古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

夢の共演

2010-09-30 10:25:52 | ルネッサンス・バロック音楽
このコンサート私にとっては特別なコンサートになる。
何が特別かというと、私のリコーダーとチェンバロの先生の共演
なのだ。もっとも仙台には私のような共通師匠を持つ友人たちがいる。
というわけで機が熟し、いよいよ夢の共演ということになって感無量。

仙台ではリコーダー本村睦幸氏のコンサートは2002年、2007年
とあり、今回は3回目になる。1回目はリュート(金子浩氏)との共演
2回目は無伴奏であった。そして今回の3回目はガンバ+チェンバロとの
共演だ。ガンバはご存じベテランの中野哲也氏、チェンバロは近年仙台でも
活躍著しい梅津樹子氏。両氏の通低はがっしりとリコーダーを
支えることだろう。

プログラムはオトテール、マレ(ガンバソロ)、シェドヴィル、
A.D.フィリドール、ラモー(チェンバロソロ)、ブラヴェ
の、ソナタや組曲というフレンチバロックの大曲ばかり。

フランチバロックをリコーダーでというのはそれほど多く
ないかもしれない。トラヴェルソの曲を短3度あげてアルトで、
あるいはヴォイスフルート、テナーで原調で演奏される。
今回のプログラムの中ではA・Dフィリドールのソナタがリコーダーの
ために書かれているせいか、CDも多いし、リコーダーコンサートでも
よく取り上げられる。5楽章中フーガが2曲というのも変わっているが、
4楽章を初めて聴いた時の驚きはいまでも忘れられない。1楽章は
心の襞にしみるし、3楽章はイネガル命みたいな曲でそれぞれの楽章が
素晴らしすぎる位。

リコーダーを長く吹いていてもフランスものは装飾がわからない、
イネガルがわからないので敬遠という方が多いのはもったいない。
この機会にぜひ愉しんで頂きたいと思う。是非お越しください
お待ちしております。

 11月2日(火曜)19時、仙台青葉荘教会礼拝堂(青葉区錦町)
    入場料 3000円 
    チケットは仙台ヤマハ・カワイでも扱っております。

 ★本村睦幸氏のホームページ
 http://mutsuyukimotomura.com/

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