電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

リメイク

2006-06-24 19:55:19 | Weblog
『インファナル・アフェア』がハリウッド・リメイクされ、後は公開を待つのみとなっていますが、これまでも香港映画のハリウッド・リメイク話は、1990年代に入っていくつか話は出てきたものの、結局は宙ぶらりんになったものがほとんどです。今日はどんな作品に話があったかをお教えましょう。

『狼/男たちの挽歌・最終章』
実際に、監督は『ストリート・オブ・ファイアー』のウォルター・ヒル監督、リチャード・ギア主演で、トライスター映画(ソニー・ピクチャーズの会社のひとつ)がアナウンスをしていましたが、立ち消えに。ただ、このときの交渉をしていたのがテレンス・チャンで、その後、ジョン・ウー、チョウ・ユンファとハリウッド進出し、『リプレイスメント・キラー』をソニー・ピクチャーズで製作。

『ドラゴン・イン』
ほとんど世間的にアナウンスされていませんが、ツイ・ハーク監督からは、これを西部劇に置き換えてリメイクするという話を、当時聞きました。

『食神』
ジム・キャリーでリメイクする、等の話がありましたが、チャウ・シンチー本人が出たい、監督するなど、いろいろリクエストをし過ぎたのか、結局、話は立ち消えに。

『オン・ザ・ラン非情の罠』
オリジナルはユン・ピョウ主演の傑作ですが、これは監督のアルフレッド・チョンがリメイクの話があると語ったきりで、信憑性があるかは?

『少林寺三十六房』『片腕必殺剣』『キングボクサー大逆転』ほか
クエンティン・タランティーノ監督が、所属しているミラマックス社にショウ・ブラザース映画のリメイク権利を購入させているが、その後、ミラマックス社は不振をきわめているために、本当に作れるのかは?その布石ではないが『キル・ビル』がショウ・ブラザース映画のオマージュになっている。

香港においても企画不足というか、スティーブン・フォン監督の「英雄本色」のように、過去作品のリメイクも登場してきていますが、もし、この作品がヒットすれば、今後この傾向は強くなっていくのではないでしょうか?そうすると、リメイクの御大ツイ・ハークも何を出してくるのかなあ?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿