電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

いつの日かこの愛を

2008-02-29 20:11:40 | Weblog
明日公開のアジア作品がないので、今日は懐かしい作品のお話を。1991年3月16日に『いつの日かこの愛を』が公開されました。配給はヘラルド映画で『男たちの挽歌』『友は風の彼方に』に続いての配給作品でした。ちょうど私が映画会社からビデオメーカーに移ったところで、そのビデオメーカーにもこの作品の売り込みが来ていて、ビデオでチェックした記憶があります。その時は、それまでのユンファ映画に比べて派手さがなく、いやにしっとりとした作品だなとの印象で、会社では買えないとの判断でパスしたのでした。でも、妻子を亡くしている刑事ユンファと中国本土出身の人妻チェリー・チャンの、なんともいいようのない雰囲気を持ったラブストーリーが印象に残った作品でした。
監督はリンゴ・ラムで、脚本を監督の兄であるナム・イン、そして『誰かがあなたを愛している』のコンビが再度演じたこの作品は、ユンファがリンゴ・ラムと設立した製作会社シルバーメタルの第一回作品だったと思います。
ユンファはどうしてもアクションのイメージが強くあるのですが、実はラブストーリーものも印象的な作品が多く、『夢中人』などもよかったですね。
そういえば、チェリーはたしか87年?の東京国際ファンタスティック映画祭にポーリン・ウォンと来日したのですが、その時はチェリーがあまりに不機嫌で、映画祭の担当者が困ったというエピソードがありました。
でも、この頃の香港映画を今見直すと、GOODな作品が多かったなあと感じるのでした。


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2 コメント

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懐かしいです (阿安)
2008-03-03 23:53:35
こんばんは。いつも楽しく拝読しています。

私はユンファの相棒を演じた黄光亮(トミー・ウォン)が大好きです。
シンチーのデビュー作「霹靂先鋒」、ジョン・ウーの「狼 男たちの挽歌最終章」などなど。チェリーの地味でしっとりした演技もよかったですね。
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 (FREEMAN)
2008-03-05 10:01:23
阿安さん、こんにちは。トミー・ウォン、懐かしいですねえ。チェリーはユンファの相手役した作品ではすごくいいんですよ。この作品の地味さもなかなかですが、『誰かがあなたを愛してる』の彼女も好きですねえ。
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