OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

メリー・ウィドウ@草加市文化会館

2010年06月20日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
二週続けて、メリー・ウィドウを鑑賞。

先週は、きりぎりす倶楽部、二人+ナレーション、ピアノ伴奏のこじんまりした舞台。
今日は、ソリスト、ダンサー、コーラスが舞台に乗り、オケが生演奏するという立派なもの。
日本語での上演というのは、両者に共通。

友人に誘ってもらって出かけたこの公演、遠い道のりでしたが、乗り換えは一度だけで、ずうっと座って(しゃべりながら)行けたので、道のりが苦になることはありません。
会場のある「松原団地前」という駅は、日光街道の松並木が残っていて、なかなか美しいところ。
馴染みのない土地に出かけてみるのも、たまにはいいモンです。

この公演は、草加市の合唱団が中心になって実行したようで、コーラスはその合唱団のおじ様・おば様方が舞台の上で美しいドレスを着て歌う。
その晴れ晴れした様子が、なかなかいいモンだと感心しながら眺めた。

それにしても、2週続けてのメリー・ウィドウ、楽しかったよ~!

お墓参り

2010年06月18日 | 家族の話題
午後休をとった娘とランチの約束。
でも、その前に、実家のお墓に足をのばした。

いつも地元でお花を買って持参するのだが、今日はうっかり忘れて出かけてしまった。
最寄り駅で買うと、一束が840円。
「高いなぁ」と、じっくり仏花の束を見ると、けっこう大きな束。
いいや、一束買って、二つに分けて飾ることにしようっと。

お墓までの道を歩きながら、「ねえちゃん、相変わらずケチだよなぁ」と、苦笑する弟の声が聞こえたような気がした。
そう、今でもはっきりと弟の声が聞こえ、姿が見えるような気がすることがある。

いろんな場面で、かなり辛辣なことを言い、顔を見合わせながら共犯者のように笑ったものだった。
仲の良い姉弟で、お互い成人してからは、ケンカなんかしたこともなかった。
そう、最期の半年、ひややかな会話を交わした時期を除いては。(それでも、声を荒げてのケンカだけはしなかった…)

お墓の掃除をし、お線香をあげ、手を合わせながら、その最期の半年のことが悔やまれる。
二年経っても、後悔は薄れることはない。
私の中の申し訳なさが薄れていく時まで、お墓を訪れて、手を合わせたいと思う。

そうそう、お墓の中には、父や祖父母もいるんだった。
懐かしい人たちにも、挨拶を交わす。

弟は、私にとって、まだ懐かしいという感覚はなく、もっと身近な存在。
もう二年もあっていないことが、不思議に思えるほどだ。
そして、その身近な家族がもういない。
この慣れ親しんだ世界のどこにも弟がいないと思うのは、本当に寂しい。

私は本当に恵まれていて、夫も、子どもたちも、孫も、母も傍にいてくれる。
それでもね、あなたの代わりをできる人はどこにもいない。
さびしいよ!

梅仕事第1弾

2010年06月17日 | 料理
2010年の梅仕事、第1弾。



梅ジュース。
地元の安い梅を使って。
少し黄色くなり始めた梅と氷砂糖で。
梅の表面を熱湯で消毒し、焼酎にくぐらせてからビンに詰めました。
光の具合が悪いので、まるで梅干しみたいな色に見えますね。

梅の料理ではないけれど、もう一つ、新作を。



ケーク・サレ。
甘くない、ご飯になるケーキのことを、「ケーク・サレ」っていうらしい。

「フ~ン、そんなのあるんだ~」とレシピを探して作ってみた。(作り方は、いたって簡単!)
まあ、おいしくできたけれど、実際どんな味のものかは、売っているのを食べたことがないのでわからない

中の具は、ベーコン、タマネギ、ズッキーニ、マッシュルーム。
上にトマトのスライスを飾ってみた。

お肉料理の付け合わせ兼パン代わりにするか、簡単なブランチにいいのかも知れない。

梅雨の晴れ間に

2010年06月16日 | 母のこと
雨が多い季節だと覚悟していると、お日様の見える日は貴重に思える。
せっかく晴れているのだから、なにかしなくっちゃ~!ってね。

ちょうど菖蒲がきれいに咲いている頃だと、母と一緒に観に行くことにした。

まず、二人でお昼を。
今日も、ステーキがいいって!
120g、150g、180gのステーキをチョイスして注文するらしい。
まあ、一番小さいのでいいでしょう。
スープ、サラダ、フルーツは、ビュッフェで好きなだけ、という方式。

しっかり食べました。
「このお肉、少しグレードが落ちると思うわ」と母。
確かに、ホテルのフレンチで食べるのではなくて、ほとんどファミレスというレストランだから、そこのところは大目に見て下さい。
何しろ、今日のメインは菖蒲園ですから。

目的地の公園は、緑が多くて気持ちがいい。
日なたはは暑くても、日陰はまさに緑陰で、すがすがしい。




菖蒲も、ちょうど見頃。
たくさんの種類が、いろいろな色・形の花を付けていた。



アジサイも咲き始めていた。

外に出ると、母の顔がすっきりと明るくなる。
たまの外出は、気持ちがいいのだろう。

できるだけ連れて出るように、心がけなくてはね。

3時間ほどの外出だったが、日射しが強くてくたびれたのだろうか。
OT園に帰着し、私が別れを告げても、母は「送っていく」とは言わなかった。
(いつもなら、必ず玄関のところで一緒に来て、いつまでも手を振っているんだけど…)
すぐにベッドに潜り込んで、お昼寝がしたかったらしい。

誰の散歩?

2010年06月15日 | 家族の話題
梅雨の晴れ間、キラキラした陽の光が眩しいこと!

昨日は一日中、家に籠もっていたくちゃくん。
朝から、「散歩に行こう」と、うるさくせがむ。

で、もちろんお散歩に出るんですが…。

この頃のくちゃくん、いざ散歩に出て、すぐの空き地で用事を足すと、一目散に家に帰りたくなってしまう。
「踵を返す」ということばそのもの、クルッと向きを変え、家に向かってダッシュです。

でも、それではいくら老犬とはいえ、運動不足になってしまうので、ここからが私の正念場となるわけ。
膝の辺りをポンポンと叩いて、「おいで~!」と誘う。
それでもダメな時は(たいていダメなんだけど)、小脇に抱えてとにかく前へ進む。
いったい誰が散歩してるんだろうと、疑問に思いながら。

公園で、ひとしきりクンクンさせて、ご機嫌を取った後、「さあ、歩くよ!(きっぱりと)」と声をかけてから、さっさと歩き出す(私が!)
そこまで行くと、くちゃくんもあきらめがつくのか、少し引っ張られながらも、とぼとぼと歩き出す。
きびきび、とぼとぼのコンビがいつものコースを辿って、ちょうど道のりの半分くらいまで来たところに、マーケットの方に行く橋がある。

以前は、この橋を渡ってグルッと散歩をしたのだが、今は決して渡らない。
渡ろうとすると、4本の足を強情に踏ん張って抵抗。
ずるずると引きずっても、決して歩こうとはしない。
(商店に用事のある時は、抱っこで橋を渡るんです!)

しかし、この地点からは、情勢が変わる。
どうも、「そろそろ帰り道だ!」とわかるらしいんです。
私が「さあ、お家へ帰るよ」と声をかけると(かけなくても!)、もうもうシャンシャン人(犬?)が変わったように歩き出す。
シッポをピンと持ち上げて、胸を反らして、少し跳ねるような歩き方。
時には、はりきって走り始めることも。

時々、行きと帰りに同じ方に会うことがあるのだけれど、「あらぁ~、さっきとは全く違う犬みたい」と驚かれるくらいの別犬振り。
そんなにお家がいいんでしょうかねぇ。

というわけで、この頃の散歩、けっこう神経を使う上に、そう軽くもない犬(約7kg)を抱えて歩く場面が多い。
いったい誰の散歩なんだかねぇ{?

そういえば、犬を引きずりながら歩いているのを見た八百屋のオバチャンが言いました。
「奧さんと犬の散歩って、小さい子が車の付いたアヒルのおもちゃひきずって歩いてるみたいねぇ」
たしかにそうかも…

梅雨入り

2010年06月14日 | 季節の話題
朝から(昨晩から?)、しとしと雨。
細かい雨が、濃い密度で落ちてくる感じ。
「今日の雨は良く濡れるわね」という感想にも、素直にうなずける。



時宜を得てアジサイも色づいてきた。
これは、我が家のベランダから見える木。
かなり大きく育って、私の背丈くらいはある。

実はこれ、20年ほど前に小さな鉢植えで購入したもの。
息子が小学校の頃、家庭訪問の時に、お部屋に花がほしいと思い買ってきた。

花の盛りが終わって、ベランダでは管理がたいへんなので、夫がそうっと共有地に地植えにした。
以後、順調に育って、毎年きれいな花を付けてくれる。
青い花が好きな娘は、「どうしてピンクのにしたの?」と非難がましく聞くけれど、ピンクの紫陽花だってきれいです!

梅雨の時期って、ジメジメ、ジトジトでなんとなく憂鬱だけれど、紫陽花、露草、美女柳、そんな梅雨時の花々を想うとちょっと幸せな気持ちになれる。
この時期、落ち込むことがあっても、紫陽花の花をおでこの辺りに貼り付けて(イメージですよ!)、元気に乗り切ろうと思います。

喜歌劇 メリー・ウィドウ きりぎりす版

2010年06月12日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
着ていた服をトイレで着替えて、遊びに出かけるなんて、渋谷の高校生みたい…。
そんなこと、自分がする日が来ようとは、思っても見なかったけれど、今日、やってしまった!

実は、今日は我が家のご先祖様のご供養をする法事。
舅姑の補助をして、長男の嫁としての勤めをきちんと果たし、来てもらった親族を送り出す。
夫には、「じゃあね~」と荷物と一緒に先に帰ってもらった。
そして、時間つぶしに、義妹や娘と一緒にコーヒーを飲みながら、おしゃべり。
二人と別れてから、とあるホテルのトイレで、黒の礼服を着替えた。

出かけたのは、恵比寿。
3週連続で、中西勝之さんのコンサートです。(なんと、幸せなことでしょう!)

今回は、きりぎりす倶楽部(アリとキリギリスのキリギリスさんたちですって!)主催のメリー・ウィドウ。
ピアノの伴奏、ソプラノのハンナ、バリトンのダニロ、そして語りという少人数で、名作オペレッタを日本上演。

ライブスペース一杯のお客さんと共に、楽しく2時間余を過ごした。
力作でした。
そして、熱演!

法事のあとで、どうかなぁと、ちょっと迷ったけれど、やっぱり行って良かった~!

最後のご挨拶の時に、中西さんが、「きりぎりす倶楽部は4年ぶり…」とおっしゃっていたけれど、以前見せていただいた杜子春の時から数えて、もう4年になるんだなぁと、過ぎた日々をしみじみと振り返った。
母のことがまだまだ落ち着かず、落ち込むことの多い日々、あの美声に突き動かされて、「中西さんを追いかけよう!」と決めて、いろいろ聞かせていただいて、ホント、いろいろ救われました。
その不思議なご縁も、もう4年になる。
おもしろいもんですね。




名前談義

2010年06月11日 | 母のこと
OT園で母といつものおしゃべり。

この頃の女の子の名前には「○○子」という名前が少なくなったね。
ricoちゃんの保育園のクラスには、「あおいちゃん」が4人もいるんだって。(「篤姫」の影響らしい)
名前にも、流行があるのねぇ。etc.

そういえば、私のおばあちゃん達の頃は、みんな2字の名前だったねぇ。
「そうそう、ツネとかね」と母。
「ツネさんて、知り合いにいたの?」と聞くと、「私の母親の名前よ」という。

いえいえ、母の母親は「シナ」さん、姑は「ヨネ」さん。
私の知るところでは、「ツネ」さんはいない。

私の指摘に、「そういえば、シナさんだったねぇ、思い出した」と母は認めて、「じゃあ、ツネさんは誰だったんだろう、よく知ってる人だったんだけど」という。
「もしかしたら、白楽のお姉ちゃん(母の育った家の伯母)?」
「ウ~ン、そんな人もいたけど、名前までは思い出せないわ~」
「そう、じゃあ私にも見当付かないわ」

名前を思い出すのが、今の母には一番の苦手。
「私の名前は、わかる?」って聞いてみたいけれど、たぶん「思い出せない」といわれるのが怖くて、できないでいる。

3枚完成~!

2010年06月10日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
夏用の作品、一気に三枚仕上げました。



ティーシャツ。
これは、友人と3m買ったニット生地で、全く同じ型のロングティーシャツを3枚裁って、お揃いのサマーウエアに。
三人揃うところへは着ていかない約束で。(着る場合には、事前にメールでお知らせする約束)



プリーツスカート。
仮縫いの時、ちょっとウエストがきつかったので、脇を少し大きめに縫ったら、ブカブカのスカートになっちゃった!
でも、柄が好きなので、この夏はこれでお出かけしようっと。



ざっくりした木綿の白地にベージュで刺しゅうがしてある生地。
これ、ウソかホントか、フェン○○のブランド生地の流れ品だって。
これも、お出かけ着のつもりで。
白の似合う歳じゃあないんだけど、まあ大目に見てもらいましょ…。

ずううううっと放りっぱなしにしておいた縫いかけを、やっとの事で仕上げた。
もっと早くやれば、来て出かける機会があったものを。

この頃、意欲に欠け、集中力に欠け、なかなか作業がはかどらない。
家の中が散らかるのも、気になるし(夫が家にいると、どうもねぇ~!)。

今日はがんばって作業できたので、うんと自分を褒めておきました。

マンゴープリン

2010年06月09日 | 料理
中華のデザートと言ったら、ココナッツミルクか杏仁豆腐。
どちらも大好きで、家でも時々作る。

マンゴープリンは、お店でコースのあとに出てくれば食べるけれど、自ら選ぶことはあまりない。
つまり、あまり好みではないと言うことだろうか…。

先日、売れ残りのアップルマンゴー2個を安く買ってきて、3人家族で1/2ずつ食後に食べた。
つまり、1/2が残ってしまった。

さあ、この残りをどうしよう?
もちろん、娘に食べさせるか、私がおやつに食べるという、実に単純な解決法もあったのだが、ふと思いついて、もう一つ、今度は安価なペリカンマンゴーを買ってきた。
それから、缶詰のエバミルクも。

そう、マンゴープリンに初挑戦してみたんです。
レシピは、インターネットで検索して、いくつかのレシピを参考に、1個半のマンゴーでできる分量に調整。



型はひまわり型。
色も黄色なので、ぴったり。
きれいなマンゴープリンが出来上がり。



断面はこんな感じ。
果肉を全部ピューレ状にせず、1/4くらいをぶつ切りにして混ぜたので、ちょっといい感じでしょ!

辛口批評家の娘も、意外そうな顔で、「おいしいじゃん!」と言ったので、大成功ということですね。
安くて、簡単で、ちょっと見栄えのいいデザートのレパートリーが、また一つ

参考までに、レシピを下に書いておきますね。

材料(4人分)
 □ マンゴー・・・・    ・・・・2コ
  (半分のは半熟マンゴー)
 □ エバミルク・・・・・・・・・・・80cc
 □ 生クリーム・・・・・・・・・・・40cc
 □ グラニュー糖・・・・・・・・・・50g
 □ 粉ゼラチン・・・・・・・・・・・10g
 □ 牛乳・・・・・・・・・・・・・・100g
 □ 水・・・・・・・・・・・・・・・150cc
 □ 食紅 (赤)・・・・・・・・・・ ・少々

作り方
1、ゼラチンは少量の水でふやかして、温めた水150ccにゼラチン、砂糖を入れて溶かす。
2、マンゴーは、ピューレ状に、少量をざく切りにして取り分けておく。
3、マンゴーピュレと牛乳、江波ミリ句、生クリームをよく混ぜ、好みで食紅で色を整える。
4、2と3をよく混ぜて、型に入れ、冷やし固める。