社長つれづれ日記

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殺し合いのない、みなが幸せに生きれる国を作るんや

2005年12月03日 | ノンカテゴリー
 元治元年7月(1864年8月)、一人の侍が雨の中を日本刀を振り回し、空を切り、涙を流し、わめき、そして天をにらみつけ、そして、叫びます。

 「殺し合いのない、みなが幸せに生きれる国を作るんやー!」

「禁門の変」でたくさんの若き仲間が死んで行ったことを嘆き、どうしようもない気持ちから、彼は叫びました。

 彼は「亀山社中」、後の株式会社の前身を作ります。そして、死に急ぐ長州や土佐藩士の気持ちをまとめ、生きること、そして、新しい世界に開かれた国づくりの必要性を説きます。犬猿の仲である薩長同盟を成立させ、後の明治政府の元となる「船中八策」を構想します。

 しかし、志半ばで、1867年11月15日、薩長連合、大政奉還など一連の討幕運動への関与を恨まれてか、京都の旅館「近江屋」にて暗殺されます。

 勝海舟に影響を受け、近代国家を標榜した、当時、立場と意地と武士道が価値観の中心にある時代において、先見の明を持つすばらしい人物だったと思います。


 夕方、テレビをつけたらBS-Jで「竜馬が行く」をやっていました。思わず見入ってしまい、竜馬の叫びとともに、目を熱くしてしまいました。肩書きを捨て、体ひとつで全国を駆け回り、日本の国を変えようという竜馬の姿は、心を打ちます。

 私の考えていること、まだまだちっぽけだなと思います。でも、微力ながら竜馬と共感も出来、この国に役立ちたいという気持ちはあります。

 土曜日の午後、寝転がってテレビを見ていましたが、心の底で、熱い思いが湧き上がってくるのを感じました。

●坂本竜馬
1835年11月15日出生。土佐藩士(郷士。後脱藩)
 幕末の討幕運動に活躍したに志士の一人。歴史上に残る活躍は最後の1年に集中している。
 1867年11月15日、薩長連合、大政奉還など一連の討幕運動への関与を恨まれてか、京都の旅館「近江屋」にて暗殺される。
 暗殺犯は「新選組」「佐々木只三郎(京都見廻組?)」ひいては「中村半次郎(薩摩)」など諸説入り乱れているが、いずれも証言や類推のみで決定的な物証はなく、真相は未だ謎とされている