社長つれづれ日記

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幸せになろうよ

2005年12月26日 | 仕事
 今日は午前中、取引先銀行のM支店長と同行で、その銀行のグループ会社であるシステム会社に訪問をしておりました。この訪問はM支店長が仲立ちをしていただいたもので、色々ジョイントをすることで弊社の仕事の広がりが出来るだろうという配慮からのものです。大変有り難いことで、このM支店長には感謝をしております。

 お昼にいったん会社に戻り、午後からは愛媛大学で会議がありました。

 「中小企業評価プログラム検討委員会」というもので、松山市の主催によるものです。参加者は松山市、愛媛大学、各種経済団体、銀行関係と、蒼々たるメンバーが参加をして開催されました。主旨は、中小企業の自己変革と育成支援のためのプログラムを開発しようと言うことです。3年前からこの検討は開始され、今年は何とか周りを巻き込んだ仕組みにしていこうという取り組みです。実は、私の方は3年前からこのプロジェクトに参加をし、言い出しっぺの一人でもあるのですよ。そんなことで、何とかこのプロジェクトが実現の方向に進んでほしいと切に願っているのです。

 夕方帰ってきて、雑務をこなし、T君の個人面談をしました。

 T君は我が社の誇るオールラウンドエンジニアなのです。情報、通信、ネットワーク、制御と、ソフトウェアーからハードウェアーまで幅広く技術を習得し、多岐にわたる様々な顧客の要望に応えていく人材です。そういう点で、大変会社としては有り難い人材ですが、今日の面談ではこんなことを言っていました。

 「社長、この間家に帰って寝るときにちょっと思ったんですよ。このままで、ほんとに幸せになるのか・・・。朝の早くから夜の遅くまで仕事をして、子供の顔も満足に見られない、このままでいいのかなあ・・・」

 言いながら、顔は笑っており、「ちょっと思っただけですよ、翌日は忘れましたから」と私に気を遣って言葉を付け加えてはくれましたが。

 私としては、このような話は心の痛むところですね。

 「まあ、10年先も同じような状況を作らないよう、一緒に頑張ろうね。人を育てることも大事だし、より付加価値に高い仕事をすることも大事だよね。」

 そんな風に返答をしながら、お互い、前向きな懇談を終えました。T君も決して否定的ではなく、今の仕事にやりがいを持っているとのことでした。

 こういう人たちの期待に添うためにも、皆でよい会社作りをしてゆかねばなりませんね。面談のたびに、色々考えさせられる今日この頃です。
 
「しあわせになろうよ」

 頑張っていきましょう。
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