Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

構想

2006年11月12日 | ロッドビルド
新しく組むロッドの構想が尽きません。

昨年のうちに買っておいたもので、船からの小物釣り用のブランクがあります。東京湾で毎年2月になると解禁になる、モエビで狙うメバル&カサゴ釣り(通称エビメバル)のためにと誂えたブランクで、ティップがUM(Ultra Modulas)のグラス、中ほどからバットがグラファイトになっています。

ロッドビルドのパーツ選びは脈絡があるようでないようで、それぞれ別の時に気になっていたものがある時ピンと来て「よし、これと組み合わせてみよう」という場合が多いのですが(同好諸氏、多くないですか?)、これに合わせてみようと閃いたのが、FujiのAlconiteガイドです。

これは以前からMud Holeのカタログで見て気になっていたのですが、Sicよりも値段が安く、物性を見てもSiCに迫る特性です(ここら辺の考察はGamulchiさんのサイトが大変勉強になります)。日本ではガイドと言えばSiCと相場が決まっているようですが、アメリカとかですとまだまだハードリングが幅を利かしているようです。それに、PEラインが激しく上下するジギングとかでなければ、それほどSiCにこだわる必要もないのではないか?なんて思ったりもします。

特に、日本で廃盤になってしまったUNガイドなんてのもあり、これで組めばレトロ感いっぱいなロッドが出来上がるのではないかと、妄想は広がる一方です。

ただ唯一気になるのは小口径のガイドが#6までしかないことで、デリケートな穂先部分を多点にしようとした時に、これを全て#6のガイドで置くと、かなりの重さになるだろうということです。今回のブランクは穂先の径が1.3mm、バット部でも8.2mmしかありません。ブランクの繊細さを活かすなら、チタンかつ小口径のガイドの方が良いのかなと思ったりもします。

う~ん、しかし、Alconiteも使ってみたいし、レトロなUNガイドも捨て難いし・・・
こうして妄想のスパイラルは尽きることなく続いていくのでした。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
« バットエンド考 | トップ | 送料の壁 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
軽量ガイド (Gamulchi)
2006-11-12 19:19:06
こんばんは、魚花さん。
軽量ガイドの妄想で、RECリコイルガイドのフライ用シングルフットなんてのもありますね。フライは詳しくないので、サイズ等ちょっとどうかな?という気もします。あと、形状記憶のNi-Ti合金だからPEだと溝ができちゃうのかな・・・。

http://www.reelseats.com/catalog/product_info.php/cPath/29_39/products_id/114

返信する
REC (魚花)
2006-11-12 20:33:52
Gamulchiさん、こんばんは。

いいですねぇ、これ。
マタギのカタログにあるのは知ってましたが、
本家のHPがあるんですね。初めて見ました。
サイズの表記がちょっと分からないですが、
いつかは使ってみたいガイドです。

>PEだと溝が

ここら辺は、本当のところ、全く分からないですね。
耐久テストやるほど釣行多くないですし・・・
返信する
軽量なら (海苔屋)
2006-11-13 13:03:33
新作の構想・・・楽しいですよね。アタシもATガイドが出た時は、これでメバルロッド作るぞ!と瞬間的に思ったものでした。
最近は気分が乗らないのと、時間が取り難いこともあって製作途中のロッドに手が伸びていませんが。

軽量化&ハードリングということならFujiのガイドセットにステンレスのMKガイドを使ったヘチ用ってのもありますね!
ステンレスのメッキ無しなんでメンテは大変そうですけど、確実に小口径で軽量化には繋がるかと。
返信する
なるほどー (魚花)
2006-11-13 20:01:31
海苔屋さん、こんばんは。

ヘチ用のガイドセット、見てきました。しっかし、
MKって恐ろしく小さいガイドですね。私、指が太いんで
#5以下のガイド巻くの苦手なんですよねぇ・・・

しかし、リング入りのMKFGは使えそうな気がしてきました。
オールハードリング系で、バットからLN、UNと来て、
ティップにLとMKを多点配置。これでどうじゃい!?

・・・なんて、妄想はさらに激しくなっていくのでした。
返信する

コメントを投稿