アースクエスト BLOG

シーカヤック アースクエストのブログです。

ニューカヤック

2022-07-20 17:40:27 | セーフティー

今日は、スタッフトレーニング。
私(こんの)は、練習用に暫く前に買った人生初のマイリバーカヤックで参加。
初めて乗るカヤックなので、まずはレスキューから。

艇が変わると、思わぬ事が起きがちです。
なので、まずはしっかりレスキューのトレーニングをしましょう。
(助ける・助けられる・セルフレスキュー)

雨上がりでしたが、透明度も回復して、濡れ物系の練習も気持ちよくできる水温でした。

写真提供:なかのカヤック

 


7/9パドルスポーツセーフティミーティング

2017-07-24 14:47:00 | セーフティー
 7月9日は、パドルスポーツセーフティミーティングを開催しました。主催は、日本セーフティカヌーイング協会(JSCA)。宮城海上保安部・気仙沼海上保安署などの協力を頂き、海のパドルスポーツの安全について、考える一日でした。

 参加者は、シーカヤッカー13名(うち、5名がJSCA会員)

 まずは、事故事例に学ぶリスクマネジメント。参加者がシーカヤッカーのみだったので、シーカヤックに絞った内容で、事故事例の事故要因の洗い台を参加者全員で行い、事故の原因は一つでは無いこと、事故に至る前に食い止められるポイントがたくさんあること、最悪の事態を防ぐにはどうすれば良いかを全員でシェアしました。

 次は、低体温症について。石巻専修大学の山内教授より、低体温症の基礎知識や、最新の研究データに基づく低体温症対策を、パドルスポーツの目線でお話し頂きました。低体温への耐性については、想像以上に、個人差が大きいことや、一般に出回っている低体温症に関する予想生存時間の根拠になったモデルがどんなものなのかなど、現場でも役に立つ濃厚な講義でした。


 そして、気仙沼海上保安署職員による、海のレスキューの話し。118番通報のポイントや、実際の救助の現場で、どういった手段でレスキューが行われるのか、PLBの現状(現場の目線で)などなど非常に興味深い話しが聴けました。そして、海上保安官とシーカヤッカーの距離が縮んだことが、最大の収穫だったと思います。


 最後は、みんなでレスキュートレーニング。基本的なレスキューから・・・、


 荷室への浸水を想定した排水の体験や・・・、



 一斉にセルフレスキューなど、短時間でしたが、自分自身のレスキュー/セルフレスキューのレベルが、どれぐらいなのかを知る良い機会になったと思います。



 パドルスポーツセーフティミーティングは、来年以降も継続して開催していく予定です。


☆☆お知らせ☆☆
・アースクエストのスクール、ツアーは、平日・1名様より随時開催です。お気軽にお問い合わせください。

・夏期は、ショップに居る時間があまりありません。ご来店前には必ずご連絡下さい。

〇近日開催のプログラム。お申し込み受付中

7/30(日)唐桑半島1Dayツアー
澄んだ海、巨釜・半造・折石の名勝を、カヤックで訪ねます。

・8/5(土)、8/6(日)リクエスト募集中!

・8/11(金祝)~8/13(日) 牡鹿半島・出島3daysキャンプツアー
 リアルシーカヤッキングの世界へ!キャンプをしながらの3日間のパドリング。

・8/19(土)、8/20(日)リクエスト募集中!

8/26(土)~8/27(日)気仙沼大島のんびりキャンプツアー
 気仙沼大島の、とっておきのビーチで、のんびりキャンプ。パドリングも、のんびりです!!カヤックキャンプのデビューにも、のんびり夏の海を楽しみたい方にもお勧めのツアーです!


☆「個人用救難信号発信器」PLB。
・バッテリーの問題、通話圏外では使えず、濡れると操作しづらいなど、いざというときの通報手段としては不安のある携帯電話。2015年に解禁されたPLBなら、アンテナを伸ばしてワンプッシュで衛星経由で位置情報付きの救難信号が発信され、救助が開始されます。本体からもビーコンが出て、視界不良時でもピンポイントで位置を発信し続けます。行動範囲の広い、シーカヤッカーにとっては、まさに必須の装備です。
PLB好評販売中!!
これまでに発生した、多くの死亡事故。遭難者がPLBを身につけていれば、少なくとも捜索にかかる時間は大幅に短縮されたでしょう。



4/3-7 野外救急法 基本の50時間

2017-04-13 21:26:00 | セーフティー
 先週のウィークデーは、野外救急法の講習を受けてきました。(主催者でもありますが。)
アースクエストのツアーでは、救急車が来られないところにも、普通に上陸するので、普通の救急法では対応できない状況が身近です。そんなわけで、この講習は病気の40時間と共に年に一度はどちらか受け続けています。
 
 なにしろ、覚えるべき事はたくさんありますが、独学では限界があるし、何よりも医学的な知見を自分で確認するのはものすごく大変です。

 そして、ともすれば自己満足で終わってしまう、ファーストエイドのトレーニングを、しっかりとした評価を受けながら練習できる、貴重な機会になっています。

 大出血の止血は、どれぐらいの強さでどれぐらいの時間、圧迫することが標準的なのか?マニュアルでは表現されることが無い、現場での知識と技術。


 ショックを防ぐには、どうすれば良いのか?傷病に応じた、楽な姿勢は?


 救助の手が届かず、自力で傷病者を運ぶには、どれだけの手間と人手が必要なのか?


 放置すれば重篤な事態に陥るけがはもちろん、マメや小さな切り傷のケアなど、最新の知見に基づいた救急法を学び直した5日間でした。
 
 引き続き、この講習が無駄になり続けることを目指して、精進を重ねていきます。

 来年は、5月に同じ講習会を開催する方向で調整中です。

※野外救急法講習受講し試験に合格すると、国際的な民間資格が発行されます。アースクエストでは、プロバイダー(講習提供者)のスリップストリームジャパンと連携して、宮城県での野外救急法講習を継続的に開催するよう努めていきます。野外救急法講習開催に関するご要望等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。


この講習の模様は4/13の仙台放送みんなのニュースで放送されました

☆☆お知らせ☆☆

ゴールデンウィークのツアー、予約受付中。既に、予約数が定員に達しそうなツアーもあります。早めのお申し込みをお勧めします。アースクエストのプログラムは、平日、週末共に、1名様より随時開催します。お気軽にお問い合わせください。

4月14日(金)一目千本桜お花見ツアー 大河原町
4月15日(土))一目千本桜お花見ツアー 大河原町
4月16日(日)リクエスト募集中!
4月22日(土)リクエスト募集中!
4月23日(日)リクエスト募集中!
4月29日(土)~30日(日)出島海の幸民宿ツアー
5月3日(水)~4日(木)笹川流れサンセットキャンプツアー 新潟県村上市
5月5日(金)~6日(土)猪苗代湖湖畔のキャンプツアー 福島県郡山市湖南
5月7日(日)裏磐梯みずうみツーリング(檜原湖又は小野川湖)福島県北塩原村


 

JSCA-DAY

2017-03-09 00:44:00 | セーフティー
ちょっと前の話になりますが、先月は年に一度、全国のカヤックガイド/インストラクター仲間が集まるJSCA-DAYに行ってきました。JSCA=日本セーフティカヌーイング協会。北海道から西表島まで、全国で38の事業者が加盟している団体です。インストラクター検定や、一定の安全管理基準を満たした事業者を公認カヌースクールとして認定している団体です。最近は、カヤック関連の事故への捜査協力の養成も来るようになりました。

 JSCA-DAYは、代表者研修会、総会、会員研修会など3日間。今年は例年以上にきつきつのスケジュールでした。

 前日は、会長のショップ(コア アウトフィッターズ)にお邪魔して、総会の打ち合わせ。三浦半島の海は、大時化でした。初めてここへ来た日も、こんな風が吹いていました。


 ここで、昼過ぎから夜まで・・・。漕ぎたいとか、考えてはいけないのです。打ち合わせ打ち合わせ。夜は、しーかやっくうみうしさんにお邪魔しました。


 翌日は、JSCA代表者研修会。年に一度の顔合わせ。ここでは、協会のビジョンや、協会で何が出来るのかを話し合いました。そう、JSCAは、会員が主体的に運営に参加できる組織です。


 こんな感じで、会議をしてます。ここで話し合われた結果は、各委員会に伝えられて、協会の事業が決まっていきます。


 三河湾で起きたシーカヤック事故での海保への協力や、イベント、事故に学ぶリスクマネジメントの報告、ワークショップ手法の共有などを行いました。


 JSCA-DAY2日目は、総会。重要事項、予算案、事業計画などが審議されます。総会のあとは、CPRとAEDの普及員を養成するための指導員講習会。CPRができれば良いわけでは無く、しっかり教えるにはどうしたら良いのか、考えさせられた実りある講習会でした。



 最終日は、協会の顧問弁護士からの、事故事例に学ぶリスクマネジメント講習。判例を元にした、事故発生時の「責任」がよく分かります。そして、カヌー業界への暖かいエールの言葉を頂きました。

 JSCA-DAYの3日間は、たいてい建物の中で、会議やら研修に参加したりの忙しさ。今年は、3日間、外に出ることなく過ごしておりました。年に一度の熱い3日間。

☆☆お知らせ☆☆
野外救急法ん南三陸基本の50時間、参加者募集中です!
https://www.facebook.com/events/1583813468613184/

直近のスケジュール
3/11(土) 御前湾・出島1DAYツアー
3/12(日) スノーシューツアー営業終了に伴い、リクエスト募集中!
3/17(金) 森のだいどころ~ミートローフ、石窯パン~
3/18(土) NPO法人森は海の恋人 冬PGMサポート
3/19(日) 御前湾・出島1DAYツアー
3/20(月祝)長面・尾崎1dayツアー(変更可)
3/25 (土)ー26(日) いずしま民宿ツアー 今年がラスト開催!春の海は美味しい物がいっぱいです!
4/2(日) 金華山一周ツアー
4/3(月)~7(金) スリップストリーム野外救急法まつしま基本の50時間
4/9(日) 白石川お花見ツアー

3/28-4/1スリップストリーム 野外救急法 基本の50時間

2016-04-03 00:14:00 | セーフティー
 3/28・29、31・4/1の4日間、リフレッシャーとしてスリップストリームの50時間講習を受講して来ました。会場は、本吉の前浜マリンセンター。


 この施設は、同じ事務所の工務店、「サスティナライフ森の家」の施工した建物です。地元の木、自然素材にこだわった造りの施設です。漆喰の壁、無垢材の床がとても気持ちよかったです。


 講習1日目は、座学と基本的な応急手当。包帯の巻き方や、三角巾の基本的な使い方を、野外での使用を前提に練習します。


 2日目は、固定など。添え木の作り方や、間接の固定法。シナリオトレーニングと呼ばれる、現場を模した訓練も始まります。


 30日は、JSCAのお仕事があったので、一時抜け出して、31日は再び合流。浜辺で首が動かせない人の動かし方やシナリオトレーニング。けがをするのがもったい無い気持ちの良い浜でした。


 最終日は、朝からシナリオトレーニング。ひたすら、訓練が続きます。いろいろなことが起きるアウトドアの現場。現場でのリアルな対応力を付けるには、こういう訓練が非常に有効と感じています。


 毎回毎回いっぱいいっぱいになれる講習会。危機管理や安全管理に危機感を持って活動しているガイドやインストラクターと交流できる貴重な機会でもあります。今回も、各地から山、スキー、カヤック、子ども向けプログラムなど、様々なフィールドで活動している方々との交流がありました。来年以降も、定期的に宮城で開催する場を作っていこうと思います。

 スリップストリーム野外救急法けがの50時間、2017年は、4月3日(月)~4月7日(金)に開催予定です。