OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

アンディ先生とさようなら

2006年08月31日 | マジャル語
学期の途中なのに、ご都合でアンディー先生の授業が今日でおしまいということになった。
色々工夫をして教えてくださっていたので、お別れは残念。
最後の従業は、いつものテキストに加えて、「自己紹介カード」の記入を行った。

先生曰く、「マイナーなハンガリー語を熱心に勉強してくれている皆さんだから、これが最後だとは思いたくないんです」
「また、何かの機会に集まっていろんなことができたらいいと思っています」
「このカードは、そういう時のために使わせてくださいね」
住所や電話、アドレスなどに加えて、ハンガリー語を学び始めた動機、興味を持っていること、趣味など色々書き込んで先生にお渡しした。

授業後、先生に誘っていただいて、皆で「和民」へ、ビールで乾杯をして、名残を惜しんだ。
夏休み中で欠席者が多かったため、女ばかり4人でテーブルを囲み、なごやかに談笑(日本語で!)。
授業とはひと味ちがったおしゃべりができて楽しかった。

先生がおっしゃるとおり、これが最後にならず、何かの縁でつながっていくといいなあと思う。
私にとっては、若い志のある人たちとの貴重な接点なので、迷惑にならない程度につながりができ、色々教えてもらえたらとても嬉しい。


夏のスカート完成

2006年08月29日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
午前中から、近所の友人宅で洋裁に励む。
今日のメンバーは、高校時代の同期生が5人。
娘がバイト先からパンをたくさん持ち帰ってくれたので、昼食用に持参した。

洋裁経験者の友人と私が手伝って、初心者3人の作品に取り組んだ。
2人は、木綿のセミフレアースカート。
もう1人は、以前に縫いかけたワンピースの続き。
自分で着るものが自分で縫える嬉しさはなかなかのもので、みんな機嫌良く(鼻歌が聞こえたりして…)それぞれの作品に集中していた。

おしゃべりも止まることなく、口と手を熱心に動かした結果、夕方にはスカート2枚が無事に完成した。
(カメラを忘れたので、写真が載せられなくて残念!)
「明日出かけるときに着ていくわ~」と、喜んでくれたので、私も大満足。

予習

2006年08月28日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
まだ8月だけれど、少し涼しくなってきた。
「暑くって無理!」と怠けていた生地を引っ張り出してきて、今日は朝から洋裁。
生地はずいぶん前に購入した黒地に水玉のジョーゼット。
友人にもらった型紙で、スカートとブラウスを裁つ。
(ブラウスとスカート、それぞれ別の友人からもらって合わせたもの。身長も体型も3人3様なのにいい加減だこと!)

久しぶりの縫い物は、手順が悪くなかなかはかどらない。
3時過ぎまで頑張ったのだが、やっと3段のティアードを組み合わせるのがやっとだった。
今日中にスカートくらいは縫い上がると思ったのに、甘かったなぁ…。

明日は高校時代の友人達との洋裁。
今日はその予習のつもりで自分の縫い物をしたのだが、やはりやっておいて良かった!
あれこれ道具をそろえたり、手順を確かめたり。
夏休みボケのリハビリが少々できたかも知れない。

ひたすら昼寝

2006年08月27日 | 家族の話題
昨日のがんばり(散らかった家の片付け&ご馳走造り)がひびいて、今日は体がだるい。
特に予定のないのを幸い、今日は朝からゴロゴロ。
毎年、夏の終わりはそうなんだけれど、寝ても寝ても眠たくて、いくらでも寝られる。
「夏の疲れが出たのよ」といいながら、グダグダと怠けていた。

今日は日曜日。
OT園へはきっと弟が訪ねていってくれているだろう。
私はパスということにした。

夫と二人の夕飯は、昨日とは対照的に、お豆腐を中心にさっぱりしたものばかり。
「何が食べたい?」と聞くと「豆腐」と答える夫を、昔はなんてつまらないものを所望するのだろうと呆れたこともあった。
でも、古女房となった今では、お豆腐が大好物な夫を持ったことに感謝している。
パックを開けてお皿にのせ、薬味を添えただけで一品になるなんて何てありがたい食べ物なんでしょう!
その上、カロリーも…。


鯛の塩釜焼き

2006年08月26日 | 家族の話題
長男が婚約者を正式に紹介したいと、連れてきた。
いよいよ結婚の日取りも決まり、お相手の親御さんの承諾も得て、「これからいろいろよろしくお願いします」と二人そろって頭を下げた。

数日前から、散らかっていた家の中を片付けたり、今日のためのご馳走を仕込んだりけっこうたいへんだったのよ~。
と、そんなことはおくびにも出さず、「よく来たわねぇ~」と歓迎。
もっとも、そんなことは息子の口からとっくにばれているとは思うけれど…。

母親として二人の結婚を祝う気持ちを表したいと、九州から鯛を送ってもらっておいた。
これは息子にとって意外だったようで、「なんでそんなすごいもの出してくれるの?」と問う。
「だって、きちんとお約束が出来たお祝いだから」
「喜んでお迎えしますという礼儀みたいなものよ」と答える。
長男は感激したようで、「お母さん、どうもありがとう」ときちんとお礼を言ってくれた。
気持ちが通じれば、鯛の1尾なんて安いものです!(そして、ちゃんと感謝を言葉にできるようになった息子の成長に感激)

「ホント、おかあさんて料理作るの好きだね…」と娘に呆れられながら作った料理は、大皿に盛ったお刺身(カンパチ・アジ・生蛸の薄造りetc.) 、里芋と蛸の炊き合わせ、ナスとシシトウの素揚げ、キュウリ・わかめ・蛸の酢の物、アスパラの牛肉巻き等、鯛の塩釜焼き(デザートには杏仁豆腐)など。
蛸の料理が多いのは、鯛と一緒に2kgの大きな蛸を送ってもらったから。
(久しぶりに生の蛸を捌いて、あれこれ料理するのは楽しかった!)

みんなで囲む食卓は賑やかで、楽しかった。
目の前で仲良く顔を見合わせる二人の様子を見ながら、「いつまでも仲良く、楽しい家庭を作って欲しい」と心から思った。
そして姑になる私も、お嫁さんとうまくやっていかなくちゃね!



久しぶりマジャール語のクラス

2006年08月25日 | マジャル語
4週間ぶりのマジャール語のクラス。
2回は学校の夏休みだったのだが、先週は夫の夏休みにつきあっての自主休校。
アンディー先生は始まるやいなや、「先週欠席だったのはどうして?」と質問する。
いつもの「Mi u’jsa'g?](何かニュースは?)という質問には答えを用意してたのに…。

「夫が家にいて出にくかったんだもん」って、どう言えばいいのよ~!
「先週は夫の夏休み。いっしょに夏休みしてました」(ハンガリー語にはnyara'l=夏するという便利な単語がある!)で、どうやら切り抜け、用意しておいた築地への外出に話題を持っていった。
すると、先生の質問。「9時に市場じゃあ少し遅いんじゃない?もっと早い時間じゃなくていいの?」だって。
「商売人の邪魔にならないように、素人が行くときは遅い時間の方がいいらしい」何ていう答えは私の手に余る。
仕方なく、「ちょっと無理だから、日本語で答えますね」(そんな図々しいことするのは私だけ)
ともあれ、久しぶりに聞くマジャール語に耳も心も大緊張

今日は見学者が2人。
9月からアンディー先生に代わって新しくいらっしゃる男の先生と、サッカーをやるためにボスニア・ヘルツェコビナとハンガリーに住んでいたという若い男性。
やはり長く暮らしていただけ会って、ヒアリングは抜群、先生とのスムースな会話に私はとてもついて行けない!
このクラス、9月で終わりだけれど、10月のクラスを更新するのはもう無理かなあ…とちょっとくらい気持ちになった。
でもまあ、おばさんがまごまご足を引っ張っているのもご愛敬なのかも知れない、何とか続けてみようかなぁ…と思ったり。

私が足を引っ張っているかどうかはともかく、このクラスに来ると想像もしなかったいろんな若い人に会えるのが楽しい。
サッカー留学(定かではない、なにしろ私が聞き取った範囲でのことだから)にボスニアやハンガリーに何年も暮らすなんて私が若かった頃には考えられなかった事。
今週欠席だった某大学助教授のNさんは、現在夏休みでルーマニア滞在中だという。
世界中あちこちにでかけてそれぞれがいろんな生き方を追求しているのが、このクラスにいると肌で感じられる。

雨が上がって

2006年08月24日 | 母のこと
4時過ぎに、おやつ(今日はぶどう)やお茶の用意をしてOT園へ行こうとしたところ、急に雨が降り出した。
「これじゃ、お散歩は無理だわ」
「夕飯までの1時間半をどうやってもたせようかなぁ」とちょっと気分が重くなる。

この頃の母には余裕がない。
おやつを食べるときも、むさぼるように一気に食べて、おしゃべりをする余裕もない。
食べてしまうと、ソワソワし始めて「夕飯までにしばらく時間があるわよね」と散歩の催促が始まる。
「今日は雨が降っているから外へは行けないわ」
「あら~、残念ねぇ、でも仕方がないわね」
あきらめてくれるのかと、一瞬ホッとする。
でも、おしゃべりをしている最中に、また同じ問いかけが始まる。
「夕飯は何時からだったかしら、まだ時間があるんじゃない?」
もちろん悪意があってのことではない。
さっきの会話をすっかり忘れているのだ。(自分の希望に添わないことは記憶に残らないらしい)

10~20分の間に、同じ質問を何度も繰り返されているうちに、修行の足らない私はだんだんイライラしてくる。
「いいかげんにして!」と怒鳴るわけにもいかず、窓の外の雨の様子を眺める。
幸いにも夕立は、パラッと降っただけで上がったようだ。
「雨、上がったわよ!お散歩にいけるわ」
母は「あら~、いいの。あなたたいへんなのにねぇ~。ありがとう」と謙虚なお返事。
希望が叶ったときには、ほんとうに良い母なのだ。

とにかく今日も無事に(いつもより少し短めの)お散歩を終えた。

真夏の夜のオペレッタ「こうもり」

2006年08月22日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
バリトン歌手の中西勝之さん、その奥様からメールをいただいた。(うれし~!!)
シュトラウスのオペレッタ「こうもり」を新宿三井ビルの屋外広場で上演するのだとか。
「会場は出入り自由な屋外で。もちろん無料です。
夏の夜、ビール片手に気楽にお楽しみいただければ幸いです。」とある。
これは是非とも行かなくちゃと、友人を誘って勇んで出かけた。

屋外ステージの前には、10数台テーブルが置かれ、脇の方にはビールや枝豆を売る屋台が並んでいる。
開演1時間ほど前に到着したが、すでにチラホラ席取りの人が座って中央のテーブルはもういっぱい。
それでもなんとか端の最前列のテーブルを見つけ、私たちも軽い夕食変わりのサンドウィッチや飲み物を手に入れた。
「こんな気軽な場所で、気楽にオペレッタが見られるなんて、わくわくするねぇ」と友人。
ほんとうにその通り、日本て平和で豊かな国なんだなあということをこんな所でも確認する思いだった。

オペレッタは奥様の宮田佳奈さんの脚本と演出で、日本語で上演された。
彼女の手になると、すじの運びや台詞が多少アニメっぽくなる。
でも「こうもり」は気楽な内容だし、オペレッタは本来が気軽に楽しめるものだった筈だし、終始笑いの絶えないステージを心から楽しんだ。
もちろんステージの性質上マイクが使用されていたので、歌い手は左にいるのに歌声は右から聞こえてくるという不思議な状況で、多少の違和感は感じたけれど。

プレステージと本編の約2時間をなごやかに楽しんで、真夏の夜のお楽しみは終了。
「こんな楽しい催しが無料だなんて」
「退屈するかと思ったけれど、おもしろかった~!」
「また、ミュージカルの時には誘ってね(1月5日~29日日生劇場「スィニートッド」に中西さんが出演!)」
同行した友人に感謝されながら、帰路についた。
ホント、メールでしらせてくれて感謝です!




少しお片付け

2006年08月20日 | 家族の話題
夫の夏休みに付き合って、毎日ブラブラ遊び歩いていたのだが、たまには働いているところも見せなくてはと、気になっていたクローゼットの片付けをすることにした。

日常あまり使わないものをつぎつぎに突っ込んでおいたので、引っ張り出すと出てくるわ、出てくるわ。
捨ててしまうには惜しいと思い切れずにいた、古い傘、アウトドアグッズ、靴等々。
仕分けし、わずかを残して、あとの大部分を処分した。

半日働いて、これで夫への「パフォーマンス」は十分かなと判断して、片付け終了。
でも、あと2箇所ばかり早急に片付けた方が良いところがある。
整理すれば気持ちよく過ごせるのだからと、近いうちに再度挑戦を決意した。

朝ご飯にお寿司

2006年08月18日 | 家族の話題
夫の長い夏休み。
日頃の疲れと暑さでバテてしまって、「どこにも行きたくない」という年も多いのだが、今年は比較的元気。
お盆ラッシュに混じって行楽というほどの元気はないが、毎日近場のどこかしらへ出かけている。
買い物だったり、日帰り温泉だったり…。

そして今日は「築地に行ってみよう」ということになった。
築地といえば、次男のテリトリー、「どこかお薦めの店はないか」と尋ねてみない手はないねとメールで問い合わせ。
「良ければ案内するよ」という答えをもらった。
ま、なんて親孝行なんでしょ!
二人で感激して「よろしくお願いします」

朝8時の待ち合わせ。
電車はお盆休みのため「チョーすいてる」と夫。
そうか…、毎朝私がダラダラと家で過ごしている時に、夫は毎日満員電車で出勤しているんだなぁとあらためて思いを致す。
ほんとに感謝です!!

築地の市場ではまず朝ご飯を食べることに。
息子がお薦め、場内の「すし大」にはすでに長~い列ができている。
「並んで食べるのはイヤだ」という夫の言葉に「すし大」はあきらめて(ちょっと惜しい気はしたけれど…)、他のお店へ。
値段が安いわけではないけれど、新鮮なネタをきれいに作ってある上品なお寿司屋さんだった。
3人ともおいしくお腹いっぱい贅沢な朝ご飯をいただいた。

その後は場内のお店を見て歩く。
みたこともないほど大きなスズキやイサキなどがいて、目を瞠る。
旬の赤貝が殻をむいた状態で並べられてる。(10個ほどで2千円位よ!安いでしょ)
「買って帰りた~い!」と思ったけれど、「上野にでも寄って帰ろうよ」という夫の言葉に泣く泣くあきらめた。
それにしても、これほど大量な魚介類がすべて誰かの胃袋に収まるのかと思うと、空恐ろしくなってくる。
世界一のフィッシュマーケット「築地」は、ほんとうに大きな市場でした。

その後、上野をぶらついて(お目当ての「ルーブル・ルーブル」はすごい行列で恐れをなして退散)から帰宅。
けっこう楽しい夏の遠足(社会科見学?)だった。