Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

UFMウエダ/ソルティープラッガー SPS962(その2)

2021年09月22日 | ロッドビルド
バラす前にいくつか自分用の備忘。

先に書いた通りガイドはハイスピンダー(ダブルフット)で、バットの#30からトップガイドまで含め、計7個。

     

ガイドの間隔を測ってみたのだが、面白いことに、バットガイドのひとつ上とその上のガイドの間隔がほぼ同じ。勿論、ブランクのテーパーに合わせてガイドを配置するので、これがその結果というか結論なのだろうが、何となくこうしてベリーでためを作る意図だったのかとか、あれこれ想像するのが楽しい。

ジョイントの印籠継ぎ部分。スレッドと塗装を剥がしていないのでまだ何とも言えないが、ここは恐らくコーティングで肉を盛っているのではなく、補強のためにカーボンのシートを上から別に巻いているような気がする。(ここは先にリビルドしたスーパーパルサーも同じ作りだったし。)

(2/2ピースの先端、印籠継ぎのオス部分)

(1/2ピースの末端、印籠次のメス部分)

フロントグリップの上、ここはスレッドを巻いているだけのようだが、ワインディングチェックを入れなくてもなるほどすっきり美しい。



ロゴはとてもきれいなままなので何とか残したいところだが、よく見るとブランク全体に青系のクリア塗装が施されているのと、ゴールドのトリムはリールシートのフードに合わせてのことなので、ここら辺をどうバランスさせるか、思案のしどころ。

あとはこのグリップ。これは何とも捨てがたいし悩ましい。遠目に見てもそれと分かるこのグリップに憧れたもの・・・



     

オリジナルの形状や、後追いでパテを埋めた跡に敬意を表する一方で、私の手にDPS20は大きいし、リアをセパレートにするのも今風過ぎてピンと来ない(コルクグリップが綺麗に剥がせない可能性もあり・・・)。また、このリアグリップはコルクの部分だけで35cmあるのだが(バットエンドのEVAまで入れると約38㎝)、その長さの意味合いと、それからバットエンドまでほぼストレートのこの形状をどう考えるか(恐らくはウェアやライフジャケットの脇の部分に引っ掛かりにくいようにという意図と思われ)、その辺りも思案しつつバラしたいと思う。

ということで、結局は全てバラします・・・ブランクの素の状態を見たいので

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