電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

驚きの一言

2006-06-28 23:35:38 | Weblog
香港に行く時は、遊びに行くというよりも仕事絡みのことが多かったので、行ったところといえば、映画会社か、映画館か、レストラン、というのがほとんどでした。
さて、その映画会社めぐりですが、シネマシティに行った時のことでした。ちょうど香港は、チョウ・ユンファの人気が絶好調で、彼の作品ならばどんな映画でもヒットする、といった時代でした。シネマシティで、その時に公開されていた『過ぎ行く時の中で(阿郎的故事)』のチケットを頂けるということで、ウェリントン・ファンという日本の窓口担当をされていた方のところに伺いました。お会いすると彼は一言、「なぜこの映画がこんなにヒットしているかわからない。」というのです。「香港はわりとこういったお涙ちょうだい的な作品は受けない」と語る彼は、チョウ・ユンファ人気のすさまじさに驚いているようでした。ご存知のように、この時代の彼の作品は、コメディからアクションまでヒット作連発で、レコードも発売していたほどです。そんな彼の人気を印象づけたのが、『過ぎ行く時の中で』でした。
さて、チケットを受け取り、すぐに劇場へ向ってみたのですが、話はアメリカ映画の『チャンプ』だな、と思いつつ、クライマックスのレース事故シーン、そしてサム・ホイの主題歌に心高ぶり、大号泣となってしまいました。その時、一緒に見たマスコミの知人たちがいたのですが、「何泣いてんだよ~」と、その日ずっとからかわれていたのでした。


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