブルとならず、まずは良かった事ですが、事の重大さをもっと真剣に感じて頂き、再発防止の徹底を願いたいところです。
※写真はJ.F.ケネディー国際空港

管制塔から子供が指示=職場に入れた父親、停職に-米空港 3月4日11時11分配信 時事通信

 【ニューヨーク時事】世界有数の繁忙空港とされる米ニューヨークのケネディ国際空港で、管制官が管制塔内に自分の息子を入れ、その子がマイクを通じ旅客機のパイロットに指示を出していたことが3日、明らかになった。
 CNNテレビ(電子版)などによると、交信記録がウェブサイト上に公開されたことで判明した。7~8歳とみられる管制官の息子が2月16日、管制塔から「ジェット・ブルー171便、離陸を許可する」などと伝達。その後、父親の管制官がパイロットに詳しい説明を補った上で、「学校が休みだから」と連れてきた事情を話していた。
 同じ管制官はこの翌日には娘を管制塔に入れ、パイロットと交信させたという。米連邦航空局(FAA)は「この種の振る舞いは全く受け入れられない」と問題視。管制官と上司を停職処分にした。 


楽天トラベル株式会社

[JAL機]が操縦かん故障で緊急停止

2010-02-10 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
新千歳11:35発羽田行きのJAL510便(773型機)が羽田空港へ約20分遅れで到着した後、航空機の方向を変えるための装置に異常が発生したため、滑走路上で緊急停止しました。このトラブルによるケガ人は出ていない模様です。

羽田到着後の飛行機は通常着陸後、ターミナルに向かうため高速誘導路に入ります。その際方向を変えるのは、操縦席下のペダルとチルトと呼ばれる小さなハンドルで操作します。詳細の発表はありませんが、操縦桿異常ではなく、チルトではないかと思われます。

原因は、接地した際の衝撃によるものなのか、油圧システム自体だったのか定かではありませんが、原因究明と安全対応をスピードもってお願いしたい。
今回も整備上のミスとは断定できませんが、大幅なリストラの影響と疑われないような対応をお願いしたい。



日航機が操縦かん故障で緊急停止 羽田空港 2月9日15時16分配信 日本テレビ

 9日午後、羽田空港に着陸した「日本航空」の飛行機が、操縦かんが故障したため滑走路で緊急停止した。
 9日午後1時30分過ぎ、羽田空港に着陸した新千歳空港発の日本航空510便が、滑走路から誘導路に進もうとした際、油圧系統のトラブルのため操縦かんが利かなくなり、緊急停止した。日本航空などによると、この飛行機には乗客・乗員計294人がいるが、ケガ人はいない。乗客は現在も飛行機に乗ったままとなっている。

[JAL機]エンジントラブルで緊急着陸

2010-02-04 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
羽田発女満別行きの日本航空1183便(B737-800型機)が、離陸して間もなく左エンジンに異常が発生し、羽田空港に緊急着陸しました。乗客乗員にけが人は出ていません。
機材はポピュラー機材のB737型機の最新鋭機。同機はANAグループでも使用されています。
後の検証で、小さな金属片が出てきたようですが、何らかの理由で整備時に混入したのか、また石などをエンジンが吸い込み、ブレードなどを破損させてしまったのか不明ですが、原因の究明をまず徹底的に行って頂きたいと思います。

新生JAL。
『安全』『安心』が最重要だけに、トラブル原因の説明をあわせてお願いしたい。


エンジントラブルか、JAL機が緊急着陸 2月3日14時2分配信 TBS

 「離陸してまもなくしてから、左の方でガガガンと大きな音がして」(乗客)

 緊急着陸したのは羽田発女満別行きの日本航空1183便で、離陸直後に左エンジンにトラブルが発生したとして左エンジンを停止した上で羽田空港に引き返し、緊急着陸しました。乗客乗員127人にけがはありませんでした。
 日本航空によりますと、離陸直後にパイロットが異常音を確認したほか、エンジンの異常を示す計器表示がでたため、引き返したということです。その後、日本航空が調べたところ、エンジンの排気口から1ミリ程度の金属片数個が見つかったほか、油漏れが確認できたということで、トラブルとの関連を調べています。(03日19:10)

[JAL機]車輪トラブルで引き返す

2009-12-11 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
本日(2009/12/11)、大阪伊丹空港を離陸したJAL(日本航空)山形行きのボンバルディア機が車輪トラブルで出発空港の伊丹へ引き返しました。
ボンバルディア機は今月に入り、8日にも同様の車輪トラブル、10日には温度センサー異常で引き返しています。

整備ミスとは思いたくありませんが、この所のリストラまた今後予定している9千名ものリストラが今後の安全にどう影響を及ぼす事になるのか不安が残ります。
さらに政府からの追加7千億円が白紙となり、当面の回転資金の問題も。
大変厳しい状況に追い込まれているJALですが、何とか乗り切って欲しいものです。


<航空トラブル>JAL機車輪トラブル 大阪空港に引き返す 12月11日12時56分配信 毎日新聞

 11日午前に大阪(伊丹)空港を離陸した山形行きJAL2233便(ボンバルディアCRJ-200)が、離陸直後に車輪が格納されていないことを警告する表示が出たため、大阪空港に引き返した。午後0時5分ごろ無事着陸し、乗客・乗員27人にけがはなかった。
 ボンバルディア機は8日に同様のトラブルで、10日には温度センサーの故障で、大阪空港に引き返したり、着陸先を変更するなどしている。【平川哲也】

[ANA機]整備海外委託機に整備不良

2009-11-30 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
整備を海外委託しているANAの機材に整備不良が見つかった。
酸素マスクの不良が発見された機材はB773で、当該機以外も調査した結果、委託している6機中2機、190個で不具合があった。
海外への整備委託は今始まった訳ではないが、酸素マスク以外にも不良があるのでは、と思ってしまう。
リストラ、経費削減と厳しい状況は続きますが、何があっても『安全第一』で取り組んで頂きたい。



全日空、7機中3機で整備不良=海外委託B777の酸素マスク-国交省 11月30日15時6分配信 時事通信

 全日空のボーイング(B)777型機で、客室内の気圧が基準値より低下しても酸素マスクが定位置まで落下しない整備不良が7機中3機で見つかったことが30日、分かった。すべてシンガポールの整備会社「SASCO」に整備を委託したもので、国土交通省は同日、全日空に文書で厳重注意するとともに、海外委託を含む整備管理体制を抜本的に見直すよう指示した。
 国交省や全日空によると、同省の立ち会いで24日、整備後のB777型機1機の飛行試験を実施した際、客室内の気圧を基準値より下げても、6個のマスクがシートベルト着用状態で乗客が手に取れる定位置まで落下しなかった。
 同省が調べたところ、チューブが直接巻き付けられるなど、マスクが不適切な方法で収納されており、同機では570個中221個が同様の不適切な方法で収納されていた。
 その後の調査で、SASCOに整備を委託したほかのB777型機でも、6機中2機計190個で同様の不具合が見つかった。 

[JAL機]オイル漏れで出発空港へ引き返す

2009-11-30 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
12月29日午前、鹿児島空港から羽田に向かうJAL機(B777)が離陸直後、油圧に不具合がおき、鹿児島空港に引き返しました。乗客乗員にけが人などは出ていません。
原因はパイプに小さな穴が開いており、そこから油が漏れたようです。いつ穴が開いたかは発表されておりません。

大規模なリストラが予定されているJALだけに、このような点検ミスとも取れるようなトラブルは客離れを起こしかねない。より慎重で細かな点検で安全をアピールして頂きたい。


航空トラブル:東京行きJAL機が不具合 鹿児島に引き返す /鹿児島 11月30日13時1分配信 毎日新聞

 29日午前11時15分ごろ、鹿児島発東京行きの日本航空(JAL)1866便(ボーイング777-300型機)が離陸直後、油圧システムに不具合が出たとして鹿児島空港に引き返した。乗客乗員173人にけがはなく、乗客は後続の便に乗り換えた。
 JALによると、不具合があったのはタイヤを操作するための油圧システムで、ホースに小さな穴が空いていたという。着陸の際、ブレーキに油がかかり白煙が出たが、引火はしなかったという。

[空港素通り]話しに夢中になり空港通過(米)

2009-10-27 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
またまた信じられない本当の話・・・
10月21日、アメリカのサンディエゴからミネアポリスに向かっていた、ノースウェスト航空機(A320型機)が、空港を上空通過し、240キロ先で引き返しました。
原因は・・・
何と、飛行中パソコンを使用し会社の運営方針について議論していたとの事。
オートパイロットで、高度、速度、方位を指定したまま飛び続けたのだろうが、議論に夢中で操縦している事さえ忘れていたのだろう。
会社の方針に腹がたっていたとしても、パイロットとしてあるまじき、あきれ果てた事件でした。



旅客機が空港素通り=78分交信なし、操縦士居眠りか-米

 【ロサンゼルス時事】米運輸安全委員会(NTSB)によると、カリフォルニア州サンディエゴ発ミネアポリス行きのノースウエスト航空エアバスA320型旅客機が21日、着陸予定の空港を240キロほど素通りした後、引き返すトラブルがあった。乗客147人は全員無事で、NTSBなどは運航管理上問題があったとみて、操縦士らから事情聴取し、原因を調べている。
 NTSBによれば、同機はミネアポリス到着時刻をすぎても、約1万メートル以上の高度を下げないまま飛行し、管制官との交信も78分間途絶えた。操縦士らは「会社の運航方針の議論に夢中になっていた」などと説明したが、地元紙などは操縦士が居眠りしていた可能性があるとの当局の見方を伝えた。
 異変に気付いた客室乗務員が機内電話で問い合わせるまで、操縦士は気付かなかったという。(2009/10/24-18:18)