社長つれづれ日記

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着実に

2006年04月18日 | 中小企業家同友会
◆◆第一分科会報告

 昨日の、愛知中小企業家同友会にての、分科会報告について、色々思ったことがありますので、書いておきます。

 今回の私の報告は「良い会社とは」というテーマで、「経営指針の成文化とその浸透」、そして、「科学性のある経営戦略の立案」について、報告をさせていただきました。良い会社になるためには、この二つの要素は大変重要だろうと言うことでのものです。

 今回は80分の報告でしたが、色々質問が出ました。質問用紙で質問を取るというやり方をしましたが、特に、社員さんとのコミュニケーションについては、たくさんの質問が出ました。この状況を見ると、どこの会社も経営者と社員さんとのコミュニケーションについて、色々問題意識を持っているのだと、あらためて思いました。

 社員さんとのコミュニケーションについては、やはり経営者が積極的に社員さんに接してゆかないと、解決しませんね。それも気さくにやることですね。仲間感覚というか、同じ目線で話をするくらいの覚悟がないとコミュニケーションはなかなかうまくとれません。同じ目線になると、社員さんが好きなことを言うのではないかという不安もあるでしょうが、そのような会話の中から、不適切な内容があれば、きちんと社員さんを教育できるスキルも経営者は養ってゆく必要があるでしょう。基本的には社員さんを信頼すると言うことが、まずは大切なことですね。

 それから、やはり良い会社になるためには経営者の信念が大事なのだと言うことも、あらためて確認しました。経営者に「何が何でも良い会社にするのだ」、「必ず良い会社にする」という気持ちがあれば、経営指針の浸透についても計画倒れに終わったり、一回作成したらそれで終わりになったりはしないでしょう。やはり、粘りと根性というか、テクニカルな部分に勝る、精神的な部分が大切なのでしょう。そういう意味では、「科学性のある経営戦略の立案」とか言っていますが、やる気がなければ、絵に描いた餅です。技術と精神が兼ねあって、良い会社作りが進んでゆくんですね。

 私たちの会社は、50年間の歴史と19年間の経営指針の積み上げで現在まで会社を進めてくることが出来ました。これからも、着実に決めたことを実行し、良い成果づくりをしてゆきましょう。私たちがやっていることは、間違っていません。良い会社作りに、着実に向かっていると思っています。皆で頑張ってゆきましょう。