電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

韓国ドラマの危機

2009-01-25 20:14:19 | Weblog
韓国では、俳優のギャラがあがりすぎて存亡の危機、というニュースが出ていました。
これは「冬のソナタ」以降、中華圏から始まり、日本での韓流ブームでスター中心の商売となったために、あるスターたちのギャラがウナギ登りにアップし、またそれ以前からそれらスターより格上のスターたちのギャラもアップするという事態となり、制作側はヒットしても利益がおっつかなくなってしまった、という話です。
これはある部分、日本のマーケットが影響を及ぼしている部分も多くて、ブームでいけいけになっている頃、作品の取り合いで買い付け金額がとんでもない額になったということもあり、これが原因のひとつになっていると思われます。
韓国側も日本となかなか商売できなかったのが、韓流ブームで強気の商売となった結果、自らの首をしめていった形になったようです。
現在、韓国は1997年の金融危機以来の危機的状況になっているのですが、これは隣の国の話ではありません。
日本もテレビ局の収益が減り、制作費の大幅カットなどがあって、この春以降、局もギャラを抑えるという話もあります。また、映画も出資が集まらなくて製作中止やら、いろんなことが起きつつあります。
アメリカもこれまで莫大な製作費を使っていましたが、たとえば製作費の半分が主演スターのギャラだった、なんてこともあり、いくところまでいってしまった結果、今度は予算を抑えた作品というようになっていっているようです。
中華圏も大陸の資金で映画を作っていますが、この前書いたように、中国も経済にかげりが見えている状況で、エンタテインメント業界も今年はいろんな動きがでてくるような気がしてなりません。
そんな矢先、日活が日本テレビの傘下に、なんてニュースもながれるわけですから、どんなことがあるんでしょう。
YAHOOニュースより