温かいうどんを食べることになり、材料を刻み、鍋を火にかけたところで、
「だしの素」が切れていることに気がついた。
だしのもと(鰹節、昆布)はあるのだが、今からだしを取るのは面倒なので、
近くのコンビニに買いに行った。コンビニで「だしの素」を買うのは初めてだ。
コンビニは近いので、鍋を火にかけていても大丈夫なのだが、一応消した。
近い道のりだが、道々考えた。物によってはコンビニでは買わない物を、
最近は買うようになった。マヨネーズ、生卵、歯磨き、缶詰、その他、
普通はスーパーで買うような物を近くて便利だという理由で、買うようになった。
近所の高齢者は、小分けにして売っているので、野菜や肉を買うこともあるそうだ。
足腰が衰えてきたので、近いのも魅力だという。
コンビニの経営者家族や従業員も、自分の店では普通買わない物があるだろう。
醤油や酒、だしの素、その他スーパーの方が安い物は、自分の店では買わず、
スーパーやその他の量販店に買いに行くのではないだろうか。酒などもそうだ
弁当が残ったり、総菜が残れば買うこともあるだろうが、極端な言い方をすれば、
自分では買わない物を売っている店、という側面がある。
特殊な品でなく日常品であれば、自分の店で買わないと言うことは、昔はなかった。
魚も肉も野菜もみな近くの店で買った。
私のところでは、2~300mの範囲にほとんどの店があった。買い物かごを持って、
買いに行ったものだ。隣には、内科、外科、皮膚科、エックス線科、
などを診る医院があった。みな近所で間に合った。
電気製品は、行きつけの店にすべて頼んで買うし、故障すれば直してくれた。
だいぶ前から、電気製品は量販店や通信販売で買うようになった。
自動車保険も、なじみの保険屋さんに頼み、事故があればすぐ駆けつけてくれ、
なじんだ顔が間に入ってくれた。
今は、ウェブで申込み、電話だけですべて済ませてしまう。一度事故で利用したが、
人の顔が介在しないというのは不安なものだ。相手が何か言ってきても、
すべて保険屋に回せというが、割り切れることばかりではない。
消費、購買動向は大きく様変わりしている。昔ながらの町の小規模店は、
独自の販売戦略を練らないと、生き残っていくのが難しい時代になった。
<本日の歩行:10.5㎞>~23日目
自宅~関戸八幡神社~静の里~十軒道路を自宅まで10.5㎞(13:50~15:53)