大量の出血痕というから殺されたんだぁと思ったものの、きちんとニュースを読んでいなかった。初動捜査がずいぶんグズグズした感じだった。いまだに解決しないので改めて16日の新聞から読み返したら、どうやら警察やマスコミは姉妹の父、山下清氏を犯人だと推定して行動していたんだということにようやく気づいた。昨日のテレビには亀田パパ張りに吼えている清氏の映像が流れていたし。
2~3日前から警察がビラを配って情報を集めている、と報道されているが、これはほかに犯人がいた場合に備えて「ちゃんと捜査していましたよ」という警察のアリバイ作りのような印象がある。
清氏はお気の毒な存在であると同時に、一般論では犯人だと疑われやすい存在でもある。被害者であるにもかかわらず加害者として扱われたとしたら憤懣やる方ないこととは思うが、ここは冷静にまず我が身の潔白を証明しておかないと警察もマスコミもほかの犯人捜しに本腰を入れないような気がする。
3人はどこへ? 香川・坂出の祖母・孫不明(朝日新聞) - goo ニュース
2~3日前から警察がビラを配って情報を集めている、と報道されているが、これはほかに犯人がいた場合に備えて「ちゃんと捜査していましたよ」という警察のアリバイ作りのような印象がある。
清氏はお気の毒な存在であると同時に、一般論では犯人だと疑われやすい存在でもある。被害者であるにもかかわらず加害者として扱われたとしたら憤懣やる方ないこととは思うが、ここは冷静にまず我が身の潔白を証明しておかないと警察もマスコミもほかの犯人捜しに本腰を入れないような気がする。
3人はどこへ? 香川・坂出の祖母・孫不明(朝日新聞) - goo ニュース
2007年11月21日18時06分祖母と幼女2人が行方不明、寝室の畳に大量の血痕…香川(読売新聞) - goo ニュース
香川県坂出市のパート従業員三浦啓子さん(58)と、孫の山下茜(あかね)ちゃん(5)、彩菜(あやな)ちゃん(3)姉妹が行方不明になっている事件は、何者かが隠蔽(いんぺい)工作をしたとみられる形跡が相次いで明らかになっている。一方で、玄関の血痕は残したままにするなど、ずさんさも目立つ。不可解な現場を残し、3人はどこへ消えたのか――。
●不可解な室内
15日午後11時前。姉妹の母、佐智子さん(34)は電話で、自宅隣に住む実母の三浦さんに「もう寝るわ」と告げた。電話口には、遊んでいる姉妹の声が聞こえていた。
その9時間後、事態は急変する。佐智子さんが姉妹を迎えに行くと、3人の姿は消え、三浦さんの自転車や靴、携帯電話がなくなっていた。和室の床には、大人1人の致死量に達するほどの血痕が残されていた。
「失跡なのか、連れ去りなのか」。県警は揺れた。何者かが押し入った形跡はない。三浦さんの財布は現金が入ったまま残っていた。和室の床に敷かれたカーペットは一部がL字状に切り取られていた。
「三浦さんが見つかれば、すべてわかる」。県警は携帯電話が発する微弱な電波から居場所を突き止めようとした。坂出市内に電話機があることはわかったものの、17日午後4時を最後に電波は確認できなくなった。
●血痕隠す意図
加害者の意図は何なのか。肉眼でわかる和室の血痕は、切り取られたカーペットの下の畳部分に集中していた。何者かが付着した血痕を隠そうとして切り取ったが、すでに畳に染みこみ、目的を果たせなかったとみられる。浴槽外側からも血液反応が検出されており、付着した血を洗い流そうとした可能性がある。
自転車のワイヤ錠は、自宅の南側にある土手の草むらに落ちていたとされる。三浦さんが孫娘を連れて出かけたように第三者が見せかけたが、途中で錠を落とした疑いも浮上している。
一方、玄関の土間には血痕を足で踏んで滑ったような跡が残っていた。なぜ、完全に消そうとしなかったのか。捜査幹部は「わからないことが多すぎる」と漏らした。
●目撃情報なし
DNA鑑定の結果、現場に残された血痕は3人の血液のDNA型と一致した。坂出署の捜査本部は、3人とも危害を加えられた可能性が強まったと判断。屋外で3人の姿を見た人がいないことから、移動に車が使われた疑いがあるとみている。
3人が姿を消したとみられるのは16日午前1~5時前後。この時間帯に新聞販売所従業員が付近で白い乗用車が止まっているのを見ているが、16日かはっきりしないという。ただ、16日午前5時すぎには、エンジン音を住民が聞くなど、車に関する複数の証言が捜査本部に寄せられている。
姉妹の父、清さん(43)は同7時20分ごろ、三浦さん宅の方向から玄関の引き戸が開け閉めされる音を聞いた。「いつもの開け方だった」と清さんは証言する。出て行ったのは誰なのか。捜査本部は不審者の洗い出しを急いでいる。
2007年11月16日(金)15:05
16日午前9時ごろ、香川県坂出市林田町、無職山下清さん(43)と妻の佐智子さん(34)が「隣の祖母宅に泊まりに行っていた娘2人と、祖母が見当たらない」と県警坂出署に届け出た。
同署員が祖母で北隣に住むパート従業員三浦啓子さん(58)宅を調べたところ、三浦さんと、山下さんの長女茜ちゃん(5)、二女彩菜ちゃん(3)姉妹の3人がおらず、寝室の畳に大量の血痕があるのを発見した。同署は事件に巻き込まれた可能性が強いとみて、3人の行方を捜査している。
調べによると、姉妹は15日午後6時ごろ、「おばあちゃんの家に行く」と、3メートル離れた三浦さん方に出かけたが、16日午前7時50分ごろに、佐智子さんが2人を迎えに行ったところ、3人とも室内にいなかった。寝室の畳のほか、ベッド上と玄関にも少量の血痕があったという。