アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

682 アチャコの京都日誌  武者と戦った天皇たち  ゆかりのお菓子(偉い人も食べた?)② みたらし団子

2020-04-15 08:13:27 | 日記

② 亀屋粟義 「みたらし団子」

「みたらし団子 ...」の画像検索結果

 

 

 

 

 

「夜店」の画像検索結果

 

 

 

 


 
 今や全国どこでもある夜店の定番「みたらし団子」は、下鴨神社の御手洗川(みたらしがわ)が由来となっている神聖な門前菓子なのである。下鴨神社東側の下鴨本通りに「加茂みたらし茶屋」という看板を挙げている亀屋粟義は日本全国のみたらし団子の元祖だとされる。五つの団子は人間の5体を現わしていて、うち一つだけやや離れて刺してある。それは人の頭を意味していて後の四つは、四肢を現わすと言われている。これは後醍醐天皇が、建武新政の時に下鴨神社を訪れ、境内糺の森の中にある御手洗川で手を漱ごうとしたとき1つの泡が出てきてその後続けて4つの泡が出て来た。その様子を模したものだとも言われている。また、その昔、葵祭の主役である「斎王」が手を清める為に川に手を入れた時の水泡を形どったものと言う説もある。

「みたらし団子 ...」の画像検索結果

 

 

 

 

 


 いずれにしても神聖な菓子が、庶民の大人気の定番菓子になったのである。関東では醤油のつけ焼きで食べるが、こちらは黒砂糖をとかせたとろみのある独特の甘みのある蜜で食べる。夜店で子供たちが服に垂れて汚すのも構わず食いつく姿はおなじみである。ただし、「加茂みたらし茶屋」の店内でいただくみたらし団子は、楊枝で一つずつ丁寧に上品に頂くのである。


 戦乱から戦乱に生きた後醍醐天皇が、この団子を食べたとは思えないが、戦場においての非常食にしたかも知れない。後醍醐を起源にすることになったのは、歴代の南朝方の公家たちが必勝を祈願するために下鴨神社を訪れ、その時に好んで食したと考えたい。


最新の画像もっと見る

post a comment