古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

ちぢみ雪菜

2009-01-10 08:25:35 | 料理・食べ物
昨晩から雨が降っており、今朝雪に変わっているかな、と
思ったが、やはり雨。風も強く、今日は家ごもり予定に。
楽譜の整理でもしよう。

ちぢみホウレンソウ、ちぢみ雪菜、いずれも真冬美味しい
菜っ葉。寒くてちぢみ、地面に張り付くように葉を広げる。

とくにちぢみ雪菜は宮城県の特産のようで、新鮮なものが
手に入る。名前のごとく雪にも強く、雪に埋もれても生き生き
している。写真の雪菜は一株でなんと直径30cm以上もある。

油との相性がよく、ホウレンソウのようにアクがないので
扱いやすい。ただ炒めて塩コショウでも充分美味しい。
中華風あんかけやホワイトソースでも不思議とあう。

こういう緑の濃い野菜はみてるだけでも元気がわいてきそう。
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ダイドーとエネアス

2009-01-09 16:27:25 | ルネッサンス・バロック音楽
「リメンバー・ミー」と声を振り絞って歌われる、パーセルの
オペラ、「ダイドーとエネアス」のダイドーのアリアはいつ聴い
ても胸が締め付けられる。1995年のパーセル没後300年
記念公演で聴いてから早14年、今年はまたパーセル生誕350年が
控えている。イギリスではさぞかし沢山コンサートがあるのだろう。

今日のクラシック倶楽部では「びわ湖声楽アンサンブル」による
演奏だった。びわ湖ホールの専属のアンサンブルで皆ソリストと
しての技量もありオペラの上演に力を入れているようだ。

演奏会形式での演奏だったが、この形式は歌うほうも聴く方ももの
足りないのではないか。歌う方はどうしても自分の歌がすむと
役柄から離れてしまい、全身を役に投じているようにみえないのだ。
今日も然り、歌わないで待っている表情もテレビは映してしまう。

魔女役は女性かカウンターテナーが歌うのに今日は男性が歌った
がかなり無理のある声だった。
弦楽団は【ザ?・オーセンティックプレーヤーズ】という凄い名前
・・でも古楽器?
リコーダーも二人いたがリコーダーの入った演奏を聴いたことが
ないので驚いた。ウェストラップ著「パーセル」で楽器編成を
チェックするがやはりリコーダーは入ってないのだ。

少々腑に落ちない演奏ではあったけど、べリンダ役のソプラノの方
はバロックものに合った声だと感じた。
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中新田バッハホール

2009-01-08 14:17:30 | 古楽器
宮城県には1981年、県北の中新田にバッハホールが
でき、当時は随分と話題になったものだ。
田んぼの中のホールといわれるが、本当にここあたりは
米どころなのだ。
出来て最初に行ったコンサートが何だったか思い出せない・・
ただ見学にだけ行ったような気がしてきた。仙台駅から
直通バスに乗り、一時間近くかかった。別棟の売店には
バッハ饅頭、仕込み中バッハを聞かせた酒なども売っていた。

キングスコンソートも、ロンドンバロックも、エマ・カークビーも
来た。最近とんと行ってない。少なくとも5-6年は。

90年代初めの夏休みにはパイプオルガンセミナーというの
に参加し、ここのオルガン(須藤オルガン製)に触れた。
当時はすでにチェンバロを弾いていたので複数鍵盤にも
なれていたし、違いはあるにせよ、同じ鍵盤楽器ということ
で余裕を持ってレッスンを楽しめた。もちろん足鍵盤はパスだが。
音が背中から押し寄せてきて全身が重厚な響きに包み込まれる
ようで実に快感だった。鍵盤を押してから音を聴くまでの僅かな
「時差」が今オルガンを弾いているという気持にさせた。

ここはヴァイオリン、チェロ、パイプオルガンのレッスンや
学生の為のコンクールなども開催している。
立派なパイプオルガンが市民に利用されているのはいい。

このホールにはノイペルトのバッハモデルチェンバロがあるが、
嘗てはこれを使ってのチェンバロ・レッスンもあった。昔これにも
参加したが、ヒストリカル・チェンバロを弾くのになんの役にも
たたず、意味もないのでやめた。

チェンバロを使うコンサートはヒストリカル持参も。
多くのモダンチェンバロの運命と同じく、倉庫に埋もれたまま
なのだろう。
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オーボエ・ダ・カッチャ

2009-01-07 13:44:20 | 古楽器
今週の午後のハイヴィジョンクラシック倶楽部は古楽特集。
昨日はバッハコレギウムによるカンタータと、鈴木雅明氏の
パイプオルガン演奏があった。録音会場の松蔭女子大チャペル
にはガルニエが燦然と輝いていた。
当然あの本「パイプオルガンと政治」が頭をかすめるが、ここは
公的ホールでないので、問題なし。

オーボエ・ダ・カッチャの音が聴けてよかった。たしかマタイ演奏
で初めてこの楽器の音を聴いた。このときもバッハコレギウムだった。
90年頃結成まもなくの演奏会で上野学園大學のホールであった。
マタイの実演もはじめて聴いた。コレギウムの皆さんも若かった・・

オーボエ・ダ・モーレもその後すぐグッドウインを聴いてしびれたし、
その頃は古楽器が新鮮だった・・・・
管楽器の中でもオーボエと歌はとても合うような気がする。
生まれ変わったらオーボエを吹きたいなあ。
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コープマンの手

2009-01-06 07:43:46 | その他
昨日のバロック講座は前回に引き続きパイプオルガン特集。
まずトン・コープマンの弾くバッハのコラールのDVDを観る。
良く動く手を見ていたら、大分前に県南の白石キューブ
で聴いたコープマンのオルガンコンサートを思い出した。

帰ってプログラムを探すと1998年2月15日の事だった。
曲をみてもあまり思い出せない。オルガンの音に深みがなく
イスが硬く居心地が悪かったことを思い出した。

どういうオルガンなのか調べてみる。
完成時1997年5月の説明では・・・
 日本では最長の残響時間を持ち、ヨーロッパの大聖堂の響きを
 彷彿とさせます。オルガンは5段鍵盤、115のストップを持ち、
 多彩な音色を誇ります。消え入るような繊細な弱音から身体を
 揺さぶるような重低音とダイナミックレンジを持つ、わが国初の
 本格的コンサートオルガンで、ロマン派とシンホニックな様式を
 融合させた、現代的なオルガンです。  
と書いてあった。
このオルガンでバロックプログラムはとうてい無理なのだった。 
あの頃ついていたチェンバロの先生がコープマンの弟子だった
こともあり、演奏後楽屋に行き、サインと握手をしてもらった。
その時の手の感触を思い出せる。手指を動かした後だったせいも
あり、その手はふっくらし、とても温かく、度の強いメガネの
奥の瞳は優しさと喜びに溢れていた。その頃落ち込んでいた私には
元気づけられるひと時だった。
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日めくりカレンダー

2009-01-05 17:15:38 | その他
実家では何十年来、毎年年末酒屋さんが持ってくる日めくりカレンダー
を愛用している。朝、起きた時にめくり、その日に飲む薬を出すと
いうのが日課になっている。台紙は趣味が合わない絵がプリント
されているので、それをはずして手作りの専用台紙に付け替える
のも年末行事の一つだった。

昨年秋頃から父がアルコールを止められ当然酒屋さんに頼まなく
なったらカレンダーも来なくなり、しょうがないから買ってくれ
と仰せつかった。

通販ではあることがわかっていたがメモつきになっていてムダ。
今日出かけたついでにロフトとオフィスベンダーを探すがない。
シンプルなのが欲しいのにいろいろ余計なことが書いてあったり
大きかったり。ようやく丸善で一つだけ残っていた。

台紙から取れるようになっていることを確認し、購入。
それにしても何十年のお得意さんの注文がなくなってすぐ
切るとは少し寂しい気がするが不景気ではしょうがないか。
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バレンボイム

2009-01-04 10:54:45 | クラシック音楽
お正月気分もなくなってきたが、今日は日曜だし明日から
活動開始ということにし、のんびり朝からニューイヤー・
コンサートの再放送を良く聴くともなく聴いていた。

シュトラウスはこういう時にでもないと聴かない種類の音楽。
結構いろんな知らない曲があるのだなと思いながら、でも
ハイドンが始まるのをひたすら待つ。ハイドンは交響曲45番
の終楽章。例の楽団員が一人ずついなくなるところでは画面に
食い入るようにみてしまった。バレンボイムも芝居気たっぷり
で聴衆を喜ばす。こういう指揮者の演技も日本人指揮者だったら
無理しているようで見ていられないような気がする。

バレンボイムはその昔コンサートではなく街中で見かけたことが
ある。それもハロッズのバーゲンで。まだ闘病中のジャクリーヌ・
デュプレの車椅子を押しながらだった。その時の様子がとても
不機嫌そうでデュプレが可哀想だったのでちょっと悪い印象を
ずっと引きずっている。

指揮者になってからはピリオド楽器演奏を批判する立場なので
やはりますます親近感を覚えなくなってしまった。
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初詣

2009-01-03 15:30:07 | その他
あけましておめでとうございます。
昨年5月に始めたブログですが備忘録がわりに書きとめ
ましたら ほぼ毎日更新することができました。

これからも拙文によろしくお付き合い御願いいたします。

:::::::::::::::::::::::

初詣は昨年とおなじく3日に行った。
近くには大崎八幡神宮があるが、混むので電車で2駅の
東照宮へ行って来た。
ここは石段両脇の石灯籠が有名なのだが、昨年にはなかった
看板が目に付く。

【地震発生時には 直ちに石垣、石灯籠、建物から離れて下さい
 損壊のおそれがあり大変危険です】

昨年の宮城北部地震の被害が大きかった。未だに行方不明の
方もいる。願い事の中に「今年は地震の被害がありませんように」
を加えた。

詣で後、駅に出て本屋で立ち読みしていたら、久し振りに米原万里
の本を読みたくなった。2月ー3月に仙台文学館で回顧展が予定
されていることだし、その前にまた読んでみようと思った。
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