アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

397 アチャコの京都観光日誌 新シリーズ アチャコの京都歳時記 ⑬ 長刀鉾稚児社参 実地見学

2018-07-13 13:33:49 | 日記

ブログを更新した後、八坂神社に行って来た。本日の京都は35度を超える酷暑の中だ。

正装をした長刀鉾の町内の役員たちが、稚児3名を連れて昇殿して祭の無事を祈る。

そして稚児が強力に担がれて出て来た。三位の少将の位をもらった稚児は、地面に足は付けない。

ポスターなどでは、軽々と担いでいるように見えたが、結構きつそうに見えた。

禿2名は、父親だろうか?手を繋いで出て来た。

午後からは、久世稚児社参が行われることが。門に書かれてある。

いつも思うが、母親の晴れ舞台でもある。お綺麗な母親たちも注目だ。

稚児だけは下乗を免れる。

やはり出入りは、南門を使う。去年全面改装された美しい正門をくぐる。

見物人も酷暑の中、京の伝統を感じた。

今回は全部、自分の撮った写真を使った。

 


397 アチャコの京都観光日誌 新シリーズ アチャコの京都歳時記 ⑬ 稚児社参 二つ

2018-07-13 06:54:02 | 日記

7月13日 稚児社参 長刀鉾稚児と久世駒形稚児

「試し引き」の画像検索結果試し引き

この頃からは、京都の町は祇園祭一色に染まって行く。昨日、月鋒などの「試し引き」が行われた。文字通り「試しに引く」のだが、この時ばかりはタブーである「女・子供」にも許される。差別ではない「神事」だからだ。勿論、安全性を考えると、女子供の出番ではない。しかしこの日は、子供達・女性たちが笑顔で引いていく。

「稚児社参」の画像検索結果長刀鉾稚児

本日は、二つの稚児社参が行われる。まず午前は、長刀鉾稚児社参で、「お千度の儀」で紹介した今年選ばれた長刀鉾の稚児たちが、祭の安全を祈願するのである。同時に朝廷より五位の少将の位を授かり、この日を境に完全に特別扱いを受けて、親元からも離れて生活する。この行事を「お位もらいの儀」ともいう。五位の位は、鉾の上から誰を見下ろしても不遜に当たらない十分高い位である。

Ayatokunaka jinja.JPG「稚児駒頭」の画像検索結果綾戸国中神社(左)駒頭をつけた久世稚児(右)

午後は、久世駒形稚児の社参が行われる。これは綾戸国中神社のご神体を(駒頭)付けた稚児の事だ。御神体とは、スサノウノミコトの荒御魂のことである。神幸祭・還幸祭とスサノウノミコトの和魂の神輿を先導して行く。祇園に鎮まった神をいまだ荒ぶる神が先導するのだ。稚児は神の依り代であるから八坂神社の中でも下馬せずに通る。絶対に地面に足をつけない。

「中御座」の画像検索結果中御座 

このように祇園祭は八坂神社と綾戸国中神社の祭りであることが分かる。そしてその儀式が淡々と進む。