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ポギー

2006-01-21 16:58:19 | パドリングギア
寒い日のパドリングでは、からだの末端がことごとく冷やされます。
頭、手、足先。頭や足先はあまり動かさないところなので、がっちり防寒できますが、手はパドルの操作もあるので、あまり厚手の手袋は着けられません。

一般的に、手の防寒というと五本指の手袋をイメージするかもしれませんが、パドリング用品にはポギーと呼ばれる装備があります。



自転車やバイクのハンドルに付ける防寒用の覆いのパドル版です。
手ではなく、パドルシャフトに取り付けます。





グローブは、構造上どうしても手に密着するので、風が吹くとあまり防寒効果は期待できません。これは、濡れた手袋と素肌が接して、そこから熱が奪われるためです。

ポギーの利点は、まずは暖かさです。製品にもよりますが、一般的には比較的厚手のネオプレン素材で付くられ、中に手を入れるスペースが立体的に作ってあるので、手を入れたときの空気の層がグローブとは比較にならないぐらい厚くなります。濡れた手を中に入れても、ポギー本体が濡れていても、風が直接素材を通して素肌に当たることを防いでくれるので、直ぐに暖かくなります。

また、素手でパドルを握ることが出来るので、いつも通りの感覚でパドルを持つことが出来るのも魅力です。もちろん、普段からグローブをしている人でも、サイズに問題が無ければグローブをしたまま着用できます。


欠点は、手の出し入れがちょっと面倒なことでしたが、写真のPalm製のディセントポギー(昨年発売)は、従来品とは違い、手首から上のチューブが無くなり、出し入れが容易になっています。(ポギーへの手の出し入れにイライラしている方には良い品だと思います。)
一見、手首が寒そうですがパドリングジャケットがカバーしてくれる部分と重なるようにデザインされているので、肌が外気に触れることはありません。(小さめのパドリングジャケットで手首が思いっきり出ている方は仕方ありませんが・・。)

写真では見づらいのですが、手を出し入れする部分には波返しのようなパーツが付いており、風や飛沫の進入を防いでくれます。

私も使っていますが、今のところ出し入れも楽で、他のポギーに比べて防寒性に遜色があるとは感じませんでした。カヤックの上で写真を撮ることも多いので、手の出し入れのし易さは素晴らしいと思いました。

Palm ディセントポギー ¥3,990(税込み)在庫あります。

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