騎手・中島八弥 東京サラブレットクラブ&シルクHC 一口馬主情報。

東京優駿
第80回 日本ダービー
祝出走
シルクホースクラブ所属
フラムドグロワール3歳牡馬
父母GI馬

東京TC 3歳牡馬 レッドリーガル 3戦してこのクラスに目途も立った

2016年08月14日 | 引退馬

東京TC 3歳牡馬 レッドリーガル

(ショウダウン12)

Showdown 12

父: ファルブラヴ
母: ショウダウン
母の父: Darshaan
TYPE: 牡・鹿毛
BIRTHDAY: 2012.03.04
BREEDER: ノーザンファーム

欧州の厳しい舞台で名を上げてきた

母系がいよいよ真価を発揮

欧州の強豪を多数輩出した母系が、

大物誕生の鍵となる

 英で競走馬デビューした母ショウダウンは、勝ち鞍をあげられないまま現役を引退し、繁殖牝
馬となりました。英で勝利を記録したフリーズ(父サドラーズウェルズ)、アバヤーン(父サドラーズ
ウェルズ)、米で1勝をマークしたビーフリー(父セルカーク)などを出産してから日本に導入。レッ
ドデュード(父アグネスタキオン)、現2歳馬ヴァネッサ(父ゼンノロブロイ)に続いて誕生したのが、
父にG1ジャパンC、などを制した世界的名馬ファルブラヴを迎えた牡駒ショウダウン12です。世
界を股にかけてG1戦を8勝した父の血と、G1仏ダービーを制した母の父ダルシャーンの血が相
乗効果を生めば、ショウダウン12のクラシック戦線での頑張りも、十二分に見えてくるはずです。
 母系は欧州の強豪を多数輩出している名門で、祖母ラストセカンドはG2ナッソーS、G2サン
チャリオットSの勝ち馬。ショウダウン12の叔父にあたるオージールールズはG1仏2000ギニー、G
1キーンランドターフマイルSなどに勝ち、現在は種牡馬として活躍中です。また、G1ロイヤル
オーク賞勝ちのアレグレット、G1英チャンピオンSを2回勝っているアルボラーダ、G1オイロパ賞馬
アルバノヴァ、G2愛ダービートライアルSに勝ち、G1愛ダービー、G1英セントレジャーでともに2着
したミダスタッチも、同じファミリーの出身となります。一族に伝わる大レース向きの優秀な底力と
持続力に富んだパワフルなスピードは、ショウダウン12にとっても強力な武器となってきます。

配合診断

 仏2000ギニー馬Aussie Rulesの甥にあたり、近親にも活躍馬が多数出ているMumtaz Mahalにさかのぼる名牝系。3代母AlruccabaはGrey Sovereign 4×3、母ショウダウンはMill ReefとSir Gaylordを通じるナスキロのクロスで、自身はNorthern Dancer 3×5、Bold Reason≒Never Bend 4×5、そしてSeattle SlewとMill Reefを通じるナスキロ+La Troienneのクロスもあります。全体としてはファルブラヴに欧州中距離血統の重厚な斬れ味を付与した配合、といえるでしょう。ファルブラヴ産駒といえばワンカラット、アイムユアーズ、エーシンヴァーゴウなど快速牝馬のイメージが強いですが、牡駒はトランスワープ、グローリーシーズ、タニノシュヴァリエなど父似の中距離型が多いのです。牝駒はFairy Kingに似るけれど、牡駒はファルブラヴに似るというイメージですね。芝向きの中距離馬で、母方の斬れ味が強く出れば東京や外回りでジワジワ差してくる脚質になる可能性もあります。

配合解説:望田 潤 / 栗山 求

ショウダウン12の馬体ポイント

    肩
    肩周囲の筋肉が細分化されている。
    首
    父と異なるストレートネック。
    臀部
    半腱様筋の幅が広く、股関節や膝が強い。
    下腿骨
    長趾伸筋の膨らみが大きく、キック力が強い。

馬体解説

父ファルブラヴは、異なる国で13勝のタフガイ。馬体面では筋肉の隆起が大きく恐竜のようにカーブのあるシルエットで、日本では快速牝馬を多く輩出しています。本馬は肩周囲に父同様の厚みがあり、この時期にしては筋肉の層が細分化されていますが、体高があり、首はストレートでやや長め。胴もゆったりして体型的にはスタミナ派の母父ダルシャーンの影響を感じさせます。臀部はまだ平面的ですが、臀筋群と協力して股関節を伸展させ、膝の支持にも働きかけている半腱様筋の幅が広いのが特徴です。下腿骨は長趾伸筋の膨らみが大きく、股関節に強度が加わってくれば強いキック力を発揮します。スピード系になるか、中距離系かは今後性格によって決まるはずです。

(馬体解説/関西競馬エイト 鈴木由希子) 

栗東・笹田和秀厩舎

募集価格2000万円
中央獲得賞金800万円
控除前回収率40%
収得賞金額400万円
2015/02/22、3歳未勝利、京都ダ1400m、2番人気1着、賞金500万円 雨 良 Aシュタルケ
2016/07/02、3歳上500万下、中京芝1200m、6番人気3着、賞金190万円 晴 良 ルメール
2016/07/24、3歳上500万下、中京芝1400m、4番人気4着、賞金110万円 曇 良 ルメール
 
8戦1勝【1-0-1-1-0-5
 

2016.08.12

(ノーザンファームしがらき)
周回キャンター3000m。馬体重506キロ。
牧場スタッフ「疲れが取れて馬体重も回復してきたので先週土曜日から周回コースで乗り出しました。以前よりトモの状態は良化しているようなので、来週半ばから坂路に入れる予定。その後も順調なら帰厩に向けてさらにペースを上げていくことができそうです」

2016.08.05

(ノーザンファームしがらき)
角馬場調整。馬体重498キロ。
牧場スタッフ「リフレッシュを図るため今週は角馬場のみで調整しています。乗った感じでは以前ほどトモの状態は悪くありませんが、背中と右トモにレースによる疲れが残っているので、きのうショックウェーブで治療しました。飼い食いもいいので馬体重はすぐに戻るでしょうし、夏バテの兆候は見られないので来週から周回コースで乗り出すことにしています」

2016.07.28

(笹田厩舎→ノーザンファームしがらき)
本日ノーザンファームしがらきに移動しました。

2016.07.27

(笹田厩舎)
本日はひき運動の調整でした。
笹田調教師「レース後、右前球節の内側が少しモヤモヤしていたので、念のためレントゲン検査を行いましたが骨などに異常はありませんでした。もしかしたらレース中に脚をぶつけしまったのかもしれませんね。けさの時点では熱も腫れもまったくなく、歩様も大丈夫です。あすノーザンファームしがらきに移動する予定で、次走は秋の阪神か京都になると思います」
助手「検査で脚元に異常がないことがわかりホッとしています。今回は内枠で周りに馬がいる状況で自分からポディションを取りに行くなどレース内容に進歩が見られました。短距離戦では大事なことですよね。あの内容なら1200mでもと思ってしまいますが、暑い時期に3戦してこのクラスに目途も立ったので、まずはゆっくり休んでもらいましょう」

2016.07.24

7月24日レース後コメント(4着)
ルメール騎手「今日はすごく集中していました。レース前、笹田調教師から指示はありませんでしたが、前に馬を置いた方が真面目に走ると思っていたので、馬のリズムに合わせて追走しました。行きっぷりが良くて、直線もいい脚を使っているのですが、前半に馬場が荒れているコースを走ってしまった分でしょうね。最後は伸びきれませんでした。この距離はピッタリだと思います」

笹田調教師「枠順が外だったら結果も違っていたかもしれませんね。暑い中京で2回使いましたし、小倉は1400mがないので、ここで休養に出そうと考えています」

2016.07.21

(笹田厩舎)
本日はひき運動の調整でした。
※今週24日(日)中京12レース・3歳上500万下(芝1400m)にC.ルメール騎手で出走します。
助手「運動中はいつもと変わりありませんでした。元々カイバの食いがいい馬ですが、ここ最近は食べる速さが増しているように夏バテの兆候はありません。体は大きく見せていますが、馬体重は先週からマイナス4キロで前回の競馬前の木曜日とほとんど一緒でした。輸送で極端に減らなければ前回と同じくらいの体重で出走できそうです。あすは角馬場で体をほぐす程度の調整に留めて、土曜日は坂路かCウッドコースで最終調整をするつもり。今回もルメール騎手が騎乗してくれますし、状態はキープしているので良い結果を期待したいと思います」
笹田調教師「間隔は空いていないので今回はそこまでやる必要もなく、ソフトな仕上げ。ルメール騎手の進言で距離を延ばしますが、この前のように真面目に走ればチャンスでしょう」

2016.07.20

(笹田厩舎)
本日は坂路にて追い切りました。
 坂路 54.4-40.3-25.8-12.2 仕掛け
※今週24日(日)中京12レース・3歳上500万下(芝1400m)にC.ルメール騎手で出走を予定しています。想定から除外はありません。
助手「しまい重点の指示だったのでラスト1Fまでできるだけ我慢させました。ゴーサインも仕掛けるというよりは手綱を放して譲ってやる感じでした。ステッキに慣れさせるため肩ムチは入れておきましたが、反応は相変わらず良かったですよ。前回はかなり調子が良かったのであれ以上の上積みは難しいでしょうけど、動きは悪くないし、体も丸みを帯びて雰囲気は保っています。いい意味での平行線ととらえてもらいたいです」

2016.07.14

(笹田厩舎)
本日はひき運動の調整でした。
助手「追い切り後も変わりありません。前回は1週前の時点でだいぶ攻めていたのでイライラしていましたが、今回は少し楽をさせて緩めていたので、まだおっとりしている様子です。運動後に計量したところ488キロありました。前回レースに出走する週の体重は482キロだったのでそのときと比較するとプラス6キロですが、1週前であと2本やれることを考えるとちょうどいいくらいだと思います。いい状態でルメール騎手にバトンを渡せるようあと1週しっかり調整します」

2016.07.13

(笹田厩舎)
本日は坂路にて追い切りました。
 坂路 54.1-39.8-25.3-12.1 馬なり
助手「今週末と来週水曜日にビシッとやる予定だったので、きょうの追い切りはセーブしておこうと考えていました。しまいだけサラッと伸ばすはずが、テンの入りから速くなってしまったので全体も54秒とイメージとは違う内容になってしまいました。それでも道中は気負わずにこっちの指示を待っている状態で集中力も十分だったと思います。今の体は太いと言うと大げさかもしれませんが、究極の仕上げだった前回と比較するとまだ余裕があるように感じます。レースまであと2本、前回以上は難しいかもしれませんが、いい状態で臨めるはずです」

2016.07.07

(笹田厩舎)
本日は坂路1本の調整でした。
 坂路 75.3-56.3-37.2-18.8 馬なり
助手「予定通りきょうから坂路で調整を始めました。毎日ブリンカーを着けていることもありますが、前走でルメール騎手にしっかり動かされたことで気が入っているので一生懸命走っていました。少しでも手綱を緩めるとガツンと行っちゃいそうだったので、抑え気味に乗ったので時計もだいぶ控えめに。これだけ暑いのに長いままだった毛はレース後から抜け始めているので代謝は良くなっているようですが、汗の量が多い馬なので体がこれ以上減らないよう注意しています。相変わらず食欲は旺盛なのであまり心配いらないとは思いますけどね。次走は中2週でまだ時間はあるので、今週いっぱいはケア中心で軽めの調整に留めて、来週から少しずつペースを上げていくことにしています」

2016.07.06

(笹田厩舎)
本日は角馬場でハッキング調整を行いました。
助手「きっかけをつかむことができて本当にホッとしました。これで次走に向けてどう造っていけばいいのかイメージしやすくなりました。ブリンカーの効果がだいぶ大きかったと思いますが、次もまじめに走ってくれるといいですね。レース後の状態についてですが今回はしっかり走ってきた分の当たり前の疲れが出ています。歩様は元から硬いので仕方ありませんが、背中から腰にかけて張っている感じ。角馬場で乗るとすぐにほぐれて上がりの歩様は良かったので、今週末までには回復するはずです。今のところ明日から坂路入りする予定です」
笹田調教師「芝に目先を向けたこともありますが、ルメール騎手がリーガルをその気にさせて力を引き出してくれたことが大きかったように思います。いつもなら直線に向いたところで厳しい状況に置かれていましたが、ぐんぐん伸びてきましたからね。次も同じように気持ちを切らさず走ってくれるといいのですが。次走は中1週で24日(日)の中京12R(芝1400m)にC.ルメール騎手で出走を予定しています」

2016.07.02

7月2日レース後コメント(3着)
C.ルメール騎手「笹田先生からスタートが良ければハナに立ってもいいと言われていました。でも、ファーストステップが遅かったし、スタートしてすぐに両サイドの馬が寄ってきたので控えることに。向こう正面で軽い接触もありましたが、道中は気持ちを切らさず、集中して走っていました。脚も溜められましたしね。直線も後ろのポディションでしたが追えば追うほど伸びていました。エルディストと毛色は違うけど、一生懸命なところは一緒だし、最後の脚はなかなかのものでしたよ。スタートさえ決まれば勝てると思います」
笹田調教師「いいきっかけになったと思います。ジョッキーは1400mでも大丈夫と話していたので次は1400mを試してみましょうか。ただ、今日は暑くて発汗がすごかったですし、久々にまじめに走ったので疲れも出てくるはずなので、次走の予定を立てるのは帰ってからの状態次第ですね」

2016.06.30

(笹田厩舎)
本日はひき運動の調整でした。
※今週2日(土)中京8レース・3歳上500万下(芝1200m)にC.ルメール騎手で出走します。
助手「運動中はいつも通り優等生でした。硬さもないし、トモなどに疲れはありません。馬体重は昨日しまいだけとはいえハードにやったので4キロ減って482キロですが、アバラがうっすら浮いていて馬体の張りも一段と良くなっています。仕上がり面に不安はなく、早く使ってしまいたいとか、もう1本ほしいとかそういうことも全くありません。やり切った感が強いです。まずはきっかけがほしいところですが、今回はルメール騎手に乗ってもらえるということで、どういう競馬をしてくれるのか僕自身楽しみにしています」

2016.06.29

(笹田厩舎)
本日は坂路にて追い切りました。
 坂路 53.1-38.2-24.3-11.9 仕掛け
※今週2日(土)中京8レース・3歳上500万下(芝1200m)に出走を予定しています。想定から除外はありません。
助手「先週末は土曜日にCWコースでそこそこのペースで1周半。日曜日もCWコースで併せ馬で追い切りしまいだけバシッと伸ばしてきました。今日はいつもどおり坂路で追い切りましたが、コーナーを曲がったところでほかの馬に絡まれて多少ムキになったくらいで、そのあとは前に行く気持ちがある中でうまくコントロールが効いていました。しまい重点とはいえ相変わらず動きはいいですね。体が起きて自分でバランスを取って走っていましたし、素軽さが増しています。脚さばきも前回以上であることは間違いありません。なかなかいい結果が出ないので何か変えてみようと前走後は常にブリンカーを着けて気持ちを乗せてきましたが、効果は大きく集中力も十分。レースまで今の雰囲気を保っていければと思っています」
笹田調教師「今週入るようなら土曜日の1200mに出走させようと思います。鞍上は想定を見て空いているジョッキーから選びます」
※出走の場合はルメール騎手を予定しています。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿