今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

日本のチョコも美味しいんだな。。。

2018年03月24日 | スイーツ
チョコはあまり詳しくは無いんだけれど、以前、同僚の友達がスイスとウィーンだかなんだか(国連?)に出張に行った時に買ってきてくれたチョコが美味しくて、
あの頃は(今もそんなにだけれど)チョコがあまり好きではなかったのだが、やっぱり外国のチョコレートって美味しいんだなーって改めて認めざるえなかったのだが、

↑これはウィーンではなくてメイドイン・ジャーマニーだった。
(美味しかったので貧乏性だから箱だけ取ってある)

日本人にも甘過ぎなかったし。

その後、

3月末に、神保町の「いもや」閉店の時、お店側が来て下さったお客様ほぼ全員に感謝の気持ちを込められて配られていたチョコを食べて、うわっ、日本のチョコも美味しいんだなーって。

これは森永だったけれど、手に入る値段でこんなに美味しいものがあるのかーって。
しかも小包装だからちょっとづつ、疲れた時に休憩に食べられる。

まさか「いもや」さんに行ってチョコレートが好きになるとは!!

昔は(←昔を語っちゃいけないな・・・)、芸能人やホスト・俳優でもないのに袋一杯、片手に持てないほど貰って、エレベーターで他の会社の人に「凄いね」とか言われたんだけれど、なんつって。
権力があるお爺ちゃんに妬まれて足を引っ張られたけれど(男の嫉妬は陰湿、なまじ年を取り権力を持っていると国の仕事を使って足を引っ張るから、世の中の多くの人に迷惑がかかる)

因みに、イギリスでは老若男女チョコが好きで、贈り物やちょっとした手土産にはチョコが大活躍らしい。


チョコレートについて調べてみた。

冒頭でも書いたがチョコレートは・・・
「現段階では(=実は少しづつ好きになってきた、『上記のチョコ』と『いもや』のおかげで少しハマってきている)

そんなに好きではなかったが、お菓子も作るシェフと話す時や、お客様・フロアの人・業者さんと話すのに飲食に関わる事は【共通言語】として知っておいた方が良いのかな?って頑張ってみた。
(意外な所で、意外な物事の見方が出来る様になるので、咄嗟の時に判断力が上がる可能性もあり、こんな危険なご時勢で、罠とか詐欺を見破れる?キッカケになる事もあるから、伊達政宗が言うように「正念場では修練した人間的魅力がものをいう」という事がある「かもしれない」というより、それで何度か命まで助かった事が実際に何回かあったから・・・自分で見抜かないと他人は助けてはくれないもの・・・)

・歴史は4000年(中国と一緒の長さ?)
・古代では通貨としての役割を担っていてカカオ100粒=奴隷1人に換算されていた。
・薬用成分として、歯痛、炎症、強壮、解熱等に効果があるとも言われている。
・最初は中身のカカオを生で食べていたが、何かで焼け焦げた時に、その芳香な香りが食欲を刺激したと考えられており、その後、カカオ豆を磨り潰して、水、トウモロコシの粉、唐辛子、食紅のようなもの、数種類のバニラを加え、泡立てて飲んでおり、その疲労回復効果はこれ1杯で1日中歩き続けられると信じられていた。
・16世紀にスペインのエルナン・コルテスが南米を征服し(チョコの神「ケツァルコアトル」の再来だと現地の人々に勘違いされたので征服し易かった)、カカオを祖国のカルロス1世に献上し、フランス→イギリスと拡まっていった。最初、ヨーロッパでは王侯や貴族達が門外不出にしていた為、水と砂糖を加えていたものが次第にお湯になっていったが、そのうちイギリスに伝わる頃には庶民の飲み物として「チョコレートハウス」という場所で飲む事が拡がっており、

そのうち19世紀頃になると、オランダのクンラート・バンホーデン(←ココアのあの人)という人が、
更にプレス機でココアを開発し、それまで酸味が強く脂濃くて消化に悪かったカカオの酸味を中和し(←ダッチングという方法)、脂肪分をカットする方法を開発

1847年:ここで初めて、イギリスの「フライ」社が、体温よりも少し低い温度で溶ける要素を含んだココアバターを混ぜ、食べるタイプのチョコレートが完成した。

それでもまだ苦かったのでミルクを入れて苦味をマスキングしたがまだザラザラ感が凄かったので

スイス人のロドリフ・リンツが粒子を細かくする機械を発明し当時は72時間もかけて滑らかなチョコレートを製造し始めた。

同時頃にゴールドラッシュでわくアメリカにもチョコレートの製造技術が伝わり、ハーシーがペンシルベニア州で「ハーソーバー」を製造し成功したお金で孤児の学校や病院、公園を設立し「チョコレートタウン」と呼ばれるようになる。

現在、カカオの木が生育するのは・・・
・北緯20度から南緯20度
・硬度30~300m
・年間平均気温が27度で気温差が小さい事
・降水量1000mm以上
というかなり限定された条件下でしか、育たないので日本では無理(せいぜい東南アジアが限界)
※木自体は100年はもつと言われている。

カカオの実は「カカオポッド」と呼ばれ、その中に20粒~50粒のカカオが入っており、そのままではエグミがあり、薫りもイマイチなので、高品質のモノはバナナの皮で発酵させ、色がチョコレート色に変わったらエグミも取れて、薫りもあの芳香な香りを醸し出すようになる。

カカオ豆は
・クリオロ種←苦味がマイルドで薫りが独特で病害虫に弱い為に栽培が困難「幻のカカオ」と呼ばれる。
・フォラステロ種←渋くて苦く、薫りも強い為に、病害虫にも強い。
・トリニタリオ種←クリオロ種とフォラステロ種を人工的に交配させたモノで穏やかで栽培し易い。主にブレンド用の豆。

製菓用のチョコ板はクーベルチュールといい「覆う」という意味があって、カカオの含有量で種類が変わってくる。

チョコレートの粒子の大きさは5ミクロン(1ミクロンは1000分の1mm)でここまで小さな粒子の食品は他に存在しないと言われており、その5ミクロン同士を、体温より少し低い温度で溶けるココアバターで包んでいるので、口の中に入れた段階で溶け、その5ミクロンの粒子が自由自在に動く為、口当たりが滑らかに感じる事が出来る。

薫りも元々そのままでは唐辛子の様な刺激臭が強いが、長時間練っているとその刺激臭だけが消えてしまい、芳香な香りだけが残る。

カカオバターは28度前後で溶け始め30度で完全に溶ける性質で、他の油脂成分よりも酸化し難い為に美味しさを長く保つ事が出来る。

ブラックチョコレートはカカオマス(「カカオニブという胚乳部分」を細かく磨り潰してペースト状にしたもの)の配合量は多いが砂糖の量は普通のミルクチョコレートと変わらない量が入っている。

日本で初めてチョコレートを食べた記録は明治6年の岩倉具視・大久保利通・津田梅子が欧州視察に訪れた時と記録が残っているが、もっと前に伊達政宗がコッソリ幕府転覆の為に送った「慶長使節団」の支倉常長がメキシコ経由でスペインへ渡っているので、そこでチョコレートドリンクを飲んだ可能性が高いと言われている。
因みに、初めて製造販売をしたのは両国の「風月堂」だと記録されている。

※チョコレートが白くなる減少を「bloom」(ブルーム)といい「花」又は「植物や果実にふく白い蝋粉」という意味があり
・「ファットブルーム」・・・28度以上で保管環境が適していない時、又は製造過程でテンパリングが不十分だった時に表れる現象
・「シュガーブルーム」・・・冷蔵庫等冷たい所から→温かい所に出した時に起きる現象
保存は20度前後の場所が良いとされている。

カカオ豆はマグネシウム・亜鉛・鉄・ミネラルが豊富で、カカオマスに含まれるポリフェノールは抗酸化作用が期待されると言われ、食物繊維が多く、「ステアリン酸」にコレステロールを下げる効果が期待されている。

世界で1番チョコレートを食べるのはスイスと言われている。
チョコレートの生産量はアメリカ(体系が。。。)
カカオ豆の生産量は、コートジボアール・インドネシア・ガーナ・ナイジェリア・ブラジル・エクアドル等が多いようだ。

日本ではスイスの様な味が好まれると言われ、しかも板チョコの様にチョコレートそのままよりも「アルフォート」や「タケノコの里」・「ポッキー」・「小枝」の様なビスケットやカラッカー等粉モノのお菓子と合わせてマイルドに中和させたモノが好まれると言われているが、それも解らないでもない。



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