地震による津波で破壊された原子力発電所の爆発を防ぐ為に使い続けられている冷却水。
放射能で汚れた水をためているタンクが大量になり、このままため続ける事が出来なくなり放出する事に。
当初からこの汚染水をどうするか色々と考えられた。
その中で最終的に残った方法が2つ、捨てる場所は海か空かです。
他にも案は有ったが、現実的でないとか。処理せずに科学の進歩を待つとかだった。
結果論だが、捨てる場所が海か空を考えるのは、現実的だし他国でもやっているので世界からの反対が少ないだろうと言う理由が大きいだろう。
そして空に捨てるのは量が少しづつ過ぎる技術しかなく間に合わない。
残りは・・・海。
国も東電も海に捨てるにはどう前処理をすれば良いのかを考える事に集中していました。
最終的に今年の8月の末くらいか9月にはスタートするでしょう。
中国が強烈に反対していますが、科学的根拠がまったくない話ばかりなので、その意見に賛同する国は無く、日本は中国の嫌がらせにだけ対処すればいい。
イメージとして影響を受けやすいと想像してしまう隣国の韓国政府が受け入れてくれたのは大きい(野党は大反対している)
日本の経済産業省の資料では海外でトリチウムを放出している量が示されている。
中国・奏山第3原発・・・約143兆ベクレル
これは福島第一原発が予定している量の6.5倍。他にも4~5倍放出している原発もある。
中国が示す数字ですから、その量より多い事は有っても少ないことは無い。
イギリス・フランスなどもけた違いに大量に放出している。
これは公開されている経済産業省の資料なので、違っていればその国からクレームが有ると思います。
こんな色々な数字を示して説明されても、私のような無知な人間には実際の所は分かりません。
その放出される有害な物質をどのように人間が取り入れたら害になるのか分からない。
一度に取る量も、その期間も、まったく分からない。
自然界にも存在するもので、ある程度は全ての人が吸収している。
また現実的に原発は地球上に多数あり、それらからも福島第一原発からの汚染水と同様の有害物質が放出され続けているが、これと言って被害者が出ていない事を信じるしかありません。
科学的根拠など全くなくて、ただ嫌がらせで批判を繰り返す中国には毎度の事だと無視するしかない。
まぁ、それ以外の国が同調しないように説明は必要でしょう。
11日から始まった東南アジアでの会議でも、中国は汚染水の放出を議題にしたかったらしいが、他の国々は興味を示さず議題にはならない様子です。
物凄く単純な話をしますが・・・
小学生の時に習った「黒潮」とか「親潮」
沖縄の西を流れる海流は2つに分かれ、1つは鹿児島の手前で太平洋側に流れ福島沖で、北から流れてきた千島海流とぶつかり、大きく東に方向を変えて太平洋をわたり、アメリカ大陸の手前で、また2つに分かれます。
ちなみに南から北に流れるもう1つは対馬を通り日本海に・・・
先の東北の地震で色々なものが海に吸い込まれましたが、それらの一部が流れ着いた先は北アメリカ大陸の海岸です。
ものの1つも中国に流れ着いたものは有りません。
福島の沖で、何を捨ててもアジア大陸の方向には流れないんです。
中国のゴミが日本に流れ着いても、その逆は無いんです。
まぁ、巨大な国の中国ですから、海流までも反対に流すのかも知れないけど
処理水の放出後も、東電や国はもちろんIAEAも監視を続けるでしょう。
不安を口にする国々からも科学者に来てもらい、全ての情報を公開して確認してもらうのは必要です。
当然ですが、デマであれ何であれ被害が出てしまう人々には国と東電が責任をもって賠償をし続けるのは当然でしょう。
被害者が出る事は残念ですが、、、現実的な方法としては政府が示す方法しか無いと感じています。