古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

古い教会へ

2010-09-26 23:42:20 | ルネッサンス・バロック音楽
今日は秋晴れの清々しい日だった。朝庭の草取りをしたら
少し気が軽くなった。そろそろ球根を植える準備もせねば・・。

午後はダン・ラウリンコンサートの前に又、チラシ挟みこみに
一旦会場の教会にいく。十数年前に改装されているが、仙台の
カトリック教会では3番目に古い教会とのことだ。

リハーサル真っ最中でフォンタナのソナタが聴こえて期待が膨らむ。。
チェンバロはイタリアンとフレンチの2種類が並んでいた。
またテレビカメラが入っていた。チェンバロ制作者の木村さんの
ドキュメンタリー番組を作っているそうだ。(7月の古楽コンサート
でもミヤギテレビが撮っていたが同じ番組らしい)

さてダン・ラウリンさんのコンサートは仙台では3回目(バッハコレギウム
のブランデンブルグ4番での来仙は除く)今回も宮城県川崎町の
チェンバロ工房木村さんの企画によるもの。

プログラム一部はソプラノリコーダーのフォンタナから始まり、
チェンバロでフレスコバルディのトッカータなどを挟み、コレッリの
「ラ・フォリア」はアルトで演奏された。コレッリのこの曲はよく
演奏されるが他のソナタの方がずっといいのに、、と思って
しまうが超絶技巧を聴かせたいのだろう。一部はフォンタナが
一番面白かった。

後半はヴォイスフルートで3曲演奏されたが、オトテールは
冗談かと思う位、フラットマンかけ過ぎだった。装飾も大分過多。
好みによるのだろうが、私はもっとシンプルなのが好きだ。注目
「シャコンヌ」は予想に反し、かなりの大曲だった。楽譜をみて
みたいものだ。単品なのかしら?
アンコールはドルメッチ時代に生まれた、軽い曲だった。 

お二人はピタリと息があって、曲がすむとごく自然にお互いの健闘を
称えあう。スピーチも入れながら、こちらに緊張を強いらない
雰囲気のコンサートだった。

今日使用されたイタリアンチェンバロはスエーデンに運ばれるそうだ。
海を渡って来たチェンバロは沢山あるが、日本製のチェンバロはそう
はないのではないか・・?まさに快挙。
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