ぼちぼち日記

手作りとおはなしが好きなモリーさんのつれづれ日記。

映画『借りぐらしのアリエッティ』

2010-08-21 | 映画
久しぶりに映画友達のみにーさんと出かけました。

映画館のチケット売り場で、あらまっ!偶然にも親友と娘ちゃんに遭遇。
わぁ、奇跡だわと言いながら、並びの席に座りました。


映画の方は、ジブリ映画のあの映像の美しさがやはり素敵で、それに音楽がとっても
美しく、癒し系ってやつですね。


しかし、昔はアニメでも実写でも、洋画でも邦画でも、何でも素直に観て感動してた
自分が、いつのまにかひねくれてきたように思えてしまうのです。

何でこうなるの、とか、あれちょっとおかしいんじゃない、と心のどこかで難癖つけて、
よせばいいのにあらさがししてしまっている自分。

アリエッティのお母さん、えらく老けてるなぁとか、借り暮らしじゃなくて泥棒暮らし
じゃないのとか、現代日本の設定なのに、西洋人みたいなアリエッティの家族と、
南方系の男の子が出てくるし、あんなお手伝いさんがなぜ長年雇われているのとか、
あのネコはどうなんだろうとか、あぁ自分が嫌だ、
次から次へと疑問が湧いてきて、まるごと楽しめるというわけにはいかなかった。


終わりに近づいたころ、ふと隣を見ると、親友がハンカチ片手に、涙でぐしゅぐしゅに
なっているのです。
あぁー、やっぱりこの映画はちゃんと人を感動させてるのに、自分が変わってしまったの
かな…
昔から映画を観ると泣く人だったけど、親友は今も全然変わっていなかった。

もっと素直に、素直に、映画も人も、ありのままに受け入れてみましょう、もう少しだけ。