③ おたふくさん 大報恩寺
・内助の功 おたふくさん 昔は美人の象徴だったのに?
おたふくさんは、お多福・阿多福などと書く。阿亀とも言う。狂言では、乙御前となる。いずれも醜い女性を意味しているようだ。大阪では、「おたやん」と言ったりして、「おたやんコケても鼻打たん。」ほほ骨が張っていて鼻が低い事を言う。
しかし原点は、諸説あるが、天の鈿女の命とも言われる。ご存知、天照大御神が天の岩戸に隠れた時に、裸踊りを披露し、天の岩戸からお出ましいただいた、日本のストリッパーの元祖と言われている神様だ。踊りも姿も美人の誉れ高く、その後、猿田彦の命を誘惑して結婚したという積極的な神様なのだ。その神様が、阿多福さんとなり、いつから不美人の象徴になったのだろう。
大報恩寺には、悲しいお多福伝説が残っている。『本堂の普請を任された大工の高次、重要な柱の寸法を間違えて切ってしまった。替えのきかない柱だったのだ。それを聞いた妻のお多福さん。斗組で調整することを進言する。結果、首尾よく完成したその日に、お多福さんは、自害して果てる。妻の助けがあったことが分かれば夫の顔がつぶれると思ったのだ。』そんなことから大工さん達の信仰が厚く、棟上げ式などに、屋根裏の大黒柱にお多福の面を飾るのはここから来ている。
・七福神にお多福さんが入ってた??
また、七福神に加えて、お多福さんが八番目に加えられたこともある。同様に、福助も9番目になったこともあったらしい。「お多福」と言えば、「ひょっとこ」がつきもの、滑稽なお亀ひょっとこの踊りは、熟練者でないと務まらない高級な芸であるらしい。
・大報恩寺 千本釈迦堂
京都市の上京区千本通の五辻通を西へ入り、山門をくぐると右に、まず眼に入るのが「お亀桜」だ。訪れた時は、節分の日だったので蕾の兆しもなかったが、小ぶりではあるが枝垂桜の枝ぶりが美しく満開の華やかさがうかがえた。さらに右前方に、阿亀さんの大きな石像が鎮座している。本堂よりも存在感がある。先に述べた「高次との経緯」が、書かれてある。
なお、本堂は応仁の乱を含む数々の戦乱と火災から奇跡的に逃れた市中最古の木造建築物であり国宝だ。本尊は、重要文化財の釈迦如来立像、その為千本釈迦堂と言われ
る。嵯峨の清凉寺が、嵯峨釈迦堂と言われ京都の2大釈迦堂である。
12月7日・8日には、お釈迦様が悟りを開いた日であることから、昔から大根炊きがふるまわれる。食べれば中風にならないと言われているが、近年は無病息災、どんな病気にも効果があると多くの老若男女が訪れる。
・おすすめコース
千本釈迦堂~千本閻魔堂~釘抜地蔵~北野天満宮~平野神社
北方向へ歩いて10分ほどで、千本閻魔堂がある。正式には引接寺。本尊が閻魔さまなのでそう呼ばれる。あまり整備されていなくて煩雑だが、千本閻魔堂大念仏狂言が有名で、5月の始めに地元の保存会の方々が素人狂言ながら、伝統を繋いでいる。京の三大狂言というのが、こちらと、嵯峨釈迦堂の嵯峨念仏狂言、壬生寺の壬生念仏狂言で、千本閻魔堂は有言だが、あと二つは無言で演じられる。
釘抜地蔵は正式名石像寺というが、「苦を抜く」ご利益がある。苦を抜く、から「釘を抜く」というしゃれで、境内には、願いがかなったお礼に「釘と釘抜」が奉じられている。仲源寺の雨やみが、目病みに転じたのに似ている。
・平野神社は4月始めの、今が見どころ!!
北野天満宮まで足を伸ばせば、正面鳥居前の、粟餅と長五郎餅は買って帰りたい。平野神社は、京都随一の桜の名所、4月初旬はかなり賑わう。
・内助の功 おたふくさん 昔は美人の象徴だったのに?
おたふくさんは、お多福・阿多福などと書く。阿亀とも言う。狂言では、乙御前となる。いずれも醜い女性を意味しているようだ。大阪では、「おたやん」と言ったりして、「おたやんコケても鼻打たん。」ほほ骨が張っていて鼻が低い事を言う。
しかし原点は、諸説あるが、天の鈿女の命とも言われる。ご存知、天照大御神が天の岩戸に隠れた時に、裸踊りを披露し、天の岩戸からお出ましいただいた、日本のストリッパーの元祖と言われている神様だ。踊りも姿も美人の誉れ高く、その後、猿田彦の命を誘惑して結婚したという積極的な神様なのだ。その神様が、阿多福さんとなり、いつから不美人の象徴になったのだろう。
大報恩寺には、悲しいお多福伝説が残っている。『本堂の普請を任された大工の高次、重要な柱の寸法を間違えて切ってしまった。替えのきかない柱だったのだ。それを聞いた妻のお多福さん。斗組で調整することを進言する。結果、首尾よく完成したその日に、お多福さんは、自害して果てる。妻の助けがあったことが分かれば夫の顔がつぶれると思ったのだ。』そんなことから大工さん達の信仰が厚く、棟上げ式などに、屋根裏の大黒柱にお多福の面を飾るのはここから来ている。
・七福神にお多福さんが入ってた??
また、七福神に加えて、お多福さんが八番目に加えられたこともある。同様に、福助も9番目になったこともあったらしい。「お多福」と言えば、「ひょっとこ」がつきもの、滑稽なお亀ひょっとこの踊りは、熟練者でないと務まらない高級な芸であるらしい。
・大報恩寺 千本釈迦堂
京都市の上京区千本通の五辻通を西へ入り、山門をくぐると右に、まず眼に入るのが「お亀桜」だ。訪れた時は、節分の日だったので蕾の兆しもなかったが、小ぶりではあるが枝垂桜の枝ぶりが美しく満開の華やかさがうかがえた。さらに右前方に、阿亀さんの大きな石像が鎮座している。本堂よりも存在感がある。先に述べた「高次との経緯」が、書かれてある。
なお、本堂は応仁の乱を含む数々の戦乱と火災から奇跡的に逃れた市中最古の木造建築物であり国宝だ。本尊は、重要文化財の釈迦如来立像、その為千本釈迦堂と言われ
る。嵯峨の清凉寺が、嵯峨釈迦堂と言われ京都の2大釈迦堂である。
12月7日・8日には、お釈迦様が悟りを開いた日であることから、昔から大根炊きがふるまわれる。食べれば中風にならないと言われているが、近年は無病息災、どんな病気にも効果があると多くの老若男女が訪れる。
・おすすめコース
千本釈迦堂~千本閻魔堂~釘抜地蔵~北野天満宮~平野神社
北方向へ歩いて10分ほどで、千本閻魔堂がある。正式には引接寺。本尊が閻魔さまなのでそう呼ばれる。あまり整備されていなくて煩雑だが、千本閻魔堂大念仏狂言が有名で、5月の始めに地元の保存会の方々が素人狂言ながら、伝統を繋いでいる。京の三大狂言というのが、こちらと、嵯峨釈迦堂の嵯峨念仏狂言、壬生寺の壬生念仏狂言で、千本閻魔堂は有言だが、あと二つは無言で演じられる。
釘抜地蔵は正式名石像寺というが、「苦を抜く」ご利益がある。苦を抜く、から「釘を抜く」というしゃれで、境内には、願いがかなったお礼に「釘と釘抜」が奉じられている。仲源寺の雨やみが、目病みに転じたのに似ている。
・平野神社は4月始めの、今が見どころ!!
北野天満宮まで足を伸ばせば、正面鳥居前の、粟餅と長五郎餅は買って帰りたい。平野神社は、京都随一の桜の名所、4月初旬はかなり賑わう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます