古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

グラウン兄弟

2009-02-06 07:43:48 | ルネッサンス・バロック音楽
このDVD「サンスーシ宮(無憂宮)の音楽」はテレビでも放映
されたことがあり、ずっと欲しいと思っていて、DVDプレーヤーを
買う前に手に入れた。中古のプレーヤーが実家から回って来て、
思いのほか早く観ることができたのも大分前。以来あまり観てない。
「バロックの森」でこの所1700年代のドイツの作曲家が次つぎと
出てくるので あらためて観てみることにした。

グラウンのオペラをあの低音の魅力、ナタリア・ストルツマン
が歌っている。グラウンはヨハン・ゴットリープ・グラウンだと
ばかり思っていたら、一つ違いの弟カールハインリヒの方だった。

J・G・グラウンの方はコレギウム・ムジクム90のCDに入っている
ト短調トリオソナタが好きなのだが、スタンデイジのヴァイオリンが
あまり好みでないので、違う奏者のが欲しいと思いながらまだ
探してもいない。今日の「バロックも森」ではガンバ2台のトリオ
ソナタに次のベンダのヴァイオリンソナタも初めて聴く曲だったが、
いずれも曲、演奏ともとても気にいった。

このDVDはレイチェル・ブラウンのクヴァンツを宮殿の大広間で
聴けるのがやはり最大の「ウリ」だろう。古楽器オケ・ハノーヴァー
バンドの指揮者&チェンバリスト、ロイ・グッドマンもあまり好みで
ないので、音楽を聴くというよりもあの有名な絵にも残っている、
宮殿で繰り広げられた饗宴を想像して楽しむ。
コメント (3)
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