第14番 御金神社
京都市中京区西洞院通御池上る押西洞院町614
主祭神 金山毘古命 天照大御神 月読命
ご利益 金運全般
金札宮よりも即物的に「金運」を願う神社が二条城近く中京区の御池通西洞院にある。主祭神は金山毘古命(かなやまひこのみこと)という神様。神様の中でも特別古い。神々の祖イザナミノミコトが火傷を負って亡くなる時の苦しみ嘔吐しその物からなった神様である。他に糞や尿、はたまた陰部(ホト)からなった神様もいるのだ。副祭神に天照大御神と月読命を従えているのもうなづける。この金山毘古命は鉱物など金属に関わる神様なのだが、そこから一気に、資産運用や証券取引等の成功、競馬、競輪などでの勝利や、さらには宝くじ等の当選を願う神社となった。金色の鳥居など黄金色に飾られた神社で、霊験あらたかな印象はない。境内はとても狭い。それもそのはずで、もともとは個人所有の地に祀っていたものを評判を集め社殿が造られたのだと言う。近くに、釜座通や両替町通りなど「金」に関わる通り名が多い。茶道の釜職人や金座銀座などの両替商が多く集まっていた為で、本来の意味での崇敬者が多かったのである。
例祭の時に伺ったが、子供の工作で作った飾りなど手作り感満載で親しみは感じたが、願いが叶うかは、「本人の努力次第」と言われたような気がした。世の中そんなに甘くない。