東京TC 2歳牡馬レッドサイファー
(アルウェン09)
半姉はクラシックの舞台を経験、賢弟として大舞台で雪辱を果たしたい
父 : フジキセキ
母 : アルウェン(母の父 トニービン)
美浦・藤沢和雄厩舎
0戦0勝【0-0-0-0-0-0】
オークス馬アドラーブルを祖母に持つ、活力に充ちた名門母系
オークス馬アドラーブルの娘である母アルウェンは、素軽い先行力を武器とする競走馬でしたが、小倉芝1200mで争われた3歳未勝利戦で1勝をあげるに止まりました。その名血が開花し始めたのは、繁殖入りしてから。2007年に出産した父ゼンノロブロイの牝駒ギンザボナンザが、オープン特別アネモネSを制し、2010年牝馬クラシック戦線を賑わせたのです。ギンザボナンザの2歳下の半弟にあたるアルウェン09は、父がベテラン名種牡馬フジキセキに替わり、今度はG1NHKマイルCを含む、牡馬クラシック戦線での活躍が期待されるところです。前述の祖母アドラーブルは、1992年のG1桜花賞でニシノフラワーの2着に敗れましたが、続くG1オークスでは中団から抜け出す強い走りで、見事にリベンジを果たしました。繁殖牝馬としても実績を残し、いずれもアルウェン09の叔父にあたる、G2京都記念の勝ち馬で、G1菊花賞で3着したエモシオン、オープン特別すみれSを制したサリーレを産んでいます。また、曾祖母エコルシュから連なる母系からは、1998年の中山大障害を大差勝ちしたノーザンレインボー、ダート戦G3佐賀記念を制したエアピエールといった個性的な名馬が出ています。これまでの実績に加え、現在の勢いにも優れている母系は、競走馬アルウェン09の大きなセールスポイントです。
調教師コメント
―― この馬を初めて見た時の印象をお聞かせください
迫力のある立派な馬という印象でしたね。血統を見るとオークス馬アドラーブルが祖母にいますし、母父もトニービンなので長い距離に向く印象があると思いますが、スタミナよりもスピードタイプだという印象ですね。
―― フジキセキの影響が出ているのですかね
そうですね。フジキセキは早い時期から活躍していた馬で、クラシック途中で引退していました。種牡馬になってもスピード馬を多く出していますから、この馬は父の影響が強いのかもしれませんね。
―― 使い出しに関してはいかがですか
筋肉の量が豊富なタイプで、仕上げようとしたら直ぐにでも仕上がってしまうでしょう。早い時期から動けるタイプですが、あまり急がせると、自分の筋肉の量に馬が負けてしまうこともありますから、その辺に注意して仕上げないといけませんね。現段階のイメージとしては秋以降のデビューですね。
―― 目標のレースとしては
NHKマイルカップを目指したいですね。調教を進めてからの判断になりますが、姉のギンザボナンザも良いスピードを持っていて、仕上がりも早かったですからね。NHKマイルカップを獲りたいですね。良い雰囲気を持っている馬ですから楽しみにしていますよ。