『チェ28歳の革命』

2009-01-21 23:33:16 | cinema
移動の一日。

昼前に家を出て、銀座で行われているmちゃんの作品展へ。想像以上に会場は混み合っていて、なかなか記帳さえ出来ない状態。やっとmちゃんの絵にたどりついて、「sold」の赤文字に思わずうるうる。絵葉書とかも飛ぶように(ちょっとオーバー)売れていて、わたしもご祝儀にカレンダーを購入。mちゃんがまだ痩せていた頃に(mちゃんの母談)習っていたバレエの先生をはじめ、古い友人・知人がたくさん駆けつけてくれていろいろ買ってくれているらしいけど、それも彼女の人徳だよなあと思う。まずはめでたし。

やっと人が途切れたところでmちゃんとランチに(きょうは歯医者先生とのランチを断ってこっちへ来たのだ)。近くのカフェで、いかにもカフェのランチという感じのキッシュを食べながら少し話をする。自分の作った物を商品にする難しさなど聞く。
彼女は会場に戻り、わたしはコーヒー飲んでから歯医者へ。余裕あると思っていたのに結構ぎりぎりになってしまい、有楽町から新橋までダッシュする。mちゃんは5分か10分と言っていたけれど、わたしの足は遅い上いろいろと迂回するので(まっすぐ行けばいいところをなぜか曲がっちゃったりするんだよねー、これが)15分くらいかかってしまった。

しかもきょうに限って治療時間が長く、終わったのは3時半近く。慌てて汐留から大江戸線に乗る。ぜえぜえ。

無事に初校の打ち合わせを済ませ、そのまま川崎へ。時間的には十分間に合いそうだったから渋谷のユーロスペースでh田さんおすすめの『チェチェンへの手紙』を観ようとも思ったのだけれど、ユーロスペースは渋谷駅から遠いから(きょうは歩きっぱなしで疲れて、しかもゲラ持っていて重いし)あきらめて川崎のTOHOシネマズで『チェ28歳の革命』を観る。川崎の三つのシネコンすべてで『チェ』はやっている。

『チェ』は、この「28歳の革命」と「39歳別れの手紙」と2部構成になっていて、本当は続けて(4時間半!)観るべきものらしいけど、日本では別の映画として上映されている(カンヌ映画祭では休憩時間にキットカットと水が配られたとか)。

もうとにかくチェはかっこいいのですが、やっぱり(革命のためとはいえ)戦争大好きって感じのシーンは見ていてあまり気持ちいいものではない。市街地で、一般市民を巻き込んでの銃撃戦とか……。調子に乗っちゃった部下を叱り飛ばしているとこなんかは惚れちゃうんですけど。あ、チェは喘息が持病だったというのは初めて知った。そして分かる人にしかわからないけど、やはりY野くんに似てるよねー、チェ。

39歳のほうは今月末から。


昨夜、オバマ氏の就任演説をつい見てしまった。NHKは二人の女性が交替で同時通訳をしていた。まあ、英語で聞いてわかるわけじゃないものの、オバマ氏の生声で聞きたかった気もしました(同時字幕スーパーってできないんだろうか?)。「60年前はレストランにも(人種差別のため)入れなかった父親の子供であるわたし」というようなことを話しているところとか。朝日新聞はリンカーンくらい短いんじゃないかと予想していたけど、結構長かったですね。ヨーヨー・マがチェロ弾いてたり、お祭りみたいだった。さすがアメリカ。