まい泉のカツサンド

2004-12-19 21:14:28 | Weblog
「未来」の割付け。

まじめに遅刻せずに行く。オフセットになって二回目なので、どきどきなのだ。

順調に終わったので、池袋の「ぽえむぱろうる」に寄って「未来」12月号の納品して帰る。
西武のなかを不安げに歩いていたら(何回行っても池袋西武ってよくわからないんですもの)「えんじゅさん!」と声をかけられて驚く。こんな人混みで知っているひとに出会うのは怖い。

思い立って、帰りに西武の食品売り場で「まい泉」のカツサンドを買って帰る。

うちの息子、若者には珍しくマヨネーズが嫌いなんですね。
だからサンドイッチというものをほとんど食べません。でも、ときどき食べたくなるらしくて、そういうときはカツサンドを買うみたいなんだけど、コンビニなんかで売っているカツサンドはまずいらしい。いつかちゃんとしたカツサンドを食べさせてあげたいと思っていたので思い出したのだった。

家に帰って自慢げに取り出すと、なんとお昼にカツサンド食べていたらしい(笑)。しかもそのカツサンドにはマヨネーズがついていたのだとか。
息子は感動して食べていましたが、わたし的にはカツサンドにはキャベツの千切りが入っていてほしいなあ。「まい泉」は上品すぎるかな。


そんなわけで今夜はちょっと食べ過ぎました。


もろもろ、また懸案事項が多くなってきた。
ひとつひとつ、片付けていこう。

さざんかさざんか咲いた道

2004-12-18 21:13:10 | Weblog
きょうは久しぶりに何も予定の無い休日。

何もしないと決めて一日過ごす。

パソコンも、夕方になってメールのチェックしただけ。


平和だ。


夕方、近所のスーパーに買い物。
近くのマンションの垣根のさざんかが満開。
さざんかの垣根は、根本に花びらが散ってすごいことになる。
白花だったら茶変して汚いし、ピンクは毒々しい。あまり美しくない。
散華、という感じなのかな。

帰り道、同じマンションの上の階に住むYさんに会う。
二年くらい前に職場で動脈破裂で倒れ、下半身不随になってしまった。
今はリハビリの毎日で、杖をつきながら近所を散歩するのが日課らしい。
年齢的には50代かな。派手な車に乗って、若々しくて、いかにもスポーツ・ウーマンという感じだった。病気で少し老けた感じはあるけれど、前向きな姿にいつも励まされる。

人生、いつ何が起こるかわからないよなあと、Yさんを見るたびに気を引き締めたい気分になる。

いつだったか、朝会ったときに「あら、素敵なピアスね」とほめてもらったことがある。
おしゃれな人だったから、そういうものに敏感に反応してくれるのだ。
「わたしも新しいの買いに行きたいんだけど、なかなかそういうところには出かけられなくて」とさみしそうに言っていた。

鶏スープかけごはん

2004-12-17 23:30:56 | Weblog
きょうは明治学院の石井さんの講座。

課題は「クリスマス」。クリスチャンの風下に位置する身としては、なんとか力作を!とか思ったけど、クリスマスについていろいろ調べてるうちに変な方向に行ってしまった。
だってさ、マリアがイエスを産んだときの年齢が14とか16とか、そういうの知ってしまうとねえ。

年内最後の日だったので、終わったあと一同で「スカラムッシュ」へ。
きょうはなんとしても「スープかけごはん」を食べるぞ、と。
いや、この店は本当になんでもおいしいので、一回頼んでおいしいと思うと次も同じものを頼んでしまうのね。いつも食べる「いためごはん」はとにかく絶品で、きょうは人数が多かったから「いためごはん」と「スープかけごはん」の両方を頼めてしあわせ。

初めて食べたスープかけごはんも、夢のようにおいしかったです。
ごま油の風味と、ザーサイのこくと、三つ葉のさっぱり感。

おやじ、ほんとにいい仕事してます。

焼き鳥屋なんで、焼き鳥も絶品揃いなんですけどね。



あと一回でこの講座も終わりかと思うと、なんだかとてもさみしい。
みんな同じことを考えていたようで、来年は「連作を作る会」のような自主講座にして続けようかというような話も。

個人的には、「スカラムッシュ」に行けなくなるのもさみしい(普通に行けばいいだけのことだけど)。

むべなるかな

2004-12-13 18:01:30 | Weblog
いつか日記に書いた、近所のなぞの果実が色付きました。

むべだったようです。

アケビとむべの違いは、実が割けるか否か、のようですが、アケビにも割れないまま過ぎてしまうのがいるかもしれないし、むべにもたまにははっちゃけたのがいるかもしれない、とか思ったり。



先週、ちょっと「がびーん」なことが起こって、しばらく前途を憂えていました。
まあ必要とされないことは仕方のないことですし、幸か不幸か必要とされる場所もあるわけなのでくじけずに生きていこうと思います。

しかし、人生って油断大敵ね。
リセットボタンを押すのは自分とは限らないのだ。


というわけで、きょうは「忠臣蔵」の最終回をリアルタイムで二時間堪能しました。
討ち入り直前に女に殺されてしまう橋本平左衛門が悲しかったです。
でも、このエピソードひとつとっても、もう少していねいにやってほしかったなあと思ってしまう。ま、しかたないですけどね、しょせんドラマですから。

昨日の「新選組」も最終回で、NHK大河ドラマの最終回はけっこうよくできているのも多いのだけど、ちょっときれいごとに終わってしまったかなあ。三谷さんだから、ぎゃふんってのを期待していたりもしたのだけど。

9/1001

2004-12-11 18:00:46 | Weblog
息子の携帯の買い換えで手間どり、「朗読千夜一夜」のリハに遅刻。

今回は半分くらいが初めての朗読ということで、演出に協力をお願いした秋月さんと、会場係をお願いした井口さんとで、会場のセッティングからリハまで順調に進めてくれていた。申し訳ない。

予定通りの開場、開演。

トップバッターは石川美南さん。
彼女の連作力はすでに実証済みなので、その朗読にも大いに期待していた。実際に朗読するのはほぼ初めてというのに驚いたが、なかなか堂々とした朗読。散文と短歌との配分もよかった。
面白かったのは、「……の話」という結句で終わる歌による連作。あえて一連の物語性ではなく、一首一首の物語性を押し出してきたところ。やっぱりみなちゃんはタダモノではないね。脱帽。

二番目は森井良くん。
茶髪にブランドものっぽいスーツ姿。リハのときに瞼のあたりがキラキラしていたので聞いたら付けまつげをつけているとのこと。お化粧もしていたようで、ゲイテイスト満載のキャラ。
家族(ステップファミリーもの)やリストカットといった、なかなか際どいところのテーマを題材とした短歌がなかなか面白かった。小道具に長ねぎを買ってきていたのに使うのを忘れたというので、そのねぎはわたしがもらって帰りました。

三番目は山崎聡子さん。
リハのときに「秋雨」のイントネーションがわからなくなり、「あきさめ?」「あきさめ?」とやっていたのがかわいかった。本番でも間違ったけどね(笑)。山崎さんも散文と短歌の配し方がとてもうまくて、「飼育係」という一連はなかなか名作だった。チャイムの効果音もね。

休憩をはさんで永井祐くん。
「そうだ、京都へ行こう」のテーマ曲(byコルトレーン)をBGMに朗読。特に目立った演出は全くないのだけど、やっぱり作品の良さがにじみ出る朗読。一首を二回ずつ淡々と読むスタイルは穂村さんのにも似ているけれど、最近の若者は、どこかこう禁欲的なのかしらね。もっとはっちゃけた朗読をするひとがひとりくらいいても面白かったのにな。

次は橋元優歩さん。
石川美南さんの批評会での朗読が忘れられなくて、今回は彼女を呼びたかったと言っても過言ではない。独特のねばっこい語り口は、彼女の歌風ともあっているようだ。前回の関西弁の会話体が印象に強すぎて、今回はやや普通に聞こえてしまったけれど、やはり充分に魅力的な朗読だった。こういう子が出て来るから、朗読はまだまだ面白いのだ。

ラストは多田百合香さん。
真っ赤な着物姿で登場し、和紙の巻紙をひろげ、自作の短歌と「道成寺」の謡曲を交互に読んで行く。巻紙を読み終えたと思ったら、今度は帯の裏に続きが貼付けられており、帯をほどきながら読んでいく(このへんで一同どきどき)。帯をほどき終わると着物を脱ぎ、黒いタンクトップとロングスカートになったと思ったら胸のところから三角の紙を取り出してまた続く。なかなか刺激的な演出で、そのウイスパーボイスとともに魅力的な朗読でした。

終わったあと、おまけとしてわたしも「はじめてひととつなぐ手のごと」という一連を読んだのだけれど、Mついさんに言わせると「非常に後味の悪い朗読」だったそうです。なんかかえって逆効果だったかしらね、ごめんなさいね。

打ち上げはいつもの「さくら水産」。会場オーナーの田上さんも加わって盛り上がる。

その勢いでなんだかしらないうちにカラオケボックスを求めて池袋へ。
またしてもムーンライダーズのラインアップに驚喜。
朝まで歌い続けるMついさんとAきづきさんにあきれたことでした(最後はおざけんばかり歌っていたよ)。

しなびた長ねぎを持ち、早朝の池袋駅。PSPに並ぶ行列にはつかず、へろへろで帰宅。

息子、携帯を川に落とす

2004-12-08 21:13:15 | Weblog
携帯電話をなくしたり壊したりしたひとの話はいろいろ聞くが、うちの息子は川に落としたんだそうです。

いったいどういうシチュエーションでそういうことになったのか。

と、謎だなあと思っていたのだけど、きょう、会社のひこいちアンディーが教えてくれた。

「それは女ともめて、女に捨てられたんですね、きっと」

なるほど、経験値の高いひとの言うことには説得力がありますね。


いつのまに大人になっていた息子。
かわいそうに。そんな女とは今すぐに別れなさい。


まあ、ことの真偽はわかりませんが。
解約して新しいの買うべきか、サービスポイントとか使って機種変更にするべきか、おもに金銭的な理由で悩み多いきょうこの頃。ぼだふぉん的には意地でも解約させたくないらしいしねえ。

いそいそとぼだふぉんのパンフレットなど貰ってきた息子(きみは何か勘違いをしている)。
でも、表紙のローサちゃんがかわいい。

もうすぐ討ち入り

2004-12-07 12:05:46 | Weblog
テレビ朝日でやっているドラマ「忠臣蔵」。
時間帯が夜7時からっていうので、微妙すぎて見られないことが多いけど(家に帰っていればご飯の支度しているし、そもそも帰っていないことも)、かといって録画して見るほどじゃないとか思ったり。

でも好きなの、忠臣蔵。

四十七士の名前が全部言えるとか、エピソードを諳んじられるとか、そういうマニアではないのですが、12月も半ばになると「ああ、そろそろ討ち入りだなあ」と毎年思うくらい(で、テレビ欄を見ては今年も討ち入りの日に忠臣蔵のドラマがどこかでやっていないかと探すくらい)。

どの忠臣蔵(のドラマ化)を見ても、発端から展開、取り上げられるエピソード、そして結末が(多少の異同はあるものの)ほとんど同じというのが、たぶん忠臣蔵の最大の面白さ。
「このひとこのあと死んじゃうのよね」と言いながら、わかっているのに死ぬと泣いてしまう。

テレビ朝日の「忠臣蔵」は、内蔵助役に松平マツケンサンバ健、吉良役に伊藤四郎というなかなか魅力的な役者を配している。もっと視聴率上がっていいのになあ、やっぱり時間帯が無謀すぎなのかしらん。

で、来週13日はいよいよ討ち入りの回です。2時間スペシャルとかやるらしい。
息子の好きな赤垣源蔵のエピソード(お兄さんにお別れに言って、お兄さんがいなかったためその着物を相手に酒を飲んで帰るという、けっこう泣かされるシーン)もやるらしい。

うーん、録画するべきか。

水耕栽培挫折

2004-12-06 23:13:38 | Weblog
京都行の疲れが抜けない。
からだが重い。
集中力がない。
そしてひたすら眠い。

録画してあった「新選組!」を見ながら寝てしまっていた。
いいところだったのに。来週はもう最終回かあ。

そんなわけで、締切を過ぎている原稿がまだ手つかずです。
ごめんなさいごめんなさい。

昨日家に帰ってきたら息子がひとこと。
「球根、だめそうだったから土に植え替えておいたよ」

がーん。

あんなに丹精していたのに(ほんとか?)

というわけで、なんだか知らないけど水耕栽培キットには葉っぱが浮いていました。
名前忘れたけど、葉っぱから根がはえて増えていくやつです。
しくしく。こんなもん育てたって面白くない。

どこかでまた球根買ってこようっと。

水耕栽培家への道はますます遠いのだった。

ほっこり京都ツアー(その四)

2004-12-05 21:51:49 | Weblog
ホテルに戻り荷物を受け取り、さっきのお姉さんに御礼と報告をしてから再びタクシーで京都駅へ。

そのタクシーの運転手がすごかった。
京都の裏蘊蓄話(ほとんど禅問答)を繰り広げられ、様々などうでもいいことを教えられることに。
「枕半分芸半分」「人間の骨は水」「紅葉ともみじは違う」とかね。

新幹線のチケットを買ったあと、昨晩河野さんから教わった「香煎」を買うため京都伊勢丹へ。
その他おみやげをもろもろ買って、お茶飲んで休憩して、荻原さんれいこさんと新幹線(時間ぎりぎりになってしまい、危うく乗り損ねるところだった。16号車だったので途中から乗って車中を延々移動)。
りえはきょうは神戸らしい。しばらく旅に出るんだそうです。探さないでやってください。

新幹線でまた馬鹿話をしているうちにあっという間に名古屋。荻原さんたちとはそこでお別れ。
本でも読もうと読み始めたけれど、すぐにうとうと。気付いたら熱海あたりだった。

疲れ果てて帰宅。
一生分くらい歩いたような気がする。
なんかでも久しぶりに観光らしいことして楽しかった。
イソさんはじめ、お世話になったみなさんありがとうございました。

でろでろな気分だけど、今のうちに書いておかないともう書けないような気がして。
もう寝ます。

あ、写真は南禅寺の庭です(外の木戸のところから中を覗いて写メってみました)。
でも有名なのは枯山水のほうの庭なんだよね。
ま、「南禅寺はゆどうふ」(byタクシーの運転手)だそうですから。

息子へのおみやげは「辻利」の抹茶生チョコだったんだけど、「辻利」と「都路里」は赤の他人なんでしょうか? 誰か知っていたら教えてください。

ほっこり京都ツアー(その三)

2004-12-05 21:49:32 | Weblog
哲学の道を通って南禅寺まで行くつもりが、気付いたら哲学じゃない道(by斉藤斎藤)を歩いていた。
途中「安楽寺」という寺の前を通り「安楽死みたいだよね」と言ってまた顰蹙を買う。
そのあたりから哲学の道に戻り、少し疲れたので喫茶店で休み、まただらだらと歩き続ける。
途中で野良猫の一家に遭遇。かわいい。

ようやく南禅寺へ到着するも、空腹の四人はとりあえずゆどうふを食べることしか頭にない。「奥丹」という老舗のゆどうふやで「ゆどうふコース」を食べる。ゴマ豆腐、とろろ汁、豆腐田楽木の芽みそのせ、てんぷら、ごはんとお漬け物、というコース。豆腐は意外にすぐにお腹いっぱいになってしまって、ゆどうふ一切れを荻原さんに譲り、豆腐田楽を二切れほど残してしまう。悔しい。

お腹もいっぱいになったので一路南禅寺へ。大きな門を跨いで入ったもののどこが南禅寺なのかわからない。すると、入ったつもりが南禅寺から出ていたことに気付く。
「ということはゆどうふやは南禅寺のなかにあったの?」と聞くとみんなから「そんなはずはない」と総ツッコミされる。

時間もあまりなかったので庭は拝観せずタクシーでホテルまで戻る。