古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

神秘のバリケード

2010-12-27 16:14:10 | ルネッサンス・バロック音楽
今朝の「バロックの森」ではダヴィッド・ケルナーの『シャコンヌ』という
リュート曲が放送された。作曲家も演奏家も全く知らなかったが、なかなか
いい曲だった。この曲の入ったCDを早速さがしたら、「神秘のバリケード」
という題名で見つかった。ブリリアント盤なので安い。リュートCDはあまり
持っていないので来年の注文一号にしたくなった。

ラインアップは

D.ケルナー:シャコンヌ
ヴァイス:プレリュード ニ長調
ヴァイス:パッサカリア ニ長調
F.クープラン:ロンド変ロ長調『神秘的な障壁』
ジャック・サンリュック:アントレト長調
ジャック・サンリュック:シャコンヌト長調
エヌモン・ゴーティエ:『カスケード』よりシャコンヌヘ長調
ジャック・ガロ:プレリュードイ短調
ジャック・ガロ:スペインのフォリア

 リュート演奏: ミゲル・セルドーラ

アマゾン・コムでは『フォリア』を除いた、8曲、各30秒を試聴できる。
皆耳に優しい曲。『神秘のバリケード』は元はクラヴサン曲で、クープランの
クラヴサン曲集2巻の第6オルドルに入っている。謎めいた題名と迷宮に入り込んだ
ような繰り返しの多いロンドは異彩を放っており、単独で演奏されることも多い。

ジャケットはロココの画家フラゴナールの「The stolen kiss」(1780年代)
曲が作られた時代より後になる。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 到来物 | トップ | ナイチンゲールの曲 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。