今朝のチカンペック方面へ向かう国道は完全にムディック状態になっていて、道一杯にバイクが広がって塞いでいた。私は金型屋へ行くとき其の真ん中を走るしかなかった。すさまじい、状態は毎年、増えている。
あちこちで、バイクの接触による転倒があるし、小競り合いもある。フェリー乗船待ちの列でも、小競り合いが繰り返されている。乗船が始まると、人は秩序など、どうでもよくなり、争って、タラップへ圧倒する。大きなダンボールの荷物を頭や肩に乗せて殺到するのです。大混乱、警備員も手を出し様がない。見ているだけである。
ブカプアサは30日に朝から、だそうです。例年、インドネシアでも地方に依って、太陽を観測する位置が当然違うので、その日と特定するのは、前日になる。
日本なら、今日が一年の仕事納めの日。皆さんが、故郷で家族や親せきと楽しい時間を過ごし、栄喜を養ってもらいたいと願う。そして、来月5日には、皆さん、遅れることなく、仕事に復帰して貰いたいと思う。
毎年、問題になるのが、公務員の仕事復帰が遅れることです。ラマダンの前後20日間は、公務員の仕事が極端に遅くなる、審査、認可業務はストップする。ラマダン前の申請は、書類を見るのがラマダン明けから数日過ぎてからになるので、通常一か月で認可されるものなら、この時期二か月掛るとみておいた方が良い。
金型、装置の前金の支払いは会社としてできないので、個人的に前金として何十%を貸すことにし、それを、実行した。代金が支払われた後、返してもらうという借用書を書いてもらっていることは当然です。インドネシアのローカル零細企業と日本の会社との支払い条件が一致しないことが多いので、こういう手段を取ることは珍しくない。裏切られた事は無い。感謝されている。双方満足させるにはこういう方法しかない。
日本へ出している稟議書の不足部分を補うために補足書類をFAXした。多分これで、決済が貰えると思う。前にも書いたが、なんで、私が、技術を提供するのに、面倒臭いお願いをしなければならないのか、納得いかないが、組織というものを無視するわけにいかないらしいので、しようがないか。それにしても、不満である。無償でしかもこちらから頼みこんで、教えさせていただいた技術で、将来に渡って、この会社は何千万円、何億円という利益を得る可能性があるのでから。
予ねて、頼んであった障害の取り除きが間もなく実施されるという情報が入った。なにも売り上げを伸ばさなくても、押出部門として、一挙に100万円/月の利益改善になるし、インネシア人スタッフの負担が亡くなること、受注にブレーキを掛けられていたペダルが外されること、一石何丁にもなる手段である。早ければ早い方が良い。
仕事納めの日の現場と現場事務所、設計のプジアント君が真面目に図面を書いている。私が頼んだ仕事です。彼は、3DCADを自由に操ることができる優れ人です。
混乱 無秩序 小競り合い