今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

昨今の混ぜご飯は後混ぜが多い。

2018年03月24日 | グルメ
元々混ぜご飯は嫌いなんだけれど、何故嫌いか?を考えた時に、

・ご飯に味が付いているので、他のオカズの味とバッティングする。

・↑当然オカズの風味を把握する事も狂う。

・元々白いご飯でオカズというのが好きなので、1粒1粒の米粒の奥にまで風味が浸み込んでいると、その風味が、喉の奥を通っても永遠に追いかけてくるようで、強い強迫観念の様に常に恫喝されているようでツライから。

等etc・・・の理由がある事に気付いたが、

昨今、米の段階から一緒に炊き込まないで、かく切った煮物をチラシ寿司の様に後から混ぜるレシピを巷でよく目にするようになってきて、アレ?、そういうやり方もあるのね?

・寧ろそれの方が食べたい分だけ混ぜご飯に出来て白いご飯も食べられるし

・米1粒1粒の奥に塩気と野菜臭さが浸み込み過ぎなくて良い

といういう認識から、じゃあ、実際に実践してみた。

 丁度春だし、タケノコ(水煮だから春とか関係ないのかもしれないが、大きいのを買っても余るだけだし、糠での灰汁抜きに時間かかりそうだから)を手に入れ、折角だから様々な大きさに切ってどれが1番楽しい歯応えか?楽しみつつ・・・

とりあえず灰汁が抜け切れていないと困るので、1度先に茹でて、

その後にザルで水気を切った山菜(これも水煮)を入れて2分~3分したら

ザルに茹でこぼしておく。

出し汁にダシの素(←ほんの少しだけ入れておいた)・酒・砂糖・醤油を入れて味を付けて温めておき、

山菜類を入れて煮る(沸騰して灰汁を取ったら弱火)。

20分ぐらい煮たら蓋をして1晩浸み込ます。
炊き立てのご飯も無かったし、無理して急いで作る事も無いなって)

白いご飯を炊いた翌日味が足りなかったら醤油でも足して(ご飯に混ぜるから醤油を効かせようと

火を強めて温め(温かい場所だと悪くなるので冷蔵庫にしまっておいたので冷たい煮物を熱いご飯に混ぜたくは無かったから温める)

ザルで汁気を切り(ご飯がビシャビシャの「つゆだく」は嫌だものね、ましてや混ぜご飯でビシャビシャなんてキモチワルクテ)

ご飯と混ぜる時に、タケノコにはシュウ酸が多く含まれていそうなので、カルシウムと共に摂取するとシュウ酸が結石を生成する変化を押さえてくれるのでオカカを少々。
昔の人は経験的にそれを知っていたのだからスゴいな~って。

最初から入れてダシを~と思ったが熱でオカカのカルシウムがどうにかなってしまったらと?思うと後から入れるのが正解かな?って考えてみた。
(後で調べたらカルシウム・βカロチン・マグネシウム・鉄・食物繊維は加熱しても熱に強く殆ど変わらないらしい・・・←でも少しは変わるって事か?なーんつって)

山菜の味が濃いのと、水気がワリとあるのでべチャッとさせない為に白いご飯の部分が少し多いなあ~って思うぐらいの量で混ぜておかないと、醤油というか煮物っくさくて美味しくない事が解った。
(前々からその事に少しは気付いていたのだが、今回確実に確定)

お、出来たぜ。

美味しかったけれど、、、なんだろう、山菜のほろ苦さがや風味がもっと欲しいのと、山菜の水煮パック自体が酢水に漬けて酸化防止にしてあったので(ま、薬品を使われるよりは良いが)、やはり茹でこぼしたとしてもその酸味は少し残って、うっすら味覚の奥で感じる感じ。

残りの煮汁も酸味があったし。

やはり獲りたてや生の山菜の方が素材の味を活かせてコントロールもし易いんだよな~と改めて実感。

なるほどね~。

あと、タケノコはワリと細かく切った方が食べ易かった、小さい長方形ぐらいが丁度良い?
好みもあるがあまり大きいと。。。



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