商品数が5000個もあったので落札価格を注目していたカニのオークション。同じ商品が今度は
商品数500個で出品されている。5000個の落札価格は
4500~1000円だった。もう少し分析結果を残しておこう。
●件数別の落札価格

まずは2532件の落札がどんな価格だったかをグラフに表した。4500円から1000円だったというのは先に述べたとおりだが、グラフで見るとまた違った情報が得られる。上位100件は3000円以上で落札されている。
同じものと思われる商品が2980円で販売されているのにもかかわらず、それよりも高く入札した人が100人以上いたということだ。
とはいえ、いかに安く買えるかなどとゴチャゴチャ調べてばかりで買わない人よりも幸せかも知れない(笑)。3000円、2500円、2000円、などと丸い数字で入札している人が多いのも分かる。
●個数別の落札価格

次もほぼ同じ傾向のグラフだが、横軸を落札個数にしたもの。1回に最大7個入札できるので、赤いグラフの件数では何個落札されているかが分からない。青いグラフでは5000個の商品がどんな価格で落札されたかを見た。
5000個のうち、約2000個がほぼ最低落札だったことが分かる。
今回のオークションでも、もし同じ入札結果だったとすれば、上から500個目は2000円ということになる。
●グラフを合成する

よく似たグラフなので合成してみた。赤い線が件数別、青い線が個数別である。縦軸の価格はどちらも同じだが、横軸は異なる。赤い件数別の右端は2532件、青い個数別の右端は5000個である。
件数でも個数でも、グラフの右側約2/5が最低価格で落札しているということを表している。左側3/5を見ると常に赤が上にある。高い価格を付けた人ほど少ない個数で入札したことが読み取れる。
●価格階級別の落札個数

念のため、落札価格によって落札個数に差があるのかも調べた。落札価格を500円刻みで、その平均落札個数を求めた。4000-4500円は1.13個、3500-3999円は1.09個と若干逆転しているが、それ以外はご覧の通りのきれいなグラフになった。1000-1499円の階級では2.19個である。
なお、全体の平均落札個数は1.97個、1000円落札だけを集計すると1.73個だが、1001-1101円の落札を集計すると2.81個である。