悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

長久保赤水

2011-12-15 23:08:52 | 言葉

今朝の朝日新聞茨城版に、長久保片雲著「長久保赤水の交友」が紹介されていた。
長久保さんは、日本地図づくりの先駆者といわれる、長久保赤水の縁戚に当たる方だ。
上の地図は、長久保赤水が、安永8年(1779)に発行した「改正日本輿地路程全図」
(かいせいにほんよちろていぜんず)。

庶民向けの地図として、明治時代まで100年間にわたり、旅行その他に使われた。
伊能忠敬が、実測で地図を作る42年前に、
このように正確な地図を作っていたのには驚きだ。

この本についての問い合わせは、長久保さんにとなっていたので、電話をした。
ご本人が出られ、古河でウォーキングをやっているというと、
水戸の川上さんを知っている、とおっしゃる。後刻、川上さんに電話をした際聞くと、
伊能ウォークで茨城を歩いたとき、協力を願い、その後もお付き合いがあるとのこと。
意外なところで、ウォーキング絡みの関わりに触れることができ、うれしく思った。

例会などで地図を見ながら歩く人は少ない。ただ、誘導に従って歩く人が大半だ。
今回の例会に参加してくれた、下館ウォーキングクラブのWさんは、
いつも必ず地図を片手に歩いている。地図に表されているコースと、
実際の風景とを見比べながら歩く習慣をつけてほしいので、
例会では必ずコース図を作成し配布している。

地図読みには慣れも必要なので、会員の皆さんには、折りたたんだ地図を片手に、
建物や道路、いろいろな記号類を照合しながら、例会のコースを楽しんでもらいたい。
最初は取っつきにくいかもしれないが、慣れてくると、平坦で単調そうに見えるコースが、
平面的な広がりだけでなく、川や谷、墓や祈念碑の記号などにより、
時間的な広がりさえ感じられるようになる。
ウォーキングの楽しみにひと味加わると思う。

<本日の歩行:11.5㎞>~25日目
自宅~中央運動公園~ほどほど~からきや~中央運動公園~夢庵~自宅5.4㎞
(21:37~22:33)