アースクエスト BLOG

シーカヤック アースクエストのブログです。

冬装束(グローブ編・キャップ編)

2009-01-21 07:14:09 | パドリングギア
 末端の冷え対策は、冬場のパドリングで重要な防寒対策の一つです。カヤックに覆われている下半身は以外に暖かいのですが、上半身の保温にはしっかりとした準備が必要です。手は、パドルを的確に握れる状態を保つためにもしっかりとした防寒対策が必要です。一般に流通している5本指のグローブは、材質を問わず風が吹いた場合の保温力に不安があります。濡れたグローブ(グローブは必ず濡れます。)に風が吹くと、非常に冷たく感じます。これは、5本指のグローブが肌にフィットするように作られているためです。※防寒用の5本指のグローブもありますが、パドルを握るにはかなりごつい感じがします。
 保温性に優れているグローブは、ポギーです。ちょうど自転車のハンドルカバーのようにパドルに取り付けます。普段からパドルを素手で握っていれば素手のままで、グローブを愛用していればグローブの上にも装着できます。
 ↓Palm ショートポギー
保温性は抜群のポギーですが、欠点もあります。まずは、装着の煩雑さです。これについては、主にロングサイズのポギーで生地にコシがない物に共通の欠点です。また、水中での沈脱時に慣れが必要です。(一度、暖かい季節に練習すると良いでしょう。)また、水圧のかかる状況では抜けにくくなることがあるようです。

 これらの欠点は、ショートサイズのポギーや、ロングサイズでも入り口に芯のある素材や、素材そのものにコシがある物を使えばかなり改善されます。

 価格と機能のバランスを考えると、Palmのショートポギーが良い感じです。(私も愛用しています。)

 
 レスキューや写真撮影などで頻繁に(レスキューが頻繁だと問題ですが・。)手先を解放する必要がある場合は、ミトンも良いかもしれません。


 この季節は、さすがにロールの練習をする方はほとんどおりませんが、沈するリスクの高い場所を漕ぐ場合には、水中での頭部の保温が重要です。寒い海水に頭を浸けると、夏の暑い日にかき氷の一気食いをしたときのような感じで頭が痛くなります。ロールをしても、これは同じです。そこで、ネオプレン製のキャップが必要になります。

↓Palm スカルキャップ

 頭の冷えから来る頭痛を大幅に軽減してくれます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿