悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

送電線が消える

2011-12-31 23:25:32 | 言葉

地下埋設のためではない。

国土地理院で発行している地形図から、送電線が消えるそうだ。
今のところ、インターネットで提供している電子国土基本図から消えただけである。
理由は、送電線情報を提供する側である、電力各社の「保安上の理由」。
2011年2月からだそうなので、この度の大震災は関係なさそうだ。
先に、国土地理院で、一万分の一地形図を購入したとき、
送られてきた地形図と一緒にアンケート用紙が入っており、
設問の中に送電線の要否の問いがあった。
地形図を見ながら歩くときに、送電線の表示があると、
現在地を特定するのに有効だったので、「必要」と答えた。
その結果で消えるのかと思ったが、すでに消えていたことになる。
ただ、紙地図から消えるのは、電子地図を元に作成される地形図からとなる。

「保安上の理由」というのは、理解しにくい。日本は、誰でも旅行できる国だし、
容易に目に見えるものなので、送電線情報を電力各社が提供しない理由がわからない。
戦争中は、国防上の理由で、飛行場などが意図的に消されたらしい。
また、伊能忠敬の師である高橋至時の息子高橋景保が、
日本地図をシーボルトに提供したため投獄され、獄死している。

もう一つ不思議なのは、国土地理院は、航空機などで地形を撮影し、
それを元に地形図を作成している。電力会社が、送電線情報を提供しなくても、
独自に記載することができるのではないかと思う。
「送電線の位置情報」を元に、地図に場所を落としているようなので、
やはり、難しいのか?

「個人情報保護法」への過剰反応と同じで、今回の「消された送電線」も、
電力各社の過剰対応ではないかと思う。

<本日の歩行:6.5㎞+3.9㎞=10.4㎞>~40日目
①ほどほど~カムイ~自宅6.5㎞(15:00~17:00)
※ほどほどで食事後、歩いて帰る。カムイでトレーナーを探したが、
適当なものがなかったので、買わずに帰る。
②自宅~TSUTAYA往復3.9㎞(21:34~22:55)
※正月用のビデオを借りてくる。「カムイ外伝」、山本周五郎の「ひとごろし」
「必殺仕事人1」…いずれも時代劇