エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

PUFFYvsベンチャーズ

2005-04-16 | TV・音楽
この頃忙しさにかまけて「草稿中」のまま放置してしまい、結果あまりに日が経ちすぎて破棄せざるを得なくなる記事がちらほら発生。


「パフィー」の件もそれで、本当なら何を今更の話題ではあります…
でも「大田区」ネタも20年以上も前の話ばっかりだし、ま、あくまで個人の備忘録として。



21世紀の今となっては「あの人は今?」的な扱いの方がむしろ相応しい感すらある日本での「パフィー」ですが、米国では折からの日本ブームにうまく乗れた形でわりといい商売ができているらしい。

という話を知ったのが少し前の(今年の)「日経ビジネス」。
へぇ~と思ってネットで調べたら、上のリンクもそうですがもう昨年からの話題だったわけですね。
「全米デビュー」の看板欲しさに大都市でパッと大ライブを打ち、ファーストアルバムをばらまいて終わりという日本人"アーティスト"の少なくない中、地道な営業活動に徹した甲斐あって彼の地の業界人の目に留まり、新たな展開の契機をつかんだようです。


大変結構な話で、そういう商売の仕方なら何も異議はありません。
ただ彼女らを主人公にしたアニメで「日本のビッグアーティスト」としての役回りを演じている、と聞くと、本国での扱いとそれに反した外国での人気ぶり、というただ一点のみの連想ですがどうも「ベンチャーズ」が浮かんでしまうのですね。


まあ人気の検証はさておいて、ベンチャーズもかつて、日本において荒唐無稽な映画に出たことがありました。
ザ・ベンチャーズ 1966 スペシャル」がそれです。
(注:これ以降の話はパフィーのアニメと何の関係性もありません…)


これは当時の日本でのツアーの様子を中心に、各地での珍道中?をからめて日本の観光案内的な役割も持たせた映画です。

ところがこの吹き替えがエラいもので、「吹き替え」というよりももはやMr.BOO!シリーズでの広川太一郎氏の如く(というと大げさですが)、ベンチャーズの面々に好き勝手なことを言わせています。

中でも秀逸なのは、たまたま乗ってしまったカミカゼ・タクシーにすっかり懲りたベンチャーズの面々が、別の場所で偶然また同じタクシーに乗り込んでしまい「シェー!」と驚く場面。

今だったら、外国人タレントが「シェー」なんて言ったら当時とは全然違う角度で面白い気もしますが…
しかし当時の日本映画って結構な乱造ぶりというか、「その場しのぎでもただ面白ければいい」という安易な感覚がビンビン伝わってきます。


40年後、今のテレビ放送を見返してみるとまた似たような気分になれるかも知れません。
(何だか妙に夢遊病のような作文になってしまった…)
コメント
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