電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

ブルース・リー

2006-07-20 20:38:28 | Weblog
7月20日はブルース・リーの命日です。1973年だから、今から33年前のこと。私は当時中学1年生でしたが、まだこの時点ではブルース・リーの存在など知りませんでした。
『燃えよドラゴン』の登場は、香港映画を初めて知った衝撃的な作品であり、この作品がなければ、その後に日本で公開されることとなった数々の作品が見れなかったかもしれません。
実はこの作品が公開される前の、『ドラゴン危機一発』『ドラゴン怒りの鉄拳』『ドラゴンへの道』のゴールデンハーベスト3作品も、日本の会社に売り込みがあったそうですが、「こんな中国人が出ている映画が日本で受けるわけがない」という冷たい反応だったそうでした。ところが『燃えよドラゴン』がマスコミ試写で回されて噂になっている時に、ある会社の宣伝マンが『燃えよドラゴン』を見せてよと、この作品を見て、あ、あの映画に出ていた俳優だと、会社に買うようにプッシュしたのでした。その会社とは東宝東和で、宣伝マンは「ひげの宣伝マン」といわれ、ジャッキー・チェンを日本でスターにした故・飯田格さん(つまり私の師匠)でした。

ところで、3年前にジミー・ウォング大先生にお会いした際に、「ブルース・リーは禁句だよな」といいつつ、あるときポロっと聞いたら、ちょっと話をしてくれました。また今年の4月にお会いした時も「『冷面虎』はブルース・リーが出る予定だったけど、ボクが代わりに出演した」と話すのでした。
今なお人気が高いブルース・リー。生きていたらどんな作品を世に送り出していたのでしょうか?そうなるとジャッキー・チェンや他のアクションスターも出てきていたのでしょうか。