つくばねの このもかのもに かげはあれど きみがみかげに ますかげはなし
筑波嶺の このもかのもに 蔭はあれど 君がみかげに ますかげはなし
よみ人知らず
筑波山のこちら側にもあちら側にも蔭はありますけれど、あなたの御影にまさる蔭はありません。
詞書には「常陸歌」とあります。「君」はお仕えする主君とも、愛しい異性ともとることができそうです。前者と捉えれば「みかげ」は恵みによって守られること、後者と捉えれば文字通り「お姿」の意ですね。
つくばねの このもかのもに かげはあれど きみがみかげに ますかげはなし
筑波嶺の このもかのもに 蔭はあれど 君がみかげに ますかげはなし
よみ人知らず
筑波山のこちら側にもあちら側にも蔭はありますけれど、あなたの御影にまさる蔭はありません。
詞書には「常陸歌」とあります。「君」はお仕えする主君とも、愛しい異性ともとることができそうです。前者と捉えれば「みかげ」は恵みによって守られること、後者と捉えれば文字通り「お姿」の意ですね。