今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

マルサラワイン

2015年11月17日 | 飲み物
マルサラ酒、1770年イタリアのシチリア島の西岸部に流れ着いたイギリス人のジョンウッド・ハウスという人がマルサラという街の葡萄が育つ土壌がミネラルが豊富で糖度が高い為、飲んだワインがポートワインやマディラワインのように甘く美味しいと思い、イギリスに輸送したいと思ったが、長い航路で腐ってしまう為に、ポートワインやマディラワインのように、強いアルコールを添加して酒精強化されたワイン。
1833年にフローリオ社がそれまでイギリスが独占していたマルサラワイン市場に参入し、1964年にDOC認定(=原産地統制呼称←産地保護ルールの最高峰DOP認定の前の時代にイタリアで使われていた印、決められた製造工程を1つだけ守ればいい簡易なIGPという印もある、因みにSTGはピッツァ等の「決められたとおりに作りさせえすれば場所は問わない」という印)を受けて世界最大のマルサラワインの大手となっている。

イタリアワインの等級
・VdT・・・アルコール9%以上の手軽なお酒
・IGT・・・1つの地域の葡萄を85%以上使っているもの。
・DOCG・・・5年間DOCを受け続け、やっと試験を受ける資格が与えられたもの。

これがマルサラワイン。

マルサラの色は、白系の金色と琥珀色、赤系のルビー色がある。

ドルチェが甘口で、セッコが辛口(4ヶ月→2年→5年と年数を重ねる毎に辛口になっていく)

『味の感想』
これでやや辛口か?と思うほど、優し気な、まあ~るい甘さ。
度数も17度と他のワインと比べてやや高いのに、飲み易いのでついつい手が伸びてしまう危険性が・・・、そのぐらい風味共に自分は好きなワイン(ワインというか・・・)
リキュールの様な、ベルモットの甘~い様な感じとでもいおうか。
オススメです。

肉料理系のソースにも使えて便利(フォアグラと共に食されたり、ソースに使用したりする)。

世界4大酒精強化ワイン
・マルサラワイン
・マディラワイン
・シェリー酒
・ポートワイン





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