社長つれづれ日記

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共育・共実の心

2006年04月21日 | 仕事
◆◆叱る

 「おまえなんしよんや、そんな中途半端なことでええんか!」
 「小さなことの積み重ねが出来るけん大きなことができるんや。手を抜いたらいかん!」
 「なんべん言うたら分かるんや!もう一回やりなおしてこい!」

 私のすぐそばに座っているITソリューション営業部の責任者、N次長の部下に対する言葉です。結構きつい言葉で部下を叱っています。営業経験の浅い部下が多いため、どうしても叱る言葉が多くなるようですが、彼は遠慮なく叱っています。いや、彼からするとまだまだ遠慮をしているのかもしれません。部下の受け止める力も考えながら、おそらく、加減をしながら叱っているのでしょう。そのようなところも見受けられます。

 私はN次長のような武闘派ではありませんが(人の評価は知りませんよ)、彼の愛情は分かっているつもりです。私は日頃から、部下をしっかり叱るには、愛情がなければ叱れないと思っています。ただ、叱るだけなら、知らない間に部下は離れていってしまいます。相手の成長を心から願うからこそ、きちんと叱ることが出来るのです。そういう意味では、N次長のことは信頼しています。

 しかし、私のすぐそばの席で部下を叱るものですから、時々は、私が叱られているような気がして、自分の仕事に集中できないときもあります。まあ、私にとっては、気付け薬になって良いのですが(^_^)。あっと、N次長、私のことは気にしないで普段通りやってくださいね。

 ところで、我が突撃部隊のITソリューション営業部は、今日、明日と五明の野外活動センターで合宿だそうです。スケジュール表を見てみると、今日の夜は青春の居酒屋で、明日は早朝から夕方までびっしり、理念と経営方針の落とし込みをするそうです。営業力をつけるためには、我が社の理念を腹に落とし込むことが必要だと、N次長の言葉です。「ムムム、おぬしできるな」と思っていたら、どうも陣中見舞いを期待しているようです。明日は何か差し入れをして、皆の顔を見てこようと思っています。泊まりがけでの懇親会や勉強会、今回の合宿で良きコミュニケーションが深まることを期待しています。


◆◆切磋琢磨

 「私、何か迷惑をかけているんじゃないかと・・・」と、セールスサポート部のKさんの言葉です。もう一人のKさんが、「なん言いよるん、そんなことがあったら、ちゃんと言うけん。うちの会社は共育共実、切磋琢磨が信条よ、互いが言いたいこときちんと言うて、皆で成長していったらええけん」と言っています。

 「そうや、もっと逞しくならんと」と、そこにいた私の言葉です。

 社内で仕事に集中していると、勢い余ってきつい言葉が出たり、またまた、気が回らないで配慮のない言葉を使ったり、そういう意味では、人間関係を悪化させる原因となる場面があるでしょう。こういう場面が出来るだけ少ない職場が良い職場だと思うのですが、でも、なかなかそういうわけにはいきません。

 ですからこそ、ベースに互いの信頼関係が大切だと思うのです。「良き仲間である」「人生の荒波を共にする、良き同志なのだ」「話せば分かる」「一緒に喜びを分かち合う仲間だ」等々、そういう気持ちを持つことが大切ですね。そして、それらの精神を集約させたものが、我が社の基本理念「共育・共実」なのです。みんな、分かっておいてくださいね。


◆◆伍人会

 日中は期限付きの資料づくりに終始し、途中新入社員採用面接を行い、夜は、久しぶりに親しい経営者仲間との食事会でした。重藤グループ長がマネジメントゲームの勉強会を開催しているのを横目に、急いで食事会に出かけました。

 その食事会は伍人会と呼んでおり、若い経営者から大先輩の経営者まで、5人の仲間で定期的に情報交換を行っています。今日は久しぶりにKさんの顔を見ることが出来、うれしく思いました。色々貴重な話を聞くことが出来て、良い伍人会となりました。