電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

予告編

2006-10-23 21:09:48 | Weblog
今日も朝からばたばたしていて、試写の立会いやもろもろで少々疲れぎみ。で、昨晩は今日キングレコードの担当と会うので、うちの資料庫にある『愛と復讐の挽歌』に関するパンフや写真を探していたら、あるビデオを見つけました。それは、私が松竹富士時代に担当していたのですが、美容室で予告ビデオを流すことをやっている会社があって、毎月、素材を渡していました。そのサンプルテープが10本ほど見つかったのです。そのテープはちょうど1985年の各映画会社の作品がライアップされているのですが、なんと『ファースト・ミッション』の特報と本予告が入っているビデオがその中にあったのでした。
さっそく観ましたが、懐かしいというか、とにかくすごい予告、というのが感想です。なぜならば、特報は動く映像がほとんどなくて、最初の取材現場の写真をベースに、内海賢二さんのナレーションで、「ジャッキ-・チェンを育てた、サモ・ハン・キンポーは~」という、これもまたすごい言葉のオンパレードなのです。そして撮影現場のジャッキ-の挨拶が決めの映像として入っているのですが、なんとバックにはテーブルにすわって照明チェックをしているウ-・マ、という、これまたレアなショットなのです。
そして本予告なのですが、これも観ていて思い出しましたが、たしか向こうから送られてきていたラッシュフイルムをベースに作っているのですが、なんと日本版予告はNGシーンでつながれて作られているしろものだったのです。レストランでジャッキ-とエミリーのナイフを使った台詞のシーンで、エミリーがやりとりに吹き出して笑っているシーンを使っているなんてびっくりでしょ?
まあ、とんでもない予告編だなあと、真夜中に観ていて笑ってしまいました。

そうそう、内海さんのナレーションは、東宝東和のジャッキ-映画の定番でしたね。