[チェンバロの日!]も終わり、あっという間に一週間たってしまった。
ここ数ヶ月練習をしたのに本番は楽器の弾きにくさもあり、
思うようには行かなかった。クープランリレーの2日目はまた風邪がぶり返し、
とても聴きにいける状態ではなく、残念であった。ともかく参加できた
ことに意義を見出すことにして、もう気分は今年10月から5回にわたって
開催されるD.スカルラッティソナタのリレーコンサートに向かっている。
バッハ、ヘンデルに比べると鍵盤楽曲が主だし、むしろ父親のアレクサンドロ
のほうが作曲家としてはバランスが取れている。ソナタは555曲もあるので
中にどう考えてもつまらない曲もあり、希望者がいないのではないかと
心配になるが、先週募集が始まり、次々と埋まっていくので大丈夫かもしれない。
私が子供の頃はスカルラッティはもちろんピアノで弾かれたが555曲も
あるのに決まりきった曲ばかりだった。ピアノのコンサートで最初の指慣らし、
あるいはアンコールなどでも弾かれ、メインとはならなかった。
今はどうなのだろう? ピアノにコンサート事情に疎くなっている。
さてリレーコンサート会場にはピアノも用意されており、ピアノの方も歓迎だそうだ。
この催しを機会にスカルラッティがぐっと身近になってきたこの頃。
今まで知らなかった曲の多さにあきれるばかり。ピアノでもチェンバロでも
各10曲に満たないくらいしか弾いたことがなかったこともわかった。
9曲エントリーし、もう少しは弾いてもと思うが、オルガンの練習に
差し障りないようにと思うとこのくらいが限度だろう 。