悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

車内の風景

2017-06-18 21:51:06 | 雑記

昨日は「東海・ひたちなか健歩の会」の例会で、水戸の新ヘルスロードコースを歩いた。
総勢91人が2班に分かれて13kmを歩く。
見知った顔が何人もいる。挨拶を交わし、おしゃべりをしながら、楽しく歩いた。
気温は上がってきたが、風があったので快適だった。

会ではトランシーバー導入直後とのことで、操作について若干のアドバイスをした。

意識的に利用しようとするスタッフがいるので、早々に使いこなせるようになるだろう。
上手に利用すれば、安全な例会運営に資することができる。

トランシーバーは、操作さえ間違えなければ、瞬時に通話できるのが最大の利点だし、

障害物の有無など周囲の環境にもよるが、同時に全スタッフに伝えることもできる。
例会時のように長い列になると、先頭からアンカーまで呼び出しが届かないことがある。
そのような時は、中間にいる者が中継基地の役割を果たせば、十分緊急速報に使える。
ただ、スタッフにその自覚がないと、無用の長物と化す。

携帯の場合、呼び出し音に気がつかなかったり、操作を誤り通じないことが意外に多い。

これまでの例会での経験では、状況にもよるが、緊急時には役に立たない。

帰路、結城で下りるYさんと水戸線に乗った。いろいろな話をしながら前の席を見ると、
若い女性が、分厚い文庫本を読んでいる。何の本だろうと興味を持って眺めていた。
その内、携帯を取り出して、文庫本を膝の上に置いたので、書名がわかった。
宮部みゆきの『蒲生邸事件』で、図書館のシールが貼ってあった。
私も好きな作品で、何度も読んでいる。「面白いでしょう!」と、声をかけたくなった。
そんなことはできないのが残念だが、妙に同志的親近感が湧きだし、心楽しくなった。

残念ながら、彼女は途中の駅で降りていった。