地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

阿波町で殺人か?

2023-03-05 09:46:45 | 最近のニュースから

警察に県外在住の子供と名乗る人から

「母親が亡くなったので、どうすればいいか・・」と電話が入った。

警察は母親が住む家に行くと、40才代の男(息子)と、すでに亡くなっている母親の遺体が・・

警察官が息子に

「父親は何処に?」と尋ねると

土間に毛布を掛けた下に、、、死亡していた。

その父親を確認すると頭に傷があり不審死が疑われた。(後にろっ骨の骨折も判明)

とりあえず警察はその場に居た息子を死体遺棄で逮捕。

 

感の良い人は気が付いたと思いますが、被害者や容疑者の名前が無い。

実は殺人も疑われる容疑者は重度の知的障碍者なのです。

 

事の成り行きを時系列で想像すると

母親が病気か老衰かは解らないが亡くなった。

そして父親が同居していない子供に母親の死を連絡。

その後、父親と連絡が取れなくなり、警察に電話をして相談。

・・・事件が発覚。

 

近所の人の話では、殆ど交流がなくて挨拶もしない関係だったらしい。

事件の事は日を追って明らかになって行くと思います。

 

問題と感じるのは・・・

老夫婦と知的障害のある子どもの暮らしなのです。

子供と言っても年齢は中年以上、そんな家庭が意外とあるんです。

他の問題の無い子供たちは、それぞれ仕事や結婚で家を出て行きます。

反面、知的障害が大なり小なりある子供は親元で暮らす。

知的障害とまでは行かなくても、ウツ傾向で独身の子供は実家に残ったままになります。

知的障害やウツ傾向の子供が同居していれば、その家族の生き方は自然と社会との交流が少ない道を選びます。

その子供は社会との付き合いが苦手なので、親が亡くなったりすれば孤立したままになります。

そんな事は当事者たちが一番良く解かっている事で、日頃の家族間の会話の中にも頻繁に出て来るはずです。

すると、、、知的障碍者でなくても、一人では生きて行けないと頭の中に刷り込まれます。

知能以外は五体満足な大人が、何かのきっかけで突然狂暴になり被害者が出てしまう。

これを防ぐ方法は無いかも知れない。

この阿波町の事件は事件と言うより事故に近いかも知れない。