ほっこり京都ツアー(その一)

2004-12-04 21:45:42 | Weblog
イソカツミさんの歌集『カツミズリズム』出版記念会のために京都へ。
ここ二日くらいろくに寝れていなかったので、行きの新幹線でうとうとしてしまう。
熊本からの修学旅行生と同じ新幹線。ときおり嬌声のようなものが聞こえて眠りを遮られる。
しかし「のぞみ」は速い。2時間で京都だ。

駅について「さて」と思っているとなかはられいこさんから電話。同じ新幹線だったらしい。荻原裕幸さんと三人で、とりあえず会場に向かう。会場のロイヤルホテル近くのおそば屋さんで昼食。「京都といえばにしんそばだよねー」と言いつつ、三人とも違うものを食べる。おいしかったです。ビックリドンキーにしなくてよかった(当たり前)。

批評会は穂村弘さんが司会、パネリストはなかはらさんと松村正直さんとわたし。繰り返しやひらがなの多用、幼児性、切実性、秀歌性、価値判断の難しさなど、パネリストの意見はだいたい近いところにあった。会場からは意外に技巧派であるとの指摘や、幼児性があるのはマイナスなのか、といったような反論が出つつ、お風呂のお湯をまぜる穂村さんの明解な司会によって無事に終了。

後半の朗読会では、なかはらさん、塩谷風月さん、田中、正岡豊さん、イソカツミさん、穂村さんの順でイソさんの歌と自作などをそれぞれ朗読。
わたしはイソさんの「東京」という一連と、自作は『退屈な器』から「ことばのほうむかたむいている」を読んだ。イソさんの作品は小さな声でゆっくりとやさしく読んでみた。とても難しいんだもの。
穂村さんの朗読がよかった。

ハロー 夜。 ハロー 静かな霜柱。 ハロー カップヌードルの海老たち。
ハロー 夜。 ハロー 静かな霜柱。 ハロー ついたりきえたりするからひかり。


終わって懇親会。おもに荻原さんと二つの案件について密談。

そのあと二次会。雨のなかホテル近くの「天狗」。
ここで京大短歌会の西ノ原くんを呼び出す。

そのあと三次会。西ノ原くんと松村くん、入交佐妃ちゃん、河野美砂子さんといった大飲兵衛メンバー。あたくし最後は記憶ありません。西ノ原くんにホテルまで送ってもらって帰ったのが午前三時半。

写真はラブリー佐妃ちゃん。