今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ウイスキー同士を混ぜてみて

2020年03月17日 | 飲み物
個人でウイスキーをブレンドして愉しんでいる人が居る事を知った!!

ブレンドする人は2パターン居て、

1人はブレンダーとまではいかないが、基本となるシングルモルトウイスキーやカスクストレングスと言われる熟成樽から瓶に詰める時に水で薄めていない度数が強いモノや、原酒を、又は様々なウイスキーを足し、ミニ木樽に2週間以上〜1年以上(「天使の分け前」と言われる蒸発分があるので数年の長期は物理的に無理だが)貯蔵し、木樽の風味を足す人。

もう1人は、自宅とかでバーボンだろうがスコッチだろうが好みのウイスキーを好みの量だけ合わせて飲む人が居るという…

(世の中いろんな人が居るんだな)

で、やはり木樽から始めるのは敷居が高いし、
(最初に木樽を慣らす為にホワイトリカーを2週間寝かせてから、中をキレイにしてウイスキーを詰めるとか…)
高価なモノが多いシングルモルトが勿体無いので(折角の個性を潰すのも忍びない)、
とりあえず半信半疑、家にあったウイスキー同士を1対1で掛け合わせてみた、

この前甘めで飲み易いベンネヴィス(ネヴィスデュー)に、少しデュワーズモルトというかピート香を補う意味で足して、

恐る恐る舐めてみると…
(メジャーカップで35ml同士、ややデュワーズが0.25mlぐらい少ないか?、まあ誤差の範囲)

うわっ、なんて高級な感じの風味になるんだろう?
まるで初めてシーバスリーガルを飲んだ時の様な、あまりにもバランスの取れた上手く言えないけれど風味のカタチとでも言えばいいだろうか?
ベンネヴィスの蜂蜜の様な甘みに、チョコアイスの様な刺激、飲み易いのに重厚な満足感。
トロっとするというか

次に1対1のトワイスアップで水割りにしてみた。

おぉー、水で割ってもブレる事なく大幅な変化もない
時間が経ってもポテンシャルがほぼ変わらず複雑なので飽きがこないから、
シロップの様に舐めながら香りや風味を愉しめる。
これは凄い!!
香りは、イタリアやチリの赤ワインや、トワレっつうの?メンズ香水みたいな少しスパイシーな香りが明確でワリと長くセカンドノートぐらいまで続く。
(←↑昔寿司屋の友達が仕込みで鰤とかを捌き続けると毎日24時間生臭いのでみんなで香水ばかり観歩き、みんなで試香ばかりやっていて、普通2~3種類以上は香りが解からなくなるのだが、子供の自分等は解からないので片っ端から20種類ぐらい嗅いだらアタマ痛くなったことがあって・・・)
そんなエキゾチックさも兼ね備えた、決っして軽いノリじゃない風味の中にキレのある風味。
ワリと手に入り易いウイスキーで、いきなりこれが出来たのは嬉しかったし、ちょっと驚愕だった。

・焼酎もこういう事が出来るのだろうか?
・ワインや日本酒等の醸造酒ではどうだろう?

次の次元や段階にいける可能性があるのかもしれない。



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