社長つれづれ日記

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なるほど「創業者の精神」とは

2006年04月30日 | ノンカテゴリー
◆◆そういえば

 先週の金曜日のことになるのですが、朝礼の「職場の教養」の中で出てきた、コンビニの店員さんの対応の件で思い出したので、書いておきますね。

 社員の皆さんは覚えていますか。

 コンビニの店員さんが、お使いに来た子供に行った対応のことです。お使いに来た子供が支払いの時にお金が1円足りなかったのですが、店員さんはレシートに「1円足りないから、また、来るときに持ってきてください」と書いて子供に商品を渡し、お母さんに言付けたこと、あの記事のことです。

 そして、その記事の結末は、数日後、お母さんが子供と1円を返しにやってきて、その後、買い物に来てレジに並ぶときは必ずそのコンビニの店員さんのところに並ぶ、という話です。

 皆さんのスピーチの感想では、心温まる対応として発表がありましたね。そして、私たちもお客様とのいろいろなやりとりの局面で、気の利く対応をしてゆく必要を確認しましたね。

 私も同感です。

 そして、浅田君や坂野専務の感想では、「私だったら、その場でポケットから1円出して、レジに足していたと思います」という感想もありました。そのときに、坂野専務が、「なぜ店員さんがあのような対応が出来るのか、そういった気配りが出来るのはどうしてなのか、そこのところが理解したいのだけれど、まだよく分からない」という話がありました。

 「なぜ店員さんがあのような対応が出来るのか」

 そうですね。ここのところが分かると、私たちも気の利いた対応が出来ますよね。

 私も気になって色々考えてみました。その答えは、結局「誰の立場に立って物事を考えているか」によるのではないかということです。

 あの店員さんと子供の場面では、店員さんが子供の立場に立って子供のためを思った場合、どうすれば一番その子供のためになるかということを考えたから、あのような対応が出来たのではないかというです。1円あげるのはその場の解決にはなるのだけれど、そうしないで、レシートに書いて宿題を持って帰らせたことに、子供に対する教育的意味があったのではないかと思うのです。

 まあ、どこまでその店員さんが思ってやったのかは定かではないですが、私はそう思いたいですね。

 私たちの理念の中で、創業者の精神というものがありますが、これは「創意工夫・お客様の気持ちに立つ」です。そういう意味では、創業者はこういう店員さんのような相手の立場に立って物事を考える人であったように思います。だから、多くのファンがいたのだと思うのです。

 長々と書きましたが、色々考えたあげく、「創業者の精神」にたどり着きました。今回の「職場の教養」を考える中で、我が社の「創業者の精神」の大切さにたどり着いたの、は大きな気づきだったと思います。

 今日も昨日に引き続き、ゆっくり休養の取れた一日でした。